紙の本
コンパクトな概説
2021/09/21 08:30
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
自然淘汰、動物の利他性の理論付けなどドーキンス『利己的な遺伝子』とかぶる内容も多いが、生物全体の分類(三胚葉、放射性、左右相称動物など)、生物共通のボディプランとか、中立説、水平伝播の話題は知らないことも多い。数え切れない種類の生物を相手にすれば語ることが尽きないのも当然かもしれない。
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生物はなぜこんなに多様なかたちをしているのか? 餌の種類に応じてくちばしの形を変えた鳥、雄が交尾後の雌に貞操帯でフタをするトンボなど、多様な姿や驚きの行動が、どのようにして生起したのかを解説。さらに中立進化説、分子遺伝学や行動生物学といった最新の知見を紹介し、「挑戦する雄」が新たな種を生み出すとの新説や、過剰な適応は絶滅への道であることを提唱する。知的興奮に満ちた生き物好き必読の書。
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進化についてはいろいろと読んできているものの、新書であらためて読み直すというのも面白いかな、という軽い気持ちで読み始めましたが、このサイズに程よくまとめていただけて学び直しとしても十分な内容でした。
中立進化について触れらているところが特に面白いところではあるし、利他的と利己的という対比についても面白いところでもある。ただ中立進化のところはもう少し理解しやすくてもよかったかなとは思う。アリの社会性という面についての進化ももう少し掘り下げてもらいたいところ(ウィルソンの名前が出てきたので期待してしまった)。
新書なので保管場所も取らないので、後からまた調べ直しできるように本棚に保管します。
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「入門」と呼ぶにふさわしく、とても分かりやすい。網羅的にまとまっているが、特に目新しい知識はなかった。分子遺伝学は基本的なことがよくまとまって記載されている。
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構成が分かりやすくて、読みやすい本だった。進化について様々な角度から書かれていたけど、特に自然選択による進化以外の進化の方法について書かれていた部分が面白かった。例えば、異なる種のDNAが侵入する水平伝播とか。スパイダーマンとかテラフォーマーズみたいでかっこいいなって。
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ダーウィンが提唱する進化学から現在までの発展内容までがまとまる.利己的個体の必要性など,直感とは異なるアルゴリズムを辿ってきたり,語られる生物の行く末が提示されたり,思いの外軽く読める.内容的には軽くないが.
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h10-図書館2017.5.30 期限6/13 読了6/9 返却6/13再度h10-図書館2018.2.24 期限3/10 読了/ 返却2/26