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松苗あけみが自身の過去を振り返る自伝的エッセイ漫画。結構ネガティブな性格で自虐的なのが意外だった。内田善美との交流が描かれているのも貴重? 松苗あけみは「純クレ」と「HUSH」を読んだぐらい。しかも内容を殆ど忘れてる。というか、なぜか「純クレ」は頭の中で一条ゆかりの「有閑倶楽部」とごちゃまぜになっていることに最近気がついた。内容は全然違うのに。この本を読んで松苗あけみが一条ゆかりのアシスタントをしていることを初めて知ったけど、やはり何か通じるものがあるんだろうか? とりあえず今、「純情クレイジーフルーツ」と「有閑倶楽部」が猛烈に読みたい。
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「純情クレージーフルーツ」大好きでした。『ぶ~け』読んでました。あの罫が入った独特なデザインのコミックス、好きでした。あの頃の様子を知ることができるなんて。松苗先生ありがとう。漫画家の家を訪ねたりって普通だったのか。登場する漫画家がもう私にとっては綺羅星のごとく。一条ゆかり先生、汐見朝子先生、弓月光先生、有吉京子先生、内田善美先生。一条ゆかり先生が針も聞かないほど苦しんであの名作群を生み出してくださったことに感謝。内田善美先生は買って意に孤高の作家さんを予想していたけど、とっても優しいお姉さんで私生活がまた美しい。内田先生の様子がこれだけ世に出たことはないんじゃないか。これは松苗先生から現在全く世間との接触を断っておられる内田善美先生へのラブレター本ではないかと思う。松苗先生は周囲に優しい人が多いなぁ。庄司陽子先生も最近半生を漫画にされたけど、あちらはギスギス・ドロドロで読んでて辛かった。作者の個性にもよるのかな。
ところで『ぶ~け』がなくなっていた(『クッキー』になっていた)ことを全く知りませんでした。どおりであのコミックス群を見かけないわけだ。
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一条先生のエッセイ漫画にたまに、名前やイラストが出ていて知っていたが、本人の漫画は初めて読んだ。 ほんとに一条さんに絵が似てる。 「マジックラブ チャイルド」はKindleのサンプルで読んでみて、好みだった。 読んでみようかな。
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『純情クレイジーフルーツ』の松苗あけみさんが、ご自身のまんが人生を振り返られたエッセイマンガ。特徴のある絵柄と作品の雰囲気そのままに、コンプレックスと野望?と奔放さを感じさせる歩みは、楽しくもすごいです。もう還暦を超えられてる(一条ゆかりさんは古希!?)という事実に驚き。ビッグコミックスピリッツに掲載された『原色恋愛図鑑』くらいしか実は読んでいないので、この機会に他の作品にも触れてみたいです。
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B5版で分厚い「ぶ~け」を読んでた方は懐かしいだろうなあ。私は世代的に少し上なのと、白泉社系のマンガ読みだったのとで、このラインにはあまり詳しくなくて残念。それでも、内田善美先生とか大矢ちき先生とか、めちゃくちゃ絵のうまい人がいるなあと横目で見てたのをよく覚えている。「星の時計のLiddell」なんか、素人目にもわかる超絶技巧だった。内田先生、今どうされているんだろうか。
松苗あけみ先生も、卓越した絵の描き手の一人だったけど、自らの「まんが道」を綴った本書では、かなり謙遜した書き方をされている。というか、やや自虐がくどい感じがするかも。それが持ち味なのかもしれないけれど、そればっかりって印象で読んでてちょっとつらい。
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Amazonの紹介文のそっけなさに笑った。
ぶ~けを購読していた友達がいたので昔から知っていたし、一条ゆかりのグルメ本、ダイエット本、旅行本などにもれなく出てくる作者について、今更知りたいことはあまりないのですが、内田善美について描いてあると聞いて、これは読まねばならないな!と。
元旦に感想を書いた、「薔薇はシュラバで生まれる」がアシスタント生活について描いたものなら、この本は漫画家を目指した少女の一代記。
正直面白さなら「薔薇は~」の方が格段に上でした。
でも、内田善美なのですもの。
内田善美の描く繊細で精密な絵はもとより、『時への航海誌』という作品は、私のオールタイムベストといっていいマンガ。
知らないことを知る喜び、ワクワク感を教えてもらった。
結局、冒険家にも考古学者にもなれなかったけれど、今本を読みながら感じる喜び、ワクワク感は、あの作品が気づかせてくれたもの。
その内田善美が、いかに丁寧に時間をかけて絵を描いていたかがわかり、その人となりも初めて知ることができて、内田善美目当てで読むには大満足の一冊でした。
そして驚きなのが、70年代の少女漫画家って、住所がファンに筒抜けで、シュラバに突然ファンが押しかけてくることも日常だったようなこと。
松苗あけみも大島弓子の家に押しかけたのだとか。
そう言えば向田邦子も、ドラマが放送されると何かしらの文句の電話がくるとエッセイに書いてたな。
個人情報だだ洩れの時代。怖すぎる。
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著者は一条ゆかりのアシスタントとして漫画家としての仕事をスタートした。著者の本は読んだことはないのだが、なぜこの本を読んだのか。
なんといっても一条ゆかりの日常が描かれているからだ。
一条夫妻と松苗夫妻が夏のバカンスの計画を立てていたり、一条ゆかりが漫画書いている様子など、大変ありがたく拝読させて頂いた。
あっいえ松苗さんの漫画家としての、ストーリーも間違いなく面白かった。「純情クレイジーフルーツ」読んでみたいと思いましたから。