紙の本
初めて泣きました
2015/05/27 07:40
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けいたろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊かなえさんの本は、話題に上った「告白」から読み始め
グイグイ引き込まれる文章運びにすっかりファンとなりました
今回の作品は宝石にまつわる短編集で、多種多様な登場人物が
出てきます。湊さんの作品らしく、登場人物の一人称の語り口
での進行もいつも通りでしたが、本のタイトルにもなっている
サファイア、そしてそれに続くガーネットにやられました
飛行機の中で人知れず、静かに涙を流しました
サファイアでは恋人を残して逝ってしまった彼の思いそして
残された彼女の思いを思って泣き、ガーネットではそれに
まつわる人々の思い、真実を知って泣きました
人は死んでどうなるのかは知りませんが、残された人のことを
考えるとこういう見守り方をしてくれると残された人間は
報われるのではないでしょうか…
一生涯の恋人、運命の人というのはこういう二人のことなんだと
シミジミ感じました
疲れた時にも温かく心に染み入ると思います
紙の本
ドキッとさせられる宝石
2021/03/08 22:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:帛門臣昂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
各話に宝石の名が付けられた短編集。
全話を通して私は、ドキッとさせられた。
そこで刺してくるか、というような驚き。
後味は悪くない。むしろ、読んだ後の心は晴れやかだ。
紙の本
感動もあり!新鮮!
2016/02/10 21:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集なのでいくつかお話が入っていますが、どれもどんどん読みたくなってあっという間に読み終わりました!!
湊かなえさんの本がもともと好きでよく読むのですが、いつもと違ったテイストのお話もあり、すごく新鮮でした。
感動する場面も多々あります。
すごくおすすめです。
ぜひ読んでみて好きなお話を見つけてください(・∀・)
紙の本
おもしろい。
2015/09/27 01:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Shinano - この投稿者のレビュー一覧を見る
「母性」と「サファイア」を同時に購入しましたが、「サファイア」のほうがおもしろかったです。特に「ムーンストーン」の話が好きで、寝る前に何回も読んでしまいます。
投稿元:
レビューを見る
イヤミスの女王、湊かなえの短編集。今回ばかりは結構良かったな。特に「サファイア」と「ガーネット」。彼が亡くなった後に知る真実もあるんだ。ちょっとホロリとさせられる。たまにはこういうのもいいよね。
投稿元:
レビューを見る
湊かなえの短編集。
『宝石』がテーマになっており、各短編はそれぞれ宝石の名前がそのままタイトルになっている。
長編と違って読後感に希望が持てるものが目立っていた。『イヤミス』と呼ばれることが多いが、ちょっと違った一面を見ることが出来る。
『ダイヤモンド』『猫目石』『ムーンストーン』が良かった。『猫目石』は『イヤミス』系、他2つは希望が持てるラスト。
投稿元:
レビューを見る
どの短編も面白いのだが、読後感のもやっとした感じがなんとも短編らしいっちゃ、短編らしいなあ、と思ったら、最後の作品には泣かされた。
さすが湊!
投稿元:
レビューを見る
201505/最初の一遍があまり好みじゃなく、今回はいまいちかな~と思いつつ読み進めたら結局面白くて、やっぱり湊かなえだった。
投稿元:
レビューを見る
文庫本化で再読。絶唱を読んだ後なので、なおさら思うのかもしれいないけど、モノローグで語られる女性作家が自信を投影している感があり、作者の遊び心なのかもしれないが、読者としてはそれに翻弄されるのが、また楽しい。
投稿元:
レビューを見る
20歳の誕生日。恋人に生まれて初めておねだりをしたわたしだったが、そのために大切なものを失うことになる。(表題作「サファイア」より)
2015年5月21日読了。
湊さんの作品は後味の悪いものが多い……確かにそれも一理あるとは思います。
でも、決してそれだけではないと思っています。でなければ「次も読みたい」とは思わないはずですし。
人間の心の闇や怖さをメインに描いているものが多いのですが、その中に仄かな光が感じられるのです。
今回の短編に収録された「ムーンストーン」、そして「サファイア」の続編にあたる「ガーネット」にはホロリとさせられました。
投稿元:
レビューを見る
7つの短編からなる本。
個人的には、ムーンストーンが好きで、サファイアとガーネットに暖かみを感じつつ、意外に猫目石も、作品として、面白かったな。と、思った。
投稿元:
レビューを見る
イヤミスとはこういうものなんだなと思わされる。短編集。でも、途中でやめると、続きが気になって読みたくなる。受け止めるにはエネルギーが必要なのに癖になる。初期作品をほとんど読んでいないので、この作家さんのこういうもの初めて読んだなあ。
でも、最後のガーネットの結末で、何となくちょっと救われた気もした。
投稿元:
レビューを見る
宝石がどこかに出てくる短篇たち。ギクッとしたり、ホッとしたりしながら心の奥にあるちょっと黒っぽい物を出して見た感じがする。
投稿元:
レビューを見る
短編集なのでサクサク読めました。
そしてあいかわらず後味の悪いモヤッとする終わりの話も多数。
でもこの人のは黒くてもアリです。
投稿元:
レビューを見る
購入・再読。
面白かった!!
イヤミスではなく読後感はいい。
「ルビー」はほのぼの家族と老人福祉施設の「おいちゃん」の話。
「ダイアモンド」はちょっととぼけたユーモアのある、鶴の恩返しならぬ雀の恩返し。
「サファイア」と「ガーネット」は連続した話。地味な女の子の恋愛とその後。
宝石に神秘の力はなく結局は自分の有り様という、希望の持てる話だった。
2012.10.27
宝石をモチーフにした短編集。
とても面白かった。
この作家にしては毒がなく、心暖まるものもあって、読後感はよい。
(図書館)