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紙の本
じわじわと、面白くなってきた!
2011/02/06 13:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る
青木先生の新シリーズ2巻目です。
童話の挿絵のような扉絵は、嫌いではないけど、もう少しかわいらしく描いて欲しいなあ。
特にヒロイン。中のモノクロ挿絵はまだ良い感じなので、カラーが苦手なだけ?とも思いますが、好きな作家さんだけに、微妙な感じです。
1巻目は、正直言ってキャラクターに慣れず、なんとなく読み終わってしまったので、2巻目はどう展開するのかな、と思っていました。
フランスの架空の港町アーブルに家出してきた小国ヴェルヘルの王子ヨアキム・フェルディナンド(レッド)と、彼の家庭教師として雇われていた、英国の没落した名家の娘リリーベル・シンクレア。
王子様と家庭教師というなんとも不思議な組み合わせです。
そのうえ、偶然なのか、必然なのか、アーブルで二人が出会った英国人アレックスが絡んできて、これからどう転ぶのかは、まさに霧の中という感じ。
不思議といえば、レッドが持っている不思議な予言の力。
彼が視る未来の絵は「確定」という言葉とともに語られ、リリーベルはそれを無条件で信じて受け入れ、アレックスはいぶかしく思いながらも理解しようとする。
この二人のレッドに対するうけとめ方の違いが、そのまま行動に現れているのが、面白かったです。でも、レッドにとっては二人とも「何も考えていないくせに、思いもつかないことをする人間」なんですよね。
それが、14歳のレッドにこれからどう影響していくのか、楽しみです。
すこしずつ霧が晴れてゆくように、じわじわと面白くなってきました。
ここからでも楽しめますが、個人的には1巻から読み始めたほうが、人間関係がわかりやすいかもしれません。
次巻も楽しみな一冊でした。
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