紙の本
やっぱりダメだった…
2002/02/04 01:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る
バッグパッカー臭プンプン。旅本作家(私の中ではそういうジャンル)って人数が少なんですよね…。人数が少ないから読まざるをえないというか…(^^;。旅には色々な形があって、それぞれに楽しいと私は思います。何のジャンルでもそうなのですが「〜至上主義」っていうのは、ちょっとね…(苦笑)。
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何だかんだでたまに手に取ってしまう下川裕治氏の著作。確か本書が初の講談社文庫での著作です。その後同じ色合い(茶色)で、講談社文庫は旅行本(バックパッカー的旅行本)をたくさん出版していきます。
第1章は軽くアジアでの旅行体験や出来事を面白おかしく伝え、第2章を挟み、第3章は少し真面目に、変わりゆくアジアそして自身を考察しています。ごくたまに著者が見せる、切ない文章は意外といいです。共感できる部分も多いし…。
解説は小林紀晴。
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アジア貧乏旅行のプロ(?)の著者による旅行記。
旅先でのハプニングや、貧乏旅行のノウハウなどが紹介されており
気軽に読める一冊。
アジア旅行に出たくなってしまいます・・・。
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読んでる間はアジアな気持ちに。
何気に読んでいるだけでアジア特有のまったりスローな空気が漂って来る
あごをだしてしまいそうな暑さの中で、せいいっぱい働いている。それを見て、日本人は怠け者だなあと感じてしまう。
それでも世界はまわっているのである。
タクシーの運転手と喧嘩しながらも、空港から安宿へたどり着くこともできる。
ご飯をたべて楽しく生きていくこともできる。
日本人ってなんて忙しいんだろう?
ゆっくりでいい、自由でもいい。
生きるスタイルに正解がないことを確認するために旅をするのかな。
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中国に行ってきたのでなんだか懐かしくて。ぶっ壊れてるビルや道路ド汚い便所 野良猫野良犬やる気ゼロのウエイトレスまがい物三昧下痢地獄洪水スコール野外麻雀誘惑娘と富豪男爵とド渋滞めちゃくちゃだな。なんかごっちゃごちゃ。だからかな。生きてるなあって。汚いテーブルに汚ならしく皿が幾つも並んで食ったら最高に旨い。こんなに食って300円で。楽しいなあって。ありがとうって。そういう台詞をたくさん心に並べはじめる。日本に帰っていつも通りボクはマジメにせっせと働く。日本人は裕福だからいいって。ワタシタチハチガウって方々でいわれた。反論はしない。何もいわない。ただ美味かったと手を合わせる。バックパッカーたちはけっして貧乏ではない。見聞を広めに行く。逃げ込む。追い込む。自由になる。思考する。自分を変える。いろんな理由はいろんな自分がいるからだ。そのなかでどうやってそれが幸福であるということにやがて気づくかだ。と。なんちゃって。
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アジアの旅の香りが記された書です。かっこよくなく、何となく漂う。若者の心を刺激するものではなく、無責任でいいなあ、という感じ。でもこれが旅でしょ。道中記ではなく。
羨ましい。そんな無責任に言うなよと叱られそうだけど、いいよね。
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第2章の貧乏旅行実践講座が面白かったです。
下川氏の作品を読んでいて共感するのは海外貧乏旅行での「あるある!」を淡々と描かれているところです。
著者の主義や思想があんまり文章の前面に出てしまうとその旅がされた当時の時代背景(当時の実像)が見えにくくなってしまいがちです。本書を読んでいると90年代前半のアジア・日本はそういう時代だったのか。。。と思いを馳せられるのです。
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夕暮れどきにアジアの街に着く。肌が熱帯のとろりとした空気に包まれ、肩の力がスーッと抜けていく。忙しかった日常の垢も溶けていく。日がな一日、茶屋で人々を眺めたり、あてもなく街をぶらつく―怠惰に過ごすという快楽。貧乏旅行の達人が、アジアの旅の魅力と極意を綴った痛快・愉快・トホホな旅読本。(裏表紙)
前半はあらすじどおりですが、後半は少しシビアな話も含まれています。
今まで読んできた作者様の著書ではあまりそういうネガティブな話題が少なかっただけに驚きもありましたが、これもまた現実なんだぁと。
…もう、二十年以上前の本だったりしますが。