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一日一編読むシリーズで読了。
言ってることはよくある「自分の捉え方次第だ」的な話だけど、普通でないことを自認している著者だからこその説得力。いや改めてホントそうだよなとたくさん感じさせてくれた一冊。こんな自分を許して、そんな他人を許して、ただ一日を生きることに感謝する。あれ?おれ最近こんな本ばっかりじゃん。心が求めてるのか。
当然のように生きてることは当然じゃない。
今日も生きてますありがとう。
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この手の自己啓発本は読まないと決めていたのだけど、著者が自閉症ということが気になって読んだ。
最初は目次からちゃんと読んでいたのだが、途中から私にはわかりにくい文章だったので、大文字と太文字のみ読むことにした。結果、それだけでも十分著者が言いたいことはわかった気がする。
読み始めの頃は、他の自己啓発本と見栄えしないじゃん、自閉症ってタイトルにつけてなきゃ自閉症の人が書いたとは思えない、と思ったのだが、
読み終えて思ったのは、この著者は頭が良いし、ものすごくピュアで優しい人なんだなってこと。
この本読み終えて考えたことは、健常者と障害者っていう言葉がなくなってくんないかなーってこと。みんな病気っていう人もいるくらいだし、お互いにレッテル貼りするのやめにしたいなーと、私自身思った。
正直、内容自体は評価対象にしたくないんだが、自分の視野が広くなったから、星4つにした。
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図書館で借りた本。5年くらい前にテレビで「自閉症の僕が飛びはねる理由」の著者の東田さんのドキュメンタリーを見たのを思い出したのと新書コーナーにあったので読んでみた。東田さんは現在28歳になって作家を続けている。対人関係や生き方、SNSや今の世の中についてどう思いながら過ごしているかを簡潔に40項目ほど自論を書いている。27番目のひきこもりについての箇所は、少し考えが違ったけど他はなかなか器が大きいと感じさせる意見で面白く読めた。文章を書く生活をこれからも続けて下さいね。とエールを送りたい。
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この人が書いたから凄いってなっているわけで。
本そのものは特に良くなかった。
けれど、だからこそ次作に期待している。
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東田直樹:世界は思考で変えられる〜自閉症の僕が見つけた「いつもの景色」が輝く43の視点〜
会話ができないほどの重度の自閉症の筆者だからこそ見える世界があることに気付かされる一冊。
できないことが多いから諦めてきたのかもしれない。自分を嫌になったこともたくさんあったのだと思う。
でも、だからこそ感じ方・捉え方を変えることができたのではないだろうか。その輝きは一種の諦めなのかと読み始めたのだが、少しずつ印象が変わりました。苦しみも悩みも、不安も怒りも、抱える負の感情全てを凌駕する程の希望を感じました。本当にこの方は「輝く希望」の海を泳いでいるのだと思います。もちろん、上手くいかないことはあるのでしょうが、まっすぐに向き合ったからこその視点があります。
読んでいて心にしみ渡るのは、その言葉たちに偽りがないからだと思う。まっすぐに、ダイレクトに、心に響く言葉たちが紡がれています。
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自閉症の自分のことを、自分の言葉で描いた第1作目の本は、それまで自閉症本人から語られる可能性は皆無であろうと世界中で、半ば諦めていただけに奇跡だった。
この本は私にとっては2冊目となる。
東田直樹さんが自分自身の言葉で設問あるいはテーマを一つ一つ答えている形式になっているのだが。
誰がこのテーマ、この質問を選んだのか?
直樹さんの丁寧で真摯な言葉は深く価値があると思うが、誰が?テーマを選んだと考えると、少しばかりモヤモヤしてしまう。
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読後の感想
東田直樹さんは思索家、単なる作家ではなく。
本のタイトルがまたすごくいい、「世界は思考で変えられる」。このタイトルの凄さに強く惹きつけられ、あっという間に読了。思索の素晴らしさに心から拍手です。
〈本から〉
生きているうえで僕が大事にしていることが二つあります。
一つは、自分が悪い人間だと思わないこと、もう一つは、何事も永遠には続かないと自覚することです。
1 悩み
時間が経つことで事態は変化する。悩みは永遠に続かないと信じ一日一日をやり過ごす。
人の価値とは、誰かの役に立つことだと言う人もいるかもしれませんが、あなたが死んだ姿を見て泣いてくれる人が一人でもいるなら、いま生きていることに十分価値はあると思います。
自分の人生なのですから、自分の評価は自分がすればいいのです。
誰も傷つけない笑い。それが最高のユーモアではないでしょうか。
自分に合う人、合わない人という区別をやめる。今日のこの人は、こんな人。ただ、それだけのこと。
友だちがいるからこそ素晴らしい人生があるのと同様に、友だちがいないからこそ味わえる人生もきっとある。
多様性を認める社会が健全な社会。絆の強さだけではなく人に対する寛容さが、生きやすい世の中を作る。
夢を持つことができたら、奇跡に等しい。「夢をあきらめないで」という言葉は、人にではなく、自分にかける言葉。
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THE BIG ISSUE で特集されたり、コラムを書かれていたりで、
お名前を拝見していた東田直樹さん。
東京でパラリンピックがあったりで、多様性を知りたい気持ちがありました。
自閉症という視点があってもなくても、普遍的でまっすぐなことを書かれていらっしゃると思います。
これを読むと、生きやすくなる方がたくさんいるかもしれないなと。
みんなで優しく生きられたらいいですよね。
【本文より】
24.他の人が決める正しさは、そのとき誰かが得をするための価値判断。
自分自身が生きるために大切にしている「揺るぎない正義」ではない。
25.どう生きたかではなく、何を守ったかという基準で
行動の是非を評価するなら自己嫌悪に陥ることはない。
30. 自分らしさから生まれるものは、自由だけではない。
少しばかりの窮屈や我慢を他の誰かに強いるものになる。
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自分の心の中の状態を「水槽」に例えているが面白いと思った。大切なのは、水の「量」ではない。
魚たちが生きやすいようにする「環境づくり」だ。
酸素ボンベをつけたり、水草の量を調整したり。
心の中の状態を綺麗に保つことは、とても大切だと思う。
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毎日の中で漠然と心を締めつけてしまう自分自身に、そっと寄り添ってくれる本です。
すべては変わっていく。自分も、他人も、状況も、考え方も、「幸せ」も。
だから自分が思うように生きればいい。誰からも褒められなくても、自分の「幸せ」を信じればいい。たとえそれが間違いでも、いつでもやり直せると信じること。
「人の存在意義を生産性だけで測ることはできない」のところ、とても印象的でした。
あと時々出てくる「story」もとても良いので読んでほしいです!
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自閉症の人が書いたエッセイと物語。43のエッセイと4つの短い物語で構成されていました。リーダブルですが、自閉症者ならでは?というのではなく、普遍的な内容。読みながら思ったのは、完璧主義はすてることと、全ての思考は結局脳の作り出した方便だ、ということ。
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自閉症当事者による本
☆自分に合う人、合わない人という区別をやめる。今日のこの人は、こんな人。ただ、それだけ。
☆時間が経つ事で事態は変化する。悩みは永遠には続かないと信じ、一日一日をやりすごす。
☆自分を好きでいなければいけないと思い込んでいませんか?人の価値とは、誰かの役に立つ事だと言う人もいうかもしれませんが、あなたが死んだ姿を見て泣いてくれる人が一人でもいるなら、いま生きていることに十分価値はあると思います。