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えがったー。挿絵もえがったー。
眉間に皺寄ったりうるうるしたり、でも最後は笑顔になれるお話です。
バニラとかずがかわゆい!
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タイトルがすごく効いてる!
ザラリとした始まりからどんどん話に引き込まれた。
友だちとか親友とかっていう定義なんて関係なくて、相手を思いやることができたら、もう友だちなんだなぁ。
この話、好きだな。
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雨続きで、クラスも僕(沢田直人)も苛ついていた。10日ほど前に転入してきた江本は、太っていて、とろくて、分厚いメガネをかけていて、なんだか女っぽいので、影でオネエと言われていた。その江本がぶつかって、僕のペンケースが落ち、大切な鉛筆キャップが壊れてしまった。僕は江本のメガネをクラスのみんなと投げ合った。江本は這いつくばって泣いて「やめてよ」と言った。偶然 教室に入ってきた女子に踏まれて、メガネは割れた。
江本は帰り道で歩道を踏み外して足を骨折、入院した。
先生がクラスのみんなに問いただした時、みんなで口裏を合わせてウソをついた。江本が女の子のスカートをのぞこうとして、転んで、メガネが飛んだところに、そしてメガネが割れた・・・というウソ。
僕は息苦しくなった。あやまろう。
しかし、一緒になってメガネを投げていた山下と橋口はそう思わなかった。
僕は一人で病院に行った。そこで、江本は思いがけない事を言った。
「きみたちは、うまく先生をだましたつもりでも、ぼくはそんなことで、引きさがるつもりはないからね。必ずリベンジするよ」と。
そして、僕は江本の言いなりに、パシリのようになった。・・・
江本はどんなリベンジを計画しているのか。
それは実行されるのか。
江本にはむかつくが、江本の事を知っていくようになる。
ラストは江本も、沢田もかっこいい。男子の友情物語。
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蒸し暑い梅雨の季節、アレルギーが出てむしゃくしゃしていた僕は、腹いせに最近転校してきた江本のメガネを友だちとキャッチボールのように投げ合った。そして、メガネを受け損なって…
タイトルと物語の始まり方からして、「どうやってこの物語は終わるんだろう?」心配になったんですが、見事に完結していました。「相手のことをわかろう、知ろうとする」ということが物語の背後から伝わってきます。そして、自分自身から逃げないこと、許すこと。ただひとりだけ、あまり描かれなかった登場人物が気になりますが…それもまた、作者の意図なのかな?何はともあれ、子どもの強さと優しさを見た物語でした。
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転校してきたばかりの江本のめがねを割ってしまった。しかもそれを本人のせいにして。その日の帰り道、江本は転んで骨折し入院した。病院にあやまりに行ったぼくに、江本は言った。「必ずリベンジする」 その日からいやいや江本のパシリのようなことをしているうちに、ぼくは江本の意外な一面を知る。そして二人の間に微妙なつながりができはじめて…。
なんだか自然で、ほんとうにここにいる子どもたちの話という感じ。大感動!ではないけれどちょっとホロリとしてしまう。で、ちょっとあったかいわけよ。
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ちょっと太めの転校生江本は、オネエっぽい。雨でなんとなく皆が鬱々としていた時、江本のメガネを皆でふざけあい、結果割ってしまった。強度のメガネをかけていなかった江本は、道路の段差で転んで骨折してしまう。
なぜ江本のメガネが割れたのか。質問する担任に、クラスのみんなは自然と江本のせいにしてしまう。メガネを割ってしまったこと、それが原因で骨折してしまったことに、ぼく・沢田は責任を感じお見舞いに行く。
一人個室にいた江本は「リベンジする」と言い放つ。そこから、主人公と江本の不思議な関係が始まる。
小学生のイジメ。よくある今時の児童文学。全体の三分の二くらいまでは、なんかこれヤダッタカモと思って読んでいたのだが、本当に最後のところはホッとできて、良かった。
挿絵のさわやかさで、だいぶ救われている。挿絵なかったら、結構暗かったかも(考えすぎ??)
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小6の1学期、沢田は転入生の江本の眼鏡で遊んでいるうちに、眼鏡が割れてしまう。帰り道で江本が段差で転び骨折したときき、意を決して謝りに病院を訪れた沢田に、江本は「君のしたことを許さない。絶対にリベンジしてやる」と言い…
スカイエマの挿絵がこの作品の世界に光を与えていると思う。この表紙とタイトルでなければ手にとらない人は多いはず。
内容的には、夏休みに育まれた友情関係とそれぞれの成長。平成の時代は沢田よりも江本の家庭が多いのでは、と思う。それまで深く考えたこともなかった「それぞれの家庭の事情」が気になり、気遣いつつ関係性を築いていく年代にさしかかる、その微妙な変化を描いていると感じた。
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最初のメガネをほうりあうシーンは気持ちがざわついたけど、すぐに切り替わり、読み進めることができた。
初めはびくびくで江本のいうことを聞いていたけど、だんだん彼のことを理解するようになり、友情と気づかないまま、心が近づいていくのがいい。
江本の父さんもよかったあた。
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小6の直人のひと夏の成長物語。
クラス全員で転校生をいじめてしまうという場面から始まるが、お互いを知ることでやがて友情が生まれる。
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読み終わったあとすこく気持ちがよかった(^^)
みんながみんな、江本くんのように人を許せたらいいのになと思う。
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中学生向けなんだろうが、実はなかなか深いテーマが隠されていて、読みようによっては大人でも考えさせされる。よくできた小説。
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インパクトのあるタイトルに惹かれて手に取りましたが、
意外とありきたりな設定と展開でした。
もう少し「いじめられっ子のリベンジ」らしい話を期待していたのですが…。
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イライラしていてつい意地悪してしまう事ってある、調子に乗って、ひっこみがつかなくなってしまう事ってある。それを認めて挽回しようともがく主人公。それは分かる。
が、いじめられる側の少年に今ひとつ感情移入できなかったなあ。
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子供の本を何気なく手に取って読み始め、気になって最後まで。
いじめがテーマの子供向けの内容だけど、最後は明るくいい形の終わり方。いじめのきっかけって確かにこういう感じなんだろうと思うけど、なかなかこの本のようにいい方向に向けるのが難しい。
罪悪感でもやもやした時に行動する勇気とか、いじめに直接関わってなくても注意や報告する勇気とか、こういう本が助けになればいいなと。
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誰でもイジメの加害者になるけど可能性がある。彼をイジメてしまった僕は、とても後悔して、罪悪感も感じるとても心優しい子でした。そのココロがあれば皆イジメをやめられると実感しました。