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電子書籍
(もうこの世に思い残すことなど何ひとつない。この上なく幸せな人生だった。)本文より。
2021/09/29 09:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
「風の神の長・雅風と、記憶を失くしてしまった風子・凛之介の時代小説風恋物語」あとがきより。
ネタバレがあります。
●風の神の国・瑞風国の長で風の神である22才の攻め・雅風(がふう)
●寺のある森の一帯から外に出ることを禁じられ物心つく前の記憶がない16歳の受け・小鈴(こすず)/凜之介(りんのすけ)
●雅風の九歳になる弟・豆風(とうふう)
●孤児だった小鈴を引き取り育てている寺の僧侶・恵塊(けいかい)
天候不順がもう九年も続き、「朱鷺風」と呼ばれる一帯にある里村に住む小鈴が主人公。孤児で幼い頃の記憶がなく、寺の僧侶・恵塊に面倒を見てもらっています。ある日、小鈴は野盗に襲われそうになっていたところを美しい男に助けられますが、驚くことにその男は「風の神」で小鈴は「風子」なのだと言われ・・・
風の神様にまつわるファンタジーに時代小説がからむ作品です。
風の神・雅風と風子・小鈴(凜之介)は幼い頃に出会い心を通わせていたのに悲しい出来事によって引き裂かれ、再会しても今度は逃れられない残酷な儀式が待っていたりと、ふたりの愛が試されるストーリー。
萌えと不安が織り交ぜられているので、読み手としてもハートを試されたような気になりました。小鈴が哀れで何度、読むのをやめようと思ったことか(涙)。恋心が罪悪感と贖罪に押し潰されそうなところが泣けます。ゴールにハッピーエンドがあると信じ読みましたが・・・よかったー!
読み終えてまたはじめから読み返すと、ふたりの出会いは必然で、雅風の「お前は私が守る」という言葉は誓いだったことがわかるなど新たな発見も。
金ひかる先生が描く「おかっぱ」の破壊力と「おぼこ」の連発もある、ショタ好きには堪らない作品でした。
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