投稿元:
レビューを見る
第1章に登場する主人公2人は何れも85歳。2章以降は、時期を遡りながら話が進んでいく実験的な上・下2冊本。
完全には回収されていない伏線もあるが、これは描かれているのがあくまでも、晩年に浮かんだ「夢の端々」だからだろう。良い意味で1回読むだけでは理解しきれない内容を含んでいて、簡単には要約しづらい力強さと悲しさ・優しさを兼ね備えている。広く読まれてほしい作品。
投稿元:
レビューを見る
学生時代の貴代子は眩しく輝いていて、そんな彼女が最終的にああなってしまうしかない時代だったのだなぁという悔しさを強く感じる。
一方のミツは、もしかしたら「自分の中のこうあるべきだった貴代子」をなぞるように生きたのかなぁ……とも。
投稿元:
レビューを見る
やがて君になるもそうだが、いっけん人物をきれいに描いたようにみせて少女以外が雑でひどい。1000円近い価格はぼったくりじゃないだろうか。 この手のヤンデレ百合はもうたくさんだ。結局、作者の男嫌い、結婚は不幸という思想の押し付け漫画で、労働能力がないから家庭に収まる(が、熟年離婚する)という部分はやたらリアルだなあと。奇をてらった構成にせずにむしろ若い頃から順ぐりに丁寧に追ったほうがよかったんじゃないか。20から40代の描きわけがわかりづらいのと、女性の自立した仕事=文筆業てあたりが社会人経験浅くて百合漫画しか読んでない学生さんが書いたツイッター漫画レベルだなという印象。
いまのアニメでも女の子ふたりが明るく周囲と戦い、運命切り開く爽快なラスト多いのに、後ろ向きな百合漫画なんか読みたくないわ。