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読解力の身に着け方と、下手な文章や「天声人語」を始めとした癖のある文章、小説を読み解く技術を学ぶことのできる本です。
大人はともかく、
子どもはこの本で学ぶことが難しいので
ドリルを買うか、樋口先生主宰の塾で
お世話になることが必要そうです。
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一言で言うと【読解力・文章力を鍛える「型」を学べる】
下手な文章の紹介と、具体的な修正例があるので、馴染みやすく、分かりやすかったです。
読もうと思った理由
・本、ネット記事、メール・チャット等の文章を的確にスピーディーに捌いていくには、読解力の向上が必要だと思ったから
・自分は理系で、学科の現代文は苦手、小論文は無縁だった。新書なら読みやすそうと思ったから
学んだ内容 「型」に当てはめる
・抽象→具体、具体→抽象の構造で、言いたいことを分かりやすくはっきり伝えられる
・「確かに〜、しかし〜」という構造が、対立する意見が明確化され分かりやすい
・3WHAT(定義・現象・結果)、3W(理由・背景、歴史的状況、地理的状況)、1H(対策)を検証する
どう活かす
・「型」を実践し、文章の中から、主張をつかむ
・自分が文章を書くときも、「型」を使う
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とても、わかりやすく、本書を読めば文章の読み方を学べます。本書を読むとわかった気分になりますが、その学びを実践で活かす工夫がないと身につかないのですよね。
本書は、読むことの基本を学ぶことができます。
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①語彙力(言い換えに有効) ②文章力(小論文作成) ③読解力 ☆文章を書く力と読んで理解する力の事か?
小論文の3つの型
A型(ズバリ主張→内容説明) B型(主張したい事の理由→主張・まとめ)
C型(①問題提起、②意見提示「確かに…。しかし…」、③自分の意見の根拠、④全体整理、YesかNoかを書く)
3What3W1H それは何か?定義 何が起こっているのか?現象 その結果は? Why理由・背景 Whenいつから・歴史的背景 Where場所
Howどのようにすれば良いのか?
正しく深く読み解く8つの手順
①抽象と具体の区別
②「確かに…だ。しかし…」のパターン
③前述の3つの型を意識し、どのパターンか?
④キーワード(多く出てくる・特殊な意味が込められていないか?)
⑤主張が曖昧に感じられたら、「何に反対しているのか?」を考える
⑥主張を把握し、その根拠を整理
以下は時間があれば…
⑦要約してみる
⑧3W3W1Hを検証する
ネット記事、下手な文章を読む時→正確な意味理解に加え、なぜ下手な文章なのかも理解する
①単純にミスだらけ
②具体例がダラダラ
③抽象的で具体例なし(ミス→どんなミスか?)
④具体例が適切でない(誰とでも仲良くできる→具体的には?)
⑤肝心な内容が抜けている(恐ろしい光景だ→なぜ?)
⑥確かに…しかし…が整理されていない
⑦対立軸が不明確→確かにしかしで整理すること
⑧キーワードの定義が曖昧
⑨何に反対なのか不明
⑩3W3W1Hが自己に都合の良いように抜き取り(ウィーンの優雅な街並み・音楽も美しいメロディー/ベートーベンの運命には触れず)
⑪主語が不明瞭
癖のある文章を読み解く(プロが意図的に大人の事情で曖昧、分かりにくくした文章)
2019年10月臨時国会安倍首相所信表明演説
Sがない→Sが示されなければ原則として同じSのはずだが入れ替わっている
朝日新聞の天声人語(学校の先生に心棒者多い・模範として書き写し、要約は無意味) 遊び心があるエッセイで論理的に書かれているわけではない
名作と言われる文学作品→分からない時
芥川龍之介・手巾ハンケチ☆多様な解釈がある・テクニックの記述は無し