投稿元:
レビューを見る
<目次>
第1章 正史に残る最高齢者は「くそじじい」だった
第2章 「ルポライターばばあ」が歴史を作る
第3章 爺婆は最高の「歴史の証人」だ
第4章 凄まじきは老人の権勢欲
第5章 八十一で政界デビュー!!百歳過ぎても政界に君臨
第6章 一休さんはエロじじいだった
第7章 平安・鎌倉時代のアンチエイジングばばあ
第8章 戦国時代に「老人科」を作った老医師がいた
第9章 昔もいた「迷惑じじい」
第10章 西鶴の見たくそばばあたち
第11章 昔話のおじいさんとおばあさんは意外と「いい人」が少ない
第12章 「鬼婆」の正体
第13章 前近代の8050問題?『浦島太郎』の真実
第14章 昔の人は短命はウソ!ヤバい老人クリエーター
<内容>
古典エッセイストを名乗る大塚さんの本。どれも古典を題材に現代的なテーマで書かれていますが、今回「老人」。それもくそじじい、くそばばあを題材にするとは。まあ、いつの時代も「老害」があったわけで。それを笑い飛ばす中に、今を卑下しないココロが浮かべばいいわけだ。
投稿元:
レビューを見る
色々な時代の価値観に触れられていて面白かったです。特に平安時代や鎌倉時代の解像度が上がりました。
老人という視点だけではなく性別による違いにも多くの見解が記されているところが個人的には良かったです。
くそじじい、くそばばあのようなパワフルでな生き方を習いたいとまでは思いませんが、昔の人の生き方に学ぶことは多いなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
歴史上のくそじじい、くそばばあの紹介本。
総括すると、とことん欲深い人間が長生きしてくそがつく老人になるということか。
生にしがみつき足掻くことは、ある意味最も人間的でカッコいいのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
タイトルの通り、内容もfunkyな1冊。
良くも悪くも、お年寄りの昔も今も変わらないと教えてくれる1冊です
投稿元:
レビューを見る
現代と違い短命と思われていた中世、近代。
10歳まで生きるのが難しい時代ながら、そこを過ぎれば60歳くらいまで生きる年寄りは結構いた。
当時の文書を紐解くと、かなり高齢な有名人もいた。
そんな高齢者について、面白おかしく「くそばばあ」「くそじじい」と語っているのだが、秀逸なのは170ページ付近から。
日本史の中での年寄りの在り方、扱われ方。
特に通い婚が多かった時代は子供のそばにはばばあが存在し、「ばばあ」が昔話にはよく出てくる所以であろう。
そして、男尊女卑の考え方は普通に存在し、姥捨山も多かった。
現代、子、孫らとの同居高齢者の方がダントツで自殺者が多い事実。一人暮らしの老人の方が、自死がすくない。
気苦労、ストレスが多いのだろう。
作者「大塚ひかり」が豪快に言い放つ『くそばばあ、くそじじいのすすめ』は、自分を大事に生き生きと生きる術を提唱してるようだ。
投稿元:
レビューを見る
日本の歴史における高齢者たちの人生を楽しくおもしろく読みやすく書かれている一冊。
80歳を超えてからの政界デビュー。
平安時代の美魔女。
77歳で50歳年下の女性との愛に溺れた一休さん。
身分差を利用して亡き夫の姉の旦那に押しかけ再婚した熟女。
介護者にキレる老人たち。
さまざまな老人たちのエピソードが登場しますが、こうやって見ると現代と大して変わらないような。
昔の平均寿命が短いのは乳幼児死亡率が高かったからで、江戸時代でも100歳を超える人がいたのは驚き。
しかもその年齢で政治に携わっている人まで。
欲深いからこそ長生きする力があるのかもしれませんね。
政治にお金に愛欲に、年をとっても何一つ諦めないその強さというのか厚かましさというのか。
若さという価値がなくなり、それでも自分の居場所を確保するためには、形振り構わずになるのかもしれません。
