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アンタッチャブル柴田秀嗣こそ動物園の救世主となれる男かもしれない。
彼の動物好きはファンには有名で、コントや動物番組、ラジオやブログなど、さまざまな媒体で動物ネタを披露してきた。そして2009年にはついに本を出版、「アンタッチャブル柴田英嗣の日本一やかましい動物図鑑」である。この出版を機に、柴田は芸能界一の動物通として活躍の場を広げつつあった。そのとき例の・・・謎の休業(2010年1月~2011年1月)が起きてしまった。終ー了ー。おれ号泣。
いや、あきらめてはならない。獅子は密かに牙を研いでいたのだから・・・!
休業中に相方の山崎弘也と絶望的な差をつけられたとも聞くがとんでもない。柴田史上、今が最もキレている。TBSラジオ「LINDA!~今夜はあなたをねらい撃ち~」のとくにポッドキャストが凄いんだわマジで。
そう思っていた矢先にキタコレ!!
2012年10月、「アンタッチャブル柴田英嗣の日本一やかましい動物図鑑2」発売ッ!!
「やかましい動物図鑑2」の面白さは筆舌に尽くしがたい。
誰も知らず、ゆえに興味なんかない動物について、生物学的に正しい話をするだけで笑えるという驚異。「知ってる人にだけ面白い話」が柴田フィルターを通すと「誰もが爆笑話」に変わる。ようするにキモい話がキモくない。オタクの皆さん朗報です。柴田秀嗣になりましょう。ムチャゆうな。
読後の生活は一変するに違いない。
図鑑の動物をテレビや動物園で見かけた日には、図鑑で得た情報の真偽を確かめたくなって一生懸命観察したり、そばにいる人にウンチクを語りたくなったりする。さらには自分独自のツッコミを模索してみて周りから白眼視されたり。例:おれ。
人々が、動物を通して日々命を気にかけて、その驚きを他者と共有したくなる。これって動物園が目指していることそのものじゃないやろか。
動物園救世主伝説が今はじまるのか。柴田現るところに乱ありと言ってな・・・。言うな!