投稿元:
レビューを見る
ああードラえもんに会いたいなぁ・・・
良い子じゃないドラえもんや大人なドラえもんも出てきます。
ドラえもんはやっぱり、みんなのドラえもんなんだなぁ・・・
投稿元:
レビューを見る
読売新聞の編集手帳に取り上げらており、興味を持った。確か「自転車で 君を家まで 送ってた どこでもドアが なくてよかった」が載っていて強く惹かれた。
中身は短歌が吹き出しの中に書かれている。
一番気に入った短歌は「」タケコプター 操縦法を 知らなくて ママは空から もどってこない」。
最後の解説があたたかい。ほっこり。
投稿元:
レビューを見る
ドラえもんを知らない人はいないし、登場人物のキャラクターや物語の設定もかなりの人が知ってる。
しかも「ちびまるこちゃん」「サザエさん」と違ってSFファンタジーでもあるから想像を刺激される。
どの短歌もよくできている。
小学生にもわかるし(恋愛がらみの歌以外)。
もっとたくさん読みたいという気持ちになった。
投稿元:
レビューを見る
歌人の枡野浩一がネットで募集し、選句したドラえもんがテーマの短歌集。
ドラえもんは今もアニメや映画をやっている現役のキャラクターなのだけど、その息の長さゆえに、「かつてドラえもんの読者だった」人たち、あるいは世代がとても多く存在する。
のび太より幼いころからドラえもんに親しんできて、今ではパパより年上なんて人も少なくないだろう。
そういう人たちにとって、ドラえもんは望郷の存在で、過ぎ去ってしまった少年時代の形代のようなものなのではないかと思う。
もちろん今もドラえもんが好きか嫌いかと言えば好きと答える人が多いだろうし、だからこそこんな本ができるわけだ。でも、今の「好き」とあのときの「好き」はどこかが決定的に違うのだ。
あの時のドラえもんはきっと、少なくない人にとってただのキャラクターではなかった。友達や兄弟に近い存在だった。今ではキャラクターの一つとして割り切っているドラえもんは、きっと知らないうちに自分のそばから未来に帰ってしまったのではないか――そんな切ない気持ちが、言葉の端々から伝わってくる短歌があった。
「のび太くんみたいに泣けば君がきて助けてくれると思ってたんだ」
この句に出会えただけでも、買ってよかった本だなぁと思う。惜しむらくは、選者の枡野氏が前書きであまりにもドラえもんを子ども扱いしすぎている点である。ドラえもんは小学生にとって先輩であり兄でもあった。いくらなんでも「文庫本」という言葉くらい知っていよう。
投稿元:
レビューを見る
歌人枡野浩一氏選による「ドラえもん」がテーマの短歌作品集。
作者は全国の短歌を愛する人々。
「ドラえもん」というだけでワクワクしてしまうこの感じ。
私たちのDNAにいつの間にか刷り込まれたドラえもん愛。
「ちょっといい気に
なってたな
忘れてた
私のくせに
のび太のくせに」
あ~!いい!とてもいい!!