なんかもうとにかくすごい。
圧倒されっぱなしの一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
昔からすごい老人たちっていたのね。そう言われれば、昔話なんかも含め、あっちにもこっちにも、パワフルな老人がいることに気付かされて、興味深かった。大塚さんの他の著書も読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
昔はみんな短命だと思っていた
乳幼児の死亡が多かったからなんですね
まあ 人間 変わらないということかしら
敬われていたとは限らないのですね
したたかに生きたくそじじとくそばばあ
歴史って視点を変えるとおもしろい
うーむ
くそばばあの私
でも、あまり参考にはならないなあ
≪ パワフルに 歴史を生き抜く じじとばば ≫
投稿元:
レビューを見る
なるほど、なるほど。
昔の人は短命…ばかりではなくて
飢餓や病気を乗り越えた一定数の人間は
なかなか老いてもお元気でしたと。
そして長生きさんの考えることや悩みは
意外と(というか当然というか)
現代の私たちと変わらないってことですね。
投稿元:
レビューを見る
タイトルは大したものだけど,中身はさほど興味を引かない~580年生きたヒコホホデミノ命,持統天皇にも対抗する志斐嫗,古語拾遺を編纂した斎部広成,豊臣秀吉・道長の子ら,天台僧天海,一休禅師,源倫子,曲直瀬道三と杉田玄白,柏原益軒,井原西鶴,曾禰好忠,待宵小侍従,乙前,世阿弥,葛飾北斎,小林一茶~1961年生まれで早大一文日本史専攻の古典エッセイストだって,ふーん。エッセイ…かぁ,なるほどネ。生き延びて生き延びて,事をなしたんだから力強い(これをクソと表現)年寄りになるわな
投稿元:
レビューを見る
表紙とタイトルに何となく惹かれて、って感じかな。神話や物語まで対象としているのは、正直いかがなもんか、と。長寿が前提となる訳だから、取り上げられている面々も、かなりマイナーな存在まで含まれていて、日本史の素養がないと辛いところも。でもまあ、『こんな人、いたんだ~』って、サラッと楽しむ感じの本かも。
投稿元:
レビューを見る
たった1人の言葉から経血が止められない、と断言する作者に、
この人は、大丈夫?かしら?と。
経血は、止められます。
娘も止められます。(平成生まれ)
だから、この本は「狭窄くそじじい」が書いた本と思って読みました。 (笑)
「くそ」パワーって凄い!よね~。
なりふり構わず、生きる❗
なりふり構わず、しがみつく❗
なりふり構わず、爪痕を残す❗
このパワーって政治家さんが踏襲してるの?
投稿元:
レビューを見る
歴史上の
いろんな意味でスーパー凄い
おじいさんおばあさんが
紹介されていて
時代は違えど
歳を重ねても精一杯命を輝かせて
生きていた人がたくさんいたのだから
恐れず後悔ないように老後を生きてみようと
励まされた。
歳をとることも悪くないと思える1冊。
投稿元:
レビューを見る
日本史をくそじじいとくそばばあという視点で捉え直したもので、中々に興味深いものであった。
今は超高齢化社会とはいうものの、昔は若年層での死亡率は高くも、現代の年齢にも負けじと生きる人々は、結構いたということを新たに確認させられた。
飄々として、若い世代にも時代にも、権力者にも負けない人物がいたと教えられると同時に、時代の慣習なのか高齢になっても色を求めるのがよくよく見られ、現代の老人にも学ぶべき(色はいらないであろうが)ことは多々ある。
投稿元:
レビューを見る
今も昔も日本のジジババは元気だということか。
昔の寿命は短かったと思い込んでいたけど、乳幼児の死亡率の高さゆえらしい。
意外と長生きしてたんだな。
年をとったら、というよりも年をとったからこそ権力欲が強いというのには納得した。