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どこかでよんだ記憶があるのだけど、最初から読み出した。
同様のような事件があったのだろうか?
今や、便利な世の中になり過ぎて、SNSで、発信したら、すぐに反応がある。誹謗中傷の他、褒められたり、同意されると、ついついと、投稿してしまうのだろう。
この本では、そんな警告もしているのだは、・・・
しかし、やはり、冤罪の事が主であろうけど・・・
一度怪しいと、烙印を押されると、何もかも、灰色が、黒く塗りつぶされて行く。
まして、自分から、犯行を認めたしたら、どのように弁護して行くのだろうかと、思ってしまう。
主人公の この犯罪の担当の水田佳弁護士も、親の免罪を勝ち取る迄、やはり、中傷の言葉が、投げかけられる身である。
自分自身は、何も悪くないのに、それを引き継がなくてはならないのか?
他人の目から見て、やはり、そのように見られているのか?と、悪い方向に向いてしまう容疑者。
万引きもしていないのに言いがかりをつけられ、つい手が出てしまい逮捕歴が、付いてしまった容疑者。
点々と仕事を替えなければいけない身に。
悪循環である。
そして、この犯人も、この世に便利になったSNSの被害者である。
人のうわさ話だけで、店がつぶれるなど、怖い世の中である。
免罪にはならなかったけど、この容疑者の人生はどうなるのだろうか?
恋人との復活はあり得るのだろうか?
恋人は、自分の親を説得できるのだろうか?と、話しは、犯人の自首で、終わったけど、一度ついた汚点は、消す事が、出来るのだろうか???と、思いながら、本を閉じた。