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この本では、東日本大震災で津波に飲み込まれた町や、被害の大きさ、亡くなった人数などニュースで報道されない、そこにいる家族や個人の物語に触れることができた。
自分は、被災地の方々に何かできるだろうか、
政志のように被災の現場に向き合う勇気を持てるか、とても考えさせられた。
好きな文章↓
あの頃は、父がどんな気持ちで自分たちの写真を撮っていたのか、政志はわからなかった。でも、写真家になった今なら理解できる。
自分の一番大切なモノを、写真に撮って残しておきたかった父の思いを…。p.238
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いつもは映画の原作は読むものの、ノベライズは滅多に読みません。
でも今回、縁あってノベライズを読んでみました。
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映画『浅田家!』の小説版として書き下ろされたフィクション。視点や語りの切り替わりにやや違和感があるのはしかたないかもしれない。ただ、写真家・浅田政志が家族や周囲に支えられて写真というもののあり方を見つけていくさまがとても良かった。家族写真から家族のあり方が見えてきて、病児を抱えた家族や震災を経験した家族などの様々な写真が明るい未来へ繋がっていることに涙してしまった。実際に撮影されたであろう写真も載っていて、誰かを笑顔にするための写真は良いものだなと思った。
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泣いてしまう。
我慢しても、泣いてしまうんです。
バスの中で、読みながら涙が出てきて
どうしようと困ったのを覚えてます!
ノンフィクションな内容は
主人公がカメラを通して人生を見つめて
戸惑いながら、自分にしか撮れない写真を
探していく姿が心に染みました。
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小岩cochiに馬場さんのライブを聴きに行った時に同じく恐らく荻原亮さんを聴きに来ていたのであろう女性とお隣になり、その方が「今、友人から勧められて本屋で買ってきた!」とおっしゃっていた本。早速買って読了。 実話を中野量太監督が小説にしたもの。主演はニノ
付箋
・父から譲り受けた「Nikon FE」
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油断してた。
こんなに泣ける作品だとは思わなかった。
写真で届ける家族の幸福の形。
バカらしくて笑えて泣ける、家族の写真を撮り続けた写真家の浅田政志さんの物語。
"自分の撮りたいと思ったものを撮る"
写真家としての生き方やこだわりも尊敬できる。
是非、実際に撮られている浅田政志さんの写真集も見たい。
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映画を、先に見てしまったけど、細部が、深まって読んで良かった❗
お話が、わかっていても、じんわり感動する所は、全く同じ!浅田家の楽しくあったかい家族、人柄、とても大切な事が、底辺に流れていて心が、洗われました❗
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家族の温もりに涙した。昔、住んでいた町が水害にあったとき、同じように一枚一枚写真の洗浄をして家族に渡したことがあった。意外と水に強い。丁寧に扱い乾かせば綺麗に復活する。今や欠かせないスマホやデジタルカメラは何度も撮り直しがきく便利なもの。ただ今回は、本を通してフィルム写真の良さをあらためて実感する。
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映画の小説版。映画を先に観て本を読みました。著者が監督だし、ほぼほぼ読みながら映画で観た映像がよみがえった。
小説があって、映画版が作られると、このシーンは映画にはなかったなーとかあったりするけど、
そういうのは無くて、本を読んでいるけど、映画を観ている感覚にもなれた。
写真も映画の中の写真で。
いい家族ですねー、浅田さんち。
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とても面白かったです。何度笑ったことか。
浅田家は一風変わった家族です。
家事を担うユニークなお父さん、看護婦としてバリバリ働くお母さん、きっちり真面目な長男、そして愛されキャラの自由な次男。カメラ好きのお父さんが年賀状のために、毎年、兄弟の写真を撮ることが恒例行事となっていました。
そして、次男の政志が十二歳の誕生日に、父からカメラを譲り受けたことから、政志のカメラマン人生が始まりました。
写真専門学校に入学した政志は、最初の一年こそ真面目に通ったものの、次第に物足りなくなり、刺激的な夜の遊びに夢中になり、学校もさぼりがちになりました。
