紙の本
初見の短編収録
2021/01/26 14:18
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投稿者:KY - この投稿者のレビュー一覧を見る
発表当時雑誌に掲載されただけになっていた短編が一つ追加収録、以前の単行本、文庫本を共に持っていたが、購入して読んだ。再読の楽しみもあり、悪くなかった。
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【5年間は何もしない。 絶望、覚醒、恋愛の短編集】五年間は何もしない。けれど絶望は追ってくる。一年つきあった彼女と共に睡眠薬を手にしたその果ては?不可解で深い心に触れる5編。
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みんなそれぞれ何かを抱えて、過去の楽しいことも辛いことも様々な記憶を持って生きている。
綺麗なことばかりでもなく、理不尽な思いをすんなり飲み込んで前に進めることの方がきっと少ない。
それでも、飲み込んだふりをして、納得したと言い聞かせ、次の縁に引っ張られてなんとか進む。
自分でしっかり立って自分の意思で前に進むのが理想だけれど、やはり何かに寄りかかって引っ張られてなんとか信じて前に行くしかない人もいると思う。
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主人公はみな一様に人生に行き詰まっていたり理解できないことが自分の周りで起こっているそんな渦中の人々で、その中でどう生きるか誰と生きるかを自省しながら結論づけていく、自省しながら誰かと生きるしかないと気づいていく過程がとても好きだった。コントラストがくっきりしている分、それぞれの感情の闇が捉えやすかった絶望だけではなくある種の希望を残してくれている筆者の優しさだなと思う。
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久々の白石一文氏の本で其々男女の絡みを交えた短編集。
どの内容も最後は男女間の折り合いを付けてちょっとした幸せを感じる話で良かった。
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表題含む5作品。
草にすわる
花束
砂の城
大切な人へ
7月の真っ青な空に
人の生き方について、人の孤独について、誰かとの関わり方について、深い作品だと思いました。