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怜と竜華の関係性が落ち着き、舞台が中学に移ったことで物語も新しい局面に突入した感じ
前巻までがあくまでも怜と竜華の馴れ初めであったなら、これから始まる物語は千里山女子の土台となっていく物語だろうか?
以前登場した時は良きチームメイトであるように見えたセーラと洋榎
本編を見れば、この二人はいずれ異なる道を選ぶことになるのだけど、そこに至る出来事が本作でどのようにして描かれることになるかと思いきや、かなり衝撃的で気味の悪い展開によって道が分かたれていたのね
対局中の会話によって卓を囲む相手の本質を覗き込み不調に追い込むかのような打ち方をする藤白七実
似た能力では照の照魔鏡が有ったりするけど、あちらが相手の能力把握に比重を置いているのに対して、七実の能力は相手を追い詰め掌握する方面に比重を置いているように見える
そんな七実との出会いが『凶星』を崩壊させてしまうとは……
奪い奪われる関係を絶対視し、自身が勝者で居ることにこだわっているかのような七実の姿勢。彼女の正体やその思惑はあまりに見えてこないね
……そんな七実とは似ても似つかないのだけど、何か通じるものを感じさせるメイドさんが怜の前に現れたのだけど、あっちはあっちで何者なの……?