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【人類最後の秘境は食卓だった】カエルの子宮、猿の脳みそ、ゴリラ肉……。未知なる珍食を求めて、世界を東へ西へ。探検家の高野秀行さんが綴った抱腹絶倒エッセイ!
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本当にゲテモノ系の食エッセイ。
冒頭の写真はかなり生易しい部類なので、これを見てだめならすぐ読むのをやめるべきだし、写真が大丈夫でもせめて目次を見てから読むかどうかを考えるべきでしょう。(^^;
ちょっと、虫関係と生ものはおっかなくて食べられなさそうだけど、割と食べられそうな感じがするのは、やっぱり文章のおかげで、実際は食べられないんだろうなぁ。
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筆者 高野さんの体当たりルポルタージュ!
非常におもしろいです! 自分にはとてもできないことなので、チャレンジ精神に感服します!!
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普通の食べ物ばかりでなくもう無くなってしまったような食べ物、かなり限定した状況で食べられている食べ物も食べている。
必ずしもうまいものだけではないところは事実ぽくて良い。
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たしか、文春オンラインで連載していたのかな。
水牛あたりからリアルタイムで読んでいた気がするけど、全部読んだ訳ではない。この度、めでたく文庫化したとのことなので買ってみた。
高野さんは、いい。
読むと元気になる。
わけもなく、何でもできそうな気がしてくる。
爆発ナマズは、何度読んでも同じところでなぜか笑ってしまう。
一番ぎょえーってなるのは、やっぱり胎盤餃子。高野さん自身もそうらしい。現地の人さえドン引き。書籍だと白黒だからあまり攻撃力が高くないのだけれど、カラーはヤバい。
↓と思ったら、ここにありました。
https://www.google.co.jp/amp/s/bunshun.jp/articles/amp/9497
自分の「食の可動域」は狭い方だし、これから広げる気もあんまりないけど、探検や冒険と同じで、未知の領域がこの世にあることを知るだけで、楽しくなってくる。ぜひ、続編が出てほしいなと思っている。
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早大探検部出身、あの「謎の独立国家ソマリランド」を著した高野秀行氏による、週刊文春に「ヘンな食べもの」について連載したのを纏めた1冊。
気軽に楽しく、少し刺激的なモノを読みたいという方には最適な本かと思います(ただし、食事の前後(+もちろん最中も)に読むのはオススメできないです…(笑)。
色々な意味で著者でないと書けない本で、その「行動力」「表現力」「洞察力」どれもが高い次元で、ただどこか間違っているような気もするのが、さすが「間違う力」という新書を出された著者!とも言えるんでしょうかね。。
「行動力」と言う意味では、「こんな所へ行ってこんなモノを食べた!」というレベルは当たり前のように飛び越えていて、サラッと「国境をこっそり越えて」とか書かれているのがもはや。
特に著者のキャラが強く出ていると感じたのは、日本のエピソード。美人の編集者にオススメされて一緒に行ったパスタのお店で、著者のパスタにチャバネちゃんが入っていた。まだ彼女からは見えてない。どうする?
…で、彼女の立場を考えて「食べちゃう」を選んだ著者。そういうトコですよ!
「表現力」という意味では、アマゾンで幻覚ドリンク(この名前もすごい…)「ヤヘイ」を飲んだ著者の反応、譫妄状態に陥った自分のことを、ここまで緻密に記録できるものか。
また、同じアマゾンの口噛み酒のエピソードでは、同じ材料から近代的製法で作ったお酒との比較で、近代的製法の方が手間がかからず、アルコール度数は高い。ただし、不味い。つまり、「近代的とは味よりも時短を優先することで、これは退化なのでは?」と著者が提起したのはまさにそのとおりだなぁと思わされました。
最後、「洞察力」としては、コソボの「フリア」のエピソードが素晴らしく、材料・製法ともにそこまで特別な要素がないように思われる食べ物が「ソウルフード」になっていて、そこに著者が洞察を巡らせるのが、感心するし感動するし、でした。
この短いエピソードを読むだけでも、人間そのものが持つ「(特別でないものから)特別なものをつくる」才能、可能性を感じました。「フリア」の材料は小麦粉、バター、生クリームなんですが、それだけじゃないってコトなんだなと。
面白く好奇心を満たしつつも、「ここまでは無理だな」と自分の限界を知るコトもできる1冊でした。水牛料理や鯉の円盤焼きまでかなぁ…。
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面白かった。話のネタになるし、リラックスして読める。時には声を出して笑ってしまう。旅エッセイは面白い。
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一応覚悟して買ったのだけど、やっぱりすごい本でありました。
巻頭カラーの『豚の生血の和え物』とか、『虫サンド』『水牛の脊髄』『ジュース用のヒキガエル』『モルモットの串焼き』など、インパクト強すぎ。
「はじめに」で書かれた”注意してほしいのは、食事中に読まないこと。”の意味。
いや、私の主たる読書時間は食事中なので、それは困るよ。
雑誌連載なので、最初の方は昆虫食(それも刺激強めのやつ)などが多かったけれど、ネタ切れなのか、それとも軌道修正を強いられたのか、後半は辺境で食べられている美食などもあったりして、食事をしながら読んでも大丈夫でした。(私の方が慣れたのかもしれないけど)
実際、昆虫食にはまだ抵抗あるけれど、『オオナマズのトムヤム』とか『アヒル肉のビール煮』とか美味しそう。
あと、広島の「鮫」。
「ワニ」と言われたり「サメ」と呼ばれたり、一体どっちなんだい?と思うけど、食べてみれば爬虫類の「ワニ」に似た味なんですって。
ってことは、昔、日本にクロコダイルかアリゲーターがいたってこと?(調べたら化石が発見されてますな)
だから昔の人はサメを食べて「この味はワニじゃ!」とか言ったのかしら?