卒業するためには、卒業制作で優秀な作品を出さねばなりません。テーマは、たった一枚の写真で自分を表現すること。
「一生にあと一枚しかシャッターをきれないとしたら何を撮る?」
担任の先生の言葉にガツンと衝撃を受けた政志が出した答えは“家族”でした。
政志が小学生の時、包丁を落として足を切って大量出血の父、母の勤めている病院に知らせようと駆け出し転んで顎を怪我した政志、その騒ぎを聞きつけ二階から降りてきた時、階段を踏み外し額を切った兄、そして母の病院で家族全員集合、その“浅田家”らしい出来事を政志は再現して写真に撮ったのです。
学校を卒業してからも、政志は“浅田家”を撮り続けました。
父の夢だった消防士、母がやってみたかった極道の妻、兄の夢カーレーサー。
そんな“浅田家”の写真を持って上京した政志でしたが、なかなかカメラマンとして認めてもらう機会に恵まれませんでした。
しかし、政志を支えてくれた幼馴染の若菜、出会った小さな出版社の姫野のおかげもあり、写真界の芥川賞と言われる木村伊兵衛写真賞を獲ることが出来たのです。
それから、さまざまな家族の写真を撮った政志。
しかし、病気の息子と一緒に家族写真を撮ってくれという依頼を受け、家族写真を撮った政志でしたが、初めて後悔することになります。
写真の力を初めて疑った政志。
そんな時、東日本大震災が起きます。
初めて家族写真の依頼を受けたのは岩手県野津町の高原家でした。
いてもたってもいられなくなった政志は車で駆け付けます。
しかし、そこは想像を超えた状況でした。高原家の安否も分かりません。
自分の無力さを感じている時、泥だらけの写真をタオルで拭いている青年を見かけます。思わず駆け寄って声をかけ、手伝う政志。
ここでも様々なドラマがあります。
思い出の写真を見つけて感謝する人もいれば、安否不明の家族がいて政志たちにやりどころのない思いをぶつけてくる人もいます。
幸せの瞬間を切り取った一枚だったり、その時の感動を映した一枚だったり、写真には様々な思いが入っています。時はどんどん進んでいくので、今この瞬間を残しておくことは出来ないです。でも写真や映像があれば、その時をまた再現することが出来るのです。
写真の洗浄は、被災された方の大事な思い出を尊重する活動だと思います。
まだお父さんが行方不明で見つかっていない女の子の、家族写真を撮って欲しいという願いを叶えられずにいる政志。
政志にもまだ癒えない傷があって、それを癒してくれるのはやっぱり“浅田家”でした。
“浅田家”は楽しい家族ですが、やっぱり大変だと思います。
それは「泣き虫やと、浅田家の嫁は務まらんよ、苦労ばっかりやから」という浅田母の言葉からも分かります。
そんな“浅田家”の家族写真の仲間入りした若菜。良かったです。
家族の絆と人との繋がりの物語、“浅田家”。
お薦めです。
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今住んでいる県内が舞台なので猛プッシュされていることもあり手に取った。
前半はテンポ良くコミカルに進んでいき、(コスプレした家族写真撮るのにノリノリの両親が微笑ましい)そのテンションで読み進めていたらとある家族との出会い、震災と物語が急変しそこからは涙涙で読む手が止まらなかった。
スマホで簡単に撮影出来るけどプリントアウトしてアルバムにするところまでは出来ていないし以外と家族全員で撮った写真って少ないなとしんみり。
これから子供達の写真いっぱい撮っておこうと心に決めた。
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自分のしごとの存在意義を考えることって、
誰しもあると思うし、それをどう乗り越えるかって、岐路ですよね。
・
家族写真で賞を取ったカメラマンが主人公のフィクション。
コミカルに進む前半と、東日本大地震を描く後半で色が全然違います。どちらも好き。
・
震災に打ちのめされ、写真が持つ意味を問い、カメラを持てなくなる苦悶よ。
・
映画化もされてます。
嵐の二宮くん&妻夫木くんで♡
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家族をもっと大切にすることはもちろん、自分にできる家族孝行を十分にしたいと感じた。
また短い人生の間でであう身近な存在となる人を支え、支えられたりしながらもっともっと大切にしていきたいと感じた
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あっという間に読み終わった。
主人公のヒアリング力、
仕事でも活かせると思った。
「撮りたい」と思わないとシャッターを押さないと言う
プロとしてのこだわり。
すごい。
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映画が話題になったので読んでみた。家族思いを写真で表現する、オリジナルを生み出し、震災を機に写真を見つめなおすことなる。一貫して人間思いで優しいストーリー