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鉄道マニアを自認している自分でも、正直ちょっと読み切るのは辛かったです。昔は走行音や発車メロディのホームページとか巡ってたくらいなんですが。
「音」を活字で表現すること自体が難しいことだというのもありつつ、「音鉄」という鉄道マニアの中でも更にマニアックな分野の魅力を伝えることの難しさが浮き彫りにされたように思えました。
非常に体系的でわかりやすいタイプ別分類や録音方法、録音場所のオススメの記載なので、既に音鉄の魅力を理解している人が、どう始めるか、どう深めるかを学ぶには非常に良い本だと思います。
ただ、なぜ人に怪しまれても、雑音に邪魔されてもメゲずに録音を続けるのか、楽しさや嬉しさがちょっと伝わりづらい。きっと「聞けばわかる!(”百見は一聞に如かず”)」なんでしょうが…。いっそエッセイやコミックでのエピソード形式だったらキャラが立つのでそこらへんが伝わるんじゃないかなと思ったりしました。