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★確かに題名どおり★ムハンマドの生涯に沿って丁寧に記す。イスラムの解説書というよりは伝記。ムハンマドは預言者なので奇跡を起こすわけではないというのは勉強になった。なおムハンマドは580年生まれ。聖徳太子(574~)と同世代。
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[ 内容 ]
普通の商人だったムハンマドに、突然、神の言葉が降臨したのは四十歳のとき。
やがて彼は帰属していた部族から迫害を受け、故郷マッカを離れ聖遷をおこなう。
そして多神教徒たちとの凄絶な戦役が幕を開ける―。
ブッダやキリストと違い、十一人の妻をもち家庭を愛した男。
機略に優れていたが、誰よりも平和を求めた男。
十三億人を超える信者をもつ、イスラームの教祖の実像を、日本人ムスリムが雄渾に語る。
「女性蔑視」「好戦的」などと誤解が多いイスラームを正しく理解するための一冊。
[ 目次 ]
序章 一神教世界の相克
第1章 「象の年」の生誕
第2章 平凡な民から預言者へ
第3章 四十歳の召命体験
第4章 マッカでの宣教と迫害
第5章 マディーナ聖遷
第6章 聖戦の軌跡
第7章 イスラームの完成
第8章 最期の旅路
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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英語のGenius ジーニアスは、ジンから来ている。何者かに取りつかれたもの。人間の魂の乗り移るジンと呼ばれる妖怪。それが天才。
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商社勤務時に長期間中東各国で駐在した著者(イスラム教徒)が、余り紹介されていないムハンマド(イスラム教預言者)の生涯やコーランの成立過程を記述。イスラム教徒であるためか他宗教に厳しく、また、イスラム教を平和を祈念する宗教と強調しすぎるきらいはある。また、ムハンマドの業績についても、引用資料の開示がなく、根拠がやや不明で、本書だけでは信憑性の確認が難しい。しかし、イスラムの初期膨張過程や、戦乱の実相・戦術的展開や条約等にも言及があり、信憑性を割り引くとしても、個人的には初見情報が多く有益。2007年刊。