本を開いて一番最初にふれる短歌。
ここで心をがっしりつかまれた。
いつでも手元に置いておきたい。
ちょっと元気が出ない時、心疲れた時にページを開けばきっと力がわいてくるはず。
投稿元:
レビューを見る
何度も読み返している。
中でも、この歌が好きだ。
「ドラえもん 話を聞いて そばにいて ひみつ道具は 出さなくていい」
投稿元:
レビューを見る
すごく良かったです。ドラえもんがみんなから愛されてることが良くわかりますね。ジンとしたり、ぷっと笑えたりして、心がほっこりとする短歌集です。学生だった頃を思い出したりして、笑みがこぼれました。だれでも必ずお気に入りが見つかるはず。
私は
「自転車で君を家まで送ってた どこでもドアがなくてよかった」
「大丈夫 タイムマシンがなくっても あの日のことは忘れないから」
が好きでした。
全部目を通してからは、気が向いた時にパッとページを開けて「今日の歌」的な読み方をして楽しんでます。今日はコレか…みたいな。
投稿元:
レビューを見る
「ドラえもん 話を聞いて そばにいて ひみつ道具は 出さなくていい」
この詩がいちばん心に残った。
時が経てばまた違ったふうにとらえているだろう、それがいい。
投稿元:
レビューを見る
ふと手に取ってパラパラ読み返したくなる。
あの頃は どこでもドアがなくたって
どこでも行ける ぼくだったのに
ドラえもん無しでここまで生きてきた
自分をもっと褒めてあげたい
大丈夫 タイムマシンがなくっても
あの日のことは忘れないから
投稿元:
レビューを見る
【本の内容】
ぼくたちみんなの共通語=「ドラえもん」の仲間たちや、ひみつ道具を詠み込んで作る歌、それが、「ドラえもん短歌」。
若者に圧倒的支持を受ける歌人・枡野浩一の呼びかけに、全国から続々と寄せられた、傑作の数々。
「ドラえもん」×「短歌」という言葉のひみつ道具を駆使し、みんなの今の想いを詰め込んだ、待望の文庫決定版。
[ 目次 ]
第1章 ぼくたちのドラえもん
第2章 のび太となかまたち
第3章 ぼくたちのひみつ道具
第4章 そこにいるドラえもん
第5章 ねえ、ドラえもん
第6章 さよなら、ドラえもん
[ POP ]
ドラえもん短歌とは、『ドラえもん』のキャラクターやひみつ道具を詠み込んだ短歌のこと。
世代を超えて愛されている名作漫画がテーマで、言葉づかいも難しくないけれど、「僕たちが今進んでいる方向の未来にドラえもんはいますか(仁尾智)」など、世界の見方が少し変わるような歌が並んでいる。
ある歌が採用されるまでの推敲(すいこう)の過程も面白い。
「僕たちが今進んでいる方向の未来にドラえもんはいますか(仁尾智)」など、歌人の呼びかけたお題「ドラえもん」のもとに集まった短歌は、誰もがいちどは夢みた「あんなこといいな」の世界、親しみのあるキャラクター、といった共通言語が、私性と普遍性とを取りもつ。
単行本未収録作品も増補。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
そろそろ今年最後が見えてきたので、今年最後になっても
いいかなな本をと思い手に取りました。
(多分もう1冊は読めそうだが)
本の説明には「全国から続々と寄せられた」て書いてるので
てっきりたくさんの方の短歌が載ってるのかと
思いきや、同じ名前が多い。
選者様が偏ってるのなら嫌だな…と思いかけましたが、
どうもほとんどがセミプロ歌人もしくは歌人として
デビューされた方みたいですね!
どうりでレベルが凄いわけだ。
選者様のコメント(桝野さんなので〼)が
ホロリとくるような余計なお世話なような(笑)。
ところで、選ばれてる中に「東貴博さん」とかも
混じってますが(笑)。
投稿元:
レビューを見る
雑誌で紹介されていたので購入。ドラえもんに関する短歌ばかりなので、昔ドラえもん好きだったなあと懐かしく思いながらすぐに読み終えました。子供向け、というよりは、仕事や恋愛経験のある大人向けな感じ。
投稿元:
レビューを見る
味わい深いなぁぁ。ドラえもんって未来だったり、希望の象徴なんだな。ドラえもんを通した人間模様。きゅんとするなぁ。
15/12/28
投稿元:
レビューを見る
1冊にカウントするとズルしたような気になるほどすぐ読めます。これの前に読んだ『ショートソング』がとても面白くて、枡野浩一の本を数冊購入。これは彼がブログで募ったドラえもんにまつわる短歌集。「自転車で君を家まで送ってた どこでもドアがなくてよかった」なんて、ええやんか。短歌をつくるのって楽しいのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
表紙が良い。
歌人枡野浩一さんが、ブログで『ドラえもん』を題材にした短歌を募集。それを厳選して藤子氏の『ドラえもん』の絵とコラボした短歌集。
意外に恋愛を思わせる短歌が多い。
小学生にも読めるカンタン短歌だけど、大人だとより苦さや甘さがわかりそうなものばかり。
解説の河原涼太郎さんのエピソードも素敵。