紙の本
不安な成り行き
2020/09/03 10:12
9人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑誌に連載されているのは極力読まないようにしている。
理由は簡単だ。一話だけ読んでしまうと次までに不安になるからだ。待ち遠しいというよりも、結構ストレスを覚えるのだ。
8巻の最後から想像して、一話だけ読んだら、次までが落ち着かなくなりそうだった。
では、その次には解消されるかというと、これまでの展開からして、和むとも思えなかった。むしろ、その状態が繰り返され、続くに違いない。
どうも精神衛生上よくないww。
そこで、そんな緊張状態を少しでも緩和する方法として、コミックになるまで待つという選択をしている。
待ちに待った新刊である。
ただ、これまでの分は全部電子書籍にしてきたので、もし今回は紙の本だけが先行していて、電子書籍化が先送りされるとしたら、どうしようか……。
そこへもってきて、この表紙の絵。
当面紙の本だけなら、製本された本に切り替えてみようか?
迷っている。
で、迷いは解決。
電子書籍が同時に刊行されるのだ。
外で読むのはちょっと躊躇うけれども、最近は、紙の本のようにカバーを掛けなくていいのは、都合がいい。
いよいよ今回の「事件」も佳境に入ってきているみたいなので、没頭したい。
電子書籍
初めて発売と同時に購入。
2020/09/07 15:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kauji - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうしても続きがきになり、今回初めて発売と同時に購入。
内容を確認したくて5巻から読み直しました。感想はネタバレになってしまいそうなので、控えます。
読後はいつもと同じで、薪さんに幸せになって欲しい。。。です。
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
チャンネル、周波数
人間の...脳波...いわゆる波長でしょうか
見たままの映像ではなく、その時の感情が入った映像?
おもしろい!続きが気になります
紙の本
さすがです!
2020/09/12 11:04
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投稿者:K - この投稿者のレビュー一覧を見る
光はやりなおそうとしていた。
しかし手におえなかった。
目をえぐりとろうとするところをただ撮影するなんて任務だからって、やはり大人って汚くなるんですね。
子供が本当に幸せな教育を受けられる日はこないのでしょうか?
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前の巻との間が空きすぎて、内容を忘れている。でも、本が増えすぎて、どこにしまってあるのか分からないので、8巻を再読することなく読みました。読めば良かったです。
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2060年代、死者から脳を取り出し記憶を映像として見ることが可能になった。難解な事件の捜査に有効な手段であるが、故人の「秘密」を暴くことから、世間からは強い偏見と非難を受けている。主人公薪の今作での言葉を借りるなら、「脳を凌辱してる」と。そう、これこそが本作品のキモなんだと思う。
今巻も少年という怪物と対峙する「悪戯」編が続く。薪の視点と青木の視点の対比がメインか。少年が薪を「僕と同じ側の生き物」と称しているが、その通りだと思う。
他に短編の「目撃」も収録している。
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相変わらず凄い作品だと思わされる。シリーズが長く続くとマンネリ化してくるものだけど、もう何年も飽きずにひたすら続きはまだかと恋焦がれなければならない。この作品に出会えた事は本当に幸運だったと思う。今までは比較的一つの章を一巻にまとめて発売されていたけど、今回の章は前巻から続き、次巻にも続いている様。このシリーズの凄いところはいつもいつも想定の範囲を大きく超えてくるところ。今回もその期待を裏切らない。むしろ想定なんてさせてもらえないくらい先が読めない展開に、ただただ翻弄されるだけ。作者の清水玲子さんの頭の中こそ覗いてみたいものだと思う。
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犯罪者の両親に洗脳された子供が殺人を冒したら、罪の在処はどこにあるのか。
前巻の「天使の皮を被った怪物」から一変、光の印象がかなり変わる。
境界線を越えない分別のある大人な薪とそれを越えてしまった光。
「子供は生まれながらに天使」と信じる青木が被害者にして殺人犯である光にどう接するのか。正直なところ不安だったが、斜め上をいく接し方に完全に惚れ直させられてしまった。薪さんの爆弾発言、奇行も頷ける。
好きな人を巡り「大人に嫉妬する子供」と「子供に嫉妬する大人」の揺れ動く感情がどちらもわかりやすく面白い。
9巻は8巻の「悪戯」の続きで薪と光から見た青木がいかに綺麗で特別な存在かが描かれており、青薪好き青木ファンとしては最高に嬉しい内容だった。
青木を気が狂いそうなほど心配して、青木の優しさ・甘さに心を痛める薪が愛おしい。
落ち込んでやけ酒煽って部下に弱音を吐くシーンの普段とのギャップが可愛い。
痛ましく、やるせない話でもあるがやはり清水玲子さんの作品は奥が深い。
色々なことを考えさせられる本当に大好きなシリーズなのであと10年くらい続いてほしい。(青薪がくっついてからも…!)
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特別編だけど…。
翔、もとい、朔が告白しなければー!と一瞬思ったけど、防犯カメラの映像がすぐに公開されるから、結局翔は殺される運命だったのね…。
お互いに思い合ってたけど、犯罪者ゆえに幸せになれなかった。
しかし、札束が燃えたかどうかは、現代でもわかるんだから、それで世間は納得するのかな〜。元の持ち主の家族とか(いないのか?)
香がちゃっかり持ち逃げしたってことだよね。
今の二億はすごい金額だけど、あの時代では(今後日本が普通に経済成長していけば)、今の時代で1,000万円ぐらいの価値かなーと思ったり。
なぜ香が記憶喪失のふりをしたのか、について。
一番辻褄の合う説明としては「翔が2億円強奪の犯人だと知ってた。自分に興味を持たせて見張らせるため」なんだけど、下手したら殺されるし、一番手っ取り早いのは(もうどうせ殺人犯だし)翔を殺すこと。
なぜそうしなかったか?という疑問への合理的な説明は、「香も翔に一目惚れ」かな。
犯罪者同士が、犯罪現場近くでお互いに一目惚れ、お互いを見張って過ごす15年間。
片方が「幸せになろう」と誠実になったら、殺されちゃった、という。
実はお互い疑心暗鬼の15年間が一番幸せな時だったという、皮肉なお話でした。
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巻末の「目撃」が、かなり好き。これこれ、こういうの!言葉の持つ意味と展開の上手さ。素晴らしすぎて。こういう話を沢山読みたい。
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真犯人は何となく読めたかも。
青木めちゃくちゃモテすぎる。
まいちゃんだけは、どうか無事でいてほしいと願う。