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中学の文化部長が集まる部長会議。いつもは連絡事項ぐらいだが、今日は美術部が丹精込めて作ったジオラマが壊された「ジオラマ事件」が議題にあがった。個性豊かな文化部長の面々による犯人捜しが始まった。ところが事件は意外な展開を見せる…。
後半は運動部の部長会議。こちらもそれぞれの利害関係がからみあってイロイロ大変です。
吉野真理子さんらしい、ユーモアがあって明るいお話。
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思春期の悩みとか人間関係とか距離感がいいです。
最後はほっこりして可愛いです。
イラストも良いしデザインも良いです。
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面白かったー。
さすが、読みやすい。
個人的には文化委員の方だけでも良いような気がした。
運動委員が1年後なのも意図があったのかな?
伏線見逃したかも。
心情が丁寧で、あーこの子いる!となる。
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前半は日常の謎系の推理小説のように楽しめた。一つの事件にひとりひとりの立ち位置からどのように関わっていったのか、徐々に謎解きがなされていくのが楽しかった。こういう「複数の視点」は吉野さんの得意分野なんだろう。後半は、「練習場所」をめぐる利害の衝突を話し合いで克服していく話だけれど、物語としては謎もなく、ドラマチックな展開もなくふーんという感じ。
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中学生らしい瑞々しい物語。高校生だったらもっと自立した自発的な行動が取れるのだろうけれど、中学生って高校生ほど大人じゃなくて、大人と子どもの中間のアンビバレントな存在だから結果として「問題」になるような行動をとってしまう。と自分が中学生だったころのことを振り返って思う。天文班と生物班で理科部を構成しているけれど、それってあるあるなのかな(「恋する小惑星」でも天文部と地質研究会で地学部)。出会うたびに毎度思うけれど「シャーペン」という呼び方はもう市民権を得ているのかな。早弁って昼休みの時間を捻出するためにするんだよなと、こちらは高校生のころの自分を思い出した。
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話が短く区切られているので、ちょっとだけ読みたい、というときにおすすめです。
部長をするのは容易にできることではないと思いました。
やっぱり文化部の会議には熱血的な人は浮いちゃってるなと面白かったです笑
絵も可愛くて好感がもてました。
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中学校の図書室に、ということで買いましたが、中々良い。
それぞれ皆んな事情を抱えて悩んでるんだねぇ。
話の展開も面白い。
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【中学生に読んで欲しい一冊】
一つの物語をそれぞれの登場人物の視点から描いて、つなげていく。
自分と共感できる部長さんがいるかもしれない。
そんな部長が見つかっても、見つからなくても楽しめる物語。
やっぱり、夢中になっている学生は素敵だ。
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大学附属の中高一貫校、その中学の部活の部長会議。文化部部長会議では、文化祭のジオラマ破損事件から各部の事情を描く。後半は、その一年後の運動部部長会議。古くなった第二体育室取り壊しのため、体育館や校庭の使用日時の割り振りを考え直す。どちらも、それぞれの人には言いにくかった問題を中学生らしく対応していく。いかにも課題図書らしい。
それにしても、でかい学校だ!
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美術部のジオラマが悪戯された!犯人は一体誰かを推理する文化部編。
第二体育館が壊されることに!部活割り当ての変更をする運動部編。
時系列になっているけどあくまで全く別の話。
それぞれ、章ごとに登場人物の独白になっていて、それぞれの目線で知ってることや考え方を出していくスタイル。
読みやすくて面白いが、特に運動部編のリアルな感じはいい。やる気のある部長とそうでもない部員とか。強い人がいるのがプレッシャーになって部活が楽しくなくなっちゃってる女の子とか。
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だれが犯人なのか全くわからない爽快なミステリでした。犯人も悪気がなかったみたいで読み終えた後の気持ちもめちゃくちゃ良かったです。
この作者さんの違う本が読みたくなりました!
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朝日中高生新聞に連載されていた小説らしい。とある中高一貫校を舞台に、前半は文化部部長会議、後半は運動部部長会議に出席する部長たちの一人称語りで物語は進んでいく。前半後半それぞれに、ある事件を軸としながら、将来とか友人とか恋愛とか親子とかに関する各人の悩みもクローズアップされていく。みんないい子たちだし、応援したくなるし、元気や勇気ももらえた。
果たしてこれが中学生のリアルなのかどうかは、全くわからない。どうも世のレビューを読むとリアルらしいが、そうなのかなあ。「人による」だろうなあ。