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・素晴らしいコミカライズになる。
・薬子のエロス。
・みこの顔……特に目元……セルジュ・ゲンズブールに通じる目の下のクマ……知的放縦は性の手練れと似ているのだ。
・すかーんと抜けのよい風景描写。
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学生の頃、澁澤龍彦本をレポートの素材にしたことが何度かあり、ある程度は読み込んだ。その頃を思い出して、とても懐かしい気持ちになる。特にこの高丘親王航海記は最後の作品であり、特にグロ美しさで目立つものがあり印象に残っている。今回、コミカライズドにはドキドキしていた。個人的に持っているイメージと全く同じとは言いがたいが、かなり近しい感じでギャップストレスが少なく、楽しく読めた。
1巻は親王における薬子の影響や歴史的な背景をさくっと説明。そして旅路、カンボジアまで。
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原作を読んでいないので、漫画の感想というべきか、原作の感想というべきか分からないが、面白いです。
高丘親王の人物像も、飄々としていいのだが、薬子がよい。薬子の変の印象で、悪女っぽいイメージだが、この薬子のエロいと同時に現世離れした感じが良い(高丘親王の夢フィルターではあるが)。
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淡白な表現が儚く妖しい美しさ。
原作も、読んだような読んでないような記憶しか無かったけど、確かにこんなだったと思い出した。
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不思議すぎてちょっとついていけない面があった…。難しそうな文学を漫画にしたんだから、まぁそういう感じなのか。
そして、かなーり淡白な漫画。情景も心情も、深くは描かない。摩訶不思議な出来事と登場人物がシュールに通り過ぎていく。
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澁澤龍彦遺作『高丘親王航海記』(1987年)の漫画化。政変のとばっちりで廃太子になりそののち出家して空海の弟子になり、老齢で入唐し、さらに天竺を目指して旅立ち消息を絶ったという実在の人物、高丘親王に取材した幻想譚。著者インタビューによると「自由にイメージを膨らませて書いているようですが、調べてみると澁澤さんの原作にはすべて典拠があります。決して気ままに書いているわけではない」ということで、調べ物にかなり時間をかけて、原作に忠実に描いているとのこと。
幼かりし頃の体験に導かれるように(狂わされて?)天竺をめざす高丘親王の微熱に浮かされたようなふわふわした感じがいい。原作も読もう。
いまは2巻まで(はやくもう一冊も買いに行きたい)、連載の方はそろそろ完結したのだろうか。1巻は、儒艮(じゅごん)I〜V、蘭房I〜II。
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眞如親王のみこが、なんぞエクゾティックなものにせせられて、とりあへず天竺ぅ、ですかねぇヘ行く。
彼に影響を與へた薬子がいい感じ。
動物さんがいい感じ。
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原作は未読なので
この独特の世界観が原作者の味どうか
ちょっとわからないけれど
絵柄になじむ気がします。
67歳!で天竺への旅を始めた
高丘親王と弟子たちの道中記の体裁。
仏の道を求めて異国へ分け入っていく
…のですが、いろいろエロティック。
途中で旅に加わる秋丸や
ふたりの弟子たちがなんだかいい感じ。
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竹橋の近美で、民芸の100年展を見ました。
「垢取り」何かにも美を見いだした。とあり
上から目線だなぁ~と思っていたら、
奴隷が、「淦汲みでも 何でもできる…」と
人生初めての言葉を、1日で2回遭遇するとは!
縁を感じてしまいました。