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平了さん
この方の出す言葉の、まっすぐさは、この方の行動から得てきた裏付けのある自信によるものだろう。
⭐️1番心が動いたところ
●仙台一高の合格発表
「お前ら、隣で泣いてる連中がいるのに、よく万歳なんてできるな。お前らは人が死んでいる横で飯が食えるような人間だ。最低だぞ!」
「俺たちは、合格して浮かれているお前らを応援する気にはなれない。落ちたみんなにエールを送る。いつかまた大学で、いつかまた社会で、時間を共有するそのときまで、達者で頑張ってください!さあぁいくぜぇぇぇぇ!!!」
うわぁぁ応援って、こういうものだと思った。
朝から泣いちゃったね。熱くて優しい。
頑張っていると、うまくいく瞬間もうまくいかない瞬間もあるから、うまくいかないと瞬間こそ一瞬の応援が何より力になるんだ。
落ちたってそう思った瞬間、目の前は真っ暗になる。だって、たくさん努力してきたから。悔しい。
そんな時、こんな風に応援してくれる人がいたら
どんなに心強いだろう。
どんなに心の支えになるだろう。
この先どれだけ強くなるだろう。
たぶん、曲がらない人になる気がする。
⭐️応援部員はここまでやれ
最後、
仮に皆さんが団員になったものとして、団長から一言。
『決めたなら自己責任でやり遂げろ。
甘えるな、そして人をナメるな
誰もが誰かの応援団であると知れ。』
というのは、普通に生きてたら強いられるものではないけれど。
応援部員としてなら、ここまで本気で思える。
それは、理不尽なルールではなく、相手の立場にたって想像して考えたことだからである。
どんな人になら応援されたい?
どんな人にら応援されたくない?
それを問い続けることで、考え、言葉にし、少しずつ成長していくのだ。
⭐️応援は、心の教育だ
という言葉は、
私の心にストンと落ちた。
私はWINSに育ててもらったって思っているから。
特に自分の一個上、二つ上の先輩方は、人間的にめちゃめちゃ尊敬できる人だったから。ほんとにカッコいいと思っていたし、今でも会えてなかったら人生変わってたって言える先輩方。
でも、先輩方が魅力的だったのももちろんだけれど、それだけでなく
応援が、応援部員を育てているのだと改めて感じた。
読んでいて、多分私の友達に貸しても、感情移入はあまりしてもらえない本だろうなと思うけれど。
私は応援マインドをもつことが好きで、応援は支援とは違い自分も人も、対等に強くしてくれるからこそ好きなので、
本を読んで分かることが多いのが嬉しかった。
⭐️刺さった言葉
『人間は、応援されたら生きられる。これは、ほんとうなのです。ぼくも、僭越ながら、平井了を応援してます。』という言葉も好き。
僭越ながら、とか応援部員の時、心から思って使っていた言葉すぎて、あぁ糸井さ��は心から、平井さんを敬愛し、応援しているのだなと分かった。