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丹波からの旅を終え江戸に戻った小籐次一家。日常が戻ってくるかと思いきや、いつ戻り世間は小籐次を放っておいてくれない。爺様侍は巻き込まれた騒動に挑む。今回はどちらかというと落ち着いた感じ。次は上様相手だろうか。
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酔いどれ小籐次江戸にもどる
南町奉行所を貶めたい盗人
なぜが小籐次まで奉行所の象徴として
毒入り四斗樽を仕込む
本当の目的は久慈屋
行動がちゃらんぽらんですが
すべて解決したからいいや
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佐伯泰英の著作で、他のシリーズは終わったものが多いのだが、これはまだ終わっていない。
このシリーズは「酔いどれ小籐次」とこの新シリーズがあって、新シリーズは、世間を大いに賑わせた小藤次が、次々と刺客を派遣されるのだが、その一人、まだ乳飲み子を抱え出奔した剣客須藤平八郎のたっての願いで、もし自分がこの果たし合いで死んだら、その子供を小藤次に託す、、、というものだったため、研ぎ仕事をしながら赤児を育てて、長い間の思い人、おりょうとも、夫婦になり三人の暮らしぶりから始まる。
その中で腕を江戸市中に知られる小藤次は、様々な事件や陰謀の解明に駆り出され、支援者も増えた。将軍家斉のお目見えも叶ったほど。
今回の話は、その俊太郎の亡き父母の故郷に帰り、母の墓前を弔い、江戸のある父の墓に一緒に入れ弔うこと。他にも兼ねてから付き合いの深い老中青山の統治する藩に、中々帰藩できないため、藩の内情に喝を入れるという働きも依頼された。
常に事件が小藤次に寄ってくる。
今回も無事事件を解決し江戸に帰る。
帰って早々、残虐な強盗団の噂が届く。
何と言っても、このシリーズは、幼子の成長ぶりや思春期になる俊太郎との関わり方、教えなど、背中で語る小藤次と愛妻おりょうとの家族愛が主軸で痛快な話の中に、家族とは?との主人公たちの自問自答が見えて、ほのぼのする。
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篠山から帰っておりょうは鼠草子の再現に
一方の小籐次は凶悪な強盗の探索に
感が冴えて目論見を突き止め奉行所の手柄に
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毎度、大好きな酔いどれ小藤次シリーズ!
新シリーズも14巻目。
いつも、読み易く、アッという間に読めて仕舞う。
今回は、旅から帰って来た小藤次は、凶悪な押し込みの探索に・・・・
仕込み杖と若い女性2人。
どのような展開になるのか???と、思いながら、おりょうの絵巻物の話や江戸の町並みの紹介なども含めながら、最後は、久慈屋に迫っている難事をどのようにさばくのか?と、、、最後には、少し物足りなさも・・・・
小藤次の腕の冴えが、、、、もう一つ発揮していないからかも・・・・
お金に欲のない小藤次であり、四斗樽の酒にうつつを抜かさずに、毒薬を飲まされなくてよかったと、、、、思いながら、読み終えてしまった。
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赤目小藤次も五十路を超え、剣術の技をひけらかす活躍から、謎解きをして事件を解決する方向に変わってきたように思われた。そのほうが面白みが増す気がする。
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特に緊迫することなくいつも通りの小籐次一家だが、駿太郎が見事にいい子に育って来てこのまま素直に大きくなってくれと思う。事件そのものは残虐だが、さほど深みはなく、いつもの如く小藤次が捌く