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読み終わってブクログに登録するか、と思ったら既に登録済みだった。
あれ、積読してたかなと思ったら6年前に既に読んでいた。
全く覚えて無かった。
その印象は正しく、余り印象に残らないだろうなぁという感想。
人気漫画家、陣内龍二の妻が交通事故にあい突然死んでしまう。
その絶望のせいで、マンガの人気トップのヒロインを何の伏線もなく作中で死なせた。
漫画は人気の下降線をたどり、自暴自棄になっていく陣内だった。
読者からの手紙は非難のモノばかりだったが、その中に妻の死を予知する手紙が紛れ込んでいた。
という内容。
それよりも、解説読んで作者が2020年に亡くなっていた方が驚きでした。
「彼女は存在しない」から始まったシリーズは割と好きだったから、とても残念です。
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主人公は売れっ子漫画家の陣内!
唐突に婚約者の里美を交通事故で失ってしまう!?
現実の死は伏線も何も無くある日突然に訪れる。
里美を失った陣内は、自分が描く漫画のヒロイン【ハルシオン】をなんの前触れも無く殺してしまう。
二次元を愛する全国のファンが其れに対して怒りをあらわし、陣内のもとに抗議のファンレター?が殺到する。
その中に一枚の不思議な手紙が存在していた。
それは里美の死を予言したかと思われる手紙であった?
最後の展開は読めなかった・・・
それと解説で知ったのですが作者が死んでいた(しかも今年)事に驚いた。非常に残念です・・・
遺作となった作品を読んでみようと思った。
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絶対怪しいのに弱ってるとすがりたくなるのか。
親の執念は全てを凌駕する。
オリジナルを超えるものなどない。
色々なことを考えさせられました。
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細野が殺人を目論み、それをひっくり返した神崎による犯行。最後の数ページに明かされた悲しい真実が、それらを些細なことに感じさせた。
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神崎の予言は予想通りだった。
しかし、そこまで上手いこと行くか?と疑問にも思う。
まあ小説の話だから何でもありなのだけど。
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最後の最後で「そういうことだったのかぁー!」となりました。どんでん返しっぽい感じ?なのかな。
話の設定も面白いし、テンポよく物語が進行していくので退屈しませんでした。
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安藤直樹シリーズに比べると比較的オーソドックスなミステリかもしれないが、やはり終盤の怒涛の展開は本当に目が離せないし、相変わらずリーダビリティも超一級品で、読ませる力が本当に半端ない。
背中にナイフが刺さる場面のカタルシスは響いた。
神崎の正体、予知能力者のフリをしていた理由には肝が冷える。
個人的にはラストも好き。
だが、振り返ってみると、内容はそこまで独創的なものではないように感じてしまう。(もちろんそんなことはないだが)
それをここまで読者をのめり込ませる作品に仕立てる作者の人間描写や構成の巧さには恐れ入る。
まだ読んでいる数は少ないが、浦賀和宏という作家の凄さを改めて実感。
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※
予想以上に欺かれ続けた驚きと
そっちだったのか頭を抱える面白さの
両方が味わえました。
ーーーーー
最愛の婚約者を失って幸福の絶頂から
どん底に突き落とされた主人公の陣内。
自暴自棄になり、順調だった仕事にも
影がさし始め社会的成功者としての
立場も徐々に危くなっていく。
そんな時に不可思議な手紙が届いて、
更なる混乱と苦しみに嵌りこんでいく。
ーーーーー
きっと裏があるはず、と思いながら読んでも
1P前から覆される瞬間を楽しめました。
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人の死というものは物語と違って伏線なんか張られていない、と言いながら、ちゃんと伏線が張られているところが良い。
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なるほどー!
そういう展開かぁ!
しかも
そこで終わらず
更にもうひと段階
あるとは!
主人公が
あまり好きになれなかったのは
この展開なら
納得でした
2002年の昨品を
今読んでも違和感ないのが
凄いな
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人気漫画家である陣内龍二は妻・里美の交通事故死に悲観し作中のヒロインを勢いで殺してしまう。罵詈と誹謗ばかりのファンレターにまじり妻の死を予言していた手紙を見つける。その予言の主を探るうちに迫る殺意、一連の予言は本物なのか似非なのか最終章読者へ告げる真相とは...。
漫画家である陣内と漫画の熱狂的なファン・三橋との2視点で展開される。予言能力は本物なのか否か、物語の行方は思いもよらない方向に進んでいきます。Fragile、こわれものというタイトルが一体何を意味するのか、浦賀和宏氏やはり裏の裏をかいてくる。
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普段、凶器本ばかり読んでいる私に、通学中の電車内で読める本をフォロワーのもこさんが貸して下さいました。私の図書室みたいになられていますが、非常に読みやすく程よい長さの通学時間を彩ってくれました。
ミステリーとして読んでいたのですが、後半でジャンルを分けるのが難しいなと感じました。SF要素もあるので、この辺りが「これは反則だ」と思われる方には全く合わないと思います。
しかし途中までは、恋人を失いそのショックのあまりに自身の大人気漫画『スニヴィライゼイション』のヒロインを作中で殺した漫画家が、思わぬ事態に巻き込まれていくサスペンスです。
冒頭がとても幸せな2人のキャッキャウフフのシーンだったのであまりの急転直下に驚いたのですが、これが最後に効いてきます。
2013年の作品なので、特殊ミステリも増えてきた昨今の作品を読んでいらっしゃる方なら後半で犯人が誰か分かってしまう方も多いと思います。
私自身も珍しく割と詳細に犯人と動機が分かってしまい、あーやっちまった!当てたくなかったのに!と、作者様ではなく私自身のたまに発揮する勘の良さにガッカリして読み進めて行くと…
な、なんだってぇええええ?!!!そっち?!!
1ページの白紙を挟んだ後の展開に電車内で声が出そうになりました。(これ以上外で恥をかきたくないので必死に抑えました)
やった、やったよ!裏切ってくれたよ、万歳!!
参考書4冊+小説の入った重たい鞄を抱え、二宮金次郎の像のように前屈みになりながらも心では万歳三唱を唱えつつ帰路についたのでした。
この作品はこれ以上何を言ってもネタバレになる気がしますし詳しくは書けないのですが、この最後の万歳の部分が人によっては受け付けない場合があると思います。私は好きでしたが、作者の浦賀さんは実験的な作品が多かったらしく、ファンもコアな層だったとの事なので向き不向きがあるかも知れません。
そしてなんとデビュー後2年でお亡くなりになられているそうです。京極さんが絶賛されていたらしいので非常に残念です。
好きな作家さんには長生きして欲しいなあ…お身体には気をつけて頂きたいけれど大変なのでしょうか…。
全く関係ないのですが、図書館の返却日が今日でしたが生憎の雨。しかし自転車しか到達手段が無く、本を守る事に全振りした結果、びしょびしょになりました。レインコート上下に首元にタオルを縛って背中には大荷物でしたので道行く人に憐れみの視線を頂きました。(結局恥をかいている)