なんて妄想も浮かんでしまう。
「奥様もよくゲテモノ食に付き合うな」と思ったら、もともと奥様の方がゲテモノ食いのノンフィクション・ライターで、それを唆して記事を書かせていたのが、当時編集者だった著者なのだそう。
これはもう運命のカップルですな。
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本書を読んで改めてつくづく思ったのは
食べ物や料理のヤバさを伝えるには、文章と写真では限界があるということ。
「語学の天才まで1億光年」で感じた著者の文才をもってしても、おそらくこのヤバい食べ物のヤバさの1億分の1も伝わってきていない。
食べ物のヤバさはやはり味、匂い、見た目が大きいと思うのでこればかりはしょうがない。
そんなヤバさの伝わりにくい状況にあって、なおヤバさの片鱗が伝わってきたものは
水牛フルコース(特に脊髄)
胎盤餃子(ヒトの)
アマゾンの口噛み酒(マサト)
ただそもそも食べ物、料理はそれ自体で経験するものではなく、その土地の文化、習慣や調理方法などもあわせて経験するものである。
そして世界は広く障害は多く、情報は錯綜し得難いものなので、その料理を実際に食べるところに辿り着くまでには、多くの困難や時にはヤバさも伴う。
さらに時間は不可逆的で、滅びつつある食べ物•料理も存在する。
またヤバさの一つの意味は、自分の常識や文化や慣習との距離が大きいということだ。
トータルとしての「食べ物」のヤバさは、食べ物自体のヤバさよりもずっと大きく感じるだろう。
世界のあらゆるところに実際に自分で行って食べた経験を綴った本書は、著者の思考、行動力、文才がいかんなく発揮されており、「食べ物」のヤバさを十分に伝えてくれている。
辺境メシ
という言葉にはどうやら2つの意味があるようだ。地理的な意味と、もう食べられないかもしれないという時間的な意味である。
辺境にあるこのメシたちを食べた著者に辿り着くには、もしかしたら1億光年以上かかるかもしれない。
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大変面白かった!一種の孤独のグルメを見てる気がする。食べ物から見える背景とか歴史とか文化とかが大好きな人は是非読むべき
虫が苦手な人は注意。個人的に1番うわっとなったのは胎盤だった。美味しそうなものも多いし、読んでるとカエルはメジャーな食べ物なんだなという気持ちにもなってくる。ワクワクするので是非他の本も読みたい。
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高野さん、ほんとおもしろい!!
ヤバそうなものを食べまくるはなし。
衝撃だったのは、辺境の食事ではなく、美人の女性編集者と東京で食べたスパゲッティ。異物混入なのに、相手の立場を、考えてそのまま食べてしまう。。。辺境の食べ物の話なのに、このエピソードがすごすぎて、全部吹き飛ぶぐらいだった。
あと、調理前の食材である虫を、間違えて食べたり、、、とか。料理以外のエピソードが強烈すぎる。
料理は美味しそうな食べ物があり、食べてみたいなーと思うものもあった!辺境に行かなくても食べた気になった!!
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高野秀行氏の旅を「ゲテモノ」という切り口で纏めた副読本的作品。
ときどき、マスターキートン読んでるような、そんな感覚があった。
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本というより、「読む映像」といった体。
実に読ませる。
流石、年甲を経ただけあって、文はうまいし、構成はかっちり。中だれなく、頁が進んだ。
車中の友として往復2時間、退屈しないで済んだ。
家の内で読んだら、吐き気と臭気で、5分持たない読書だったと思う。
写真が豊富なうえ、しっかり高野さんの食べている表情も激写満載とあって、雰囲気から空気感が読めるのが愉しい。
素晴らしい文化社会学論だった。
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辺境酒という概念。
「みんなで集まって長い時間をかけて作る料理」は今後も廃れない時代であってほしいなと思った
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2、3時間で一気に読破しました。ゲテモノレベル初級〜超上級まで揃っています。超上級(人のOO)はかなりレベル高いので気をつけなはれや!笑