今ここにある恐怖
2021/03/08 18:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:文月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじは他の方が書いている通り
とても15年前に書かれたとは思えない現実感です
この話はほぼ一日に起こったこととは思えない内容です
前半と後半で若干日本語の印象が違いますが、共訳だからでしょうか?
前半ややもたついているような印象ですが、後半は一気に展開していく感じです
後半で登場するカステッリ博士は公的機関の所属なのに、若い頃は結構ヤンチャしていたようで、それが役立っていますが(笑)
殺し屋の最後の行動にはちょっと違和感はありますが、ある意味救いのある最期かと
最後の夜明けのシーンはちょっと感動的
一読の価値はあると思います
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死亡率80%の新型ウイルスが猛威をふるうロンドン。
数か月で死者50万人を超え、ロックダウンで街が恐怖に包囲されるなか、
仮設病院の建設現場で肉を削ぎ落とされた子供の骨が発見される。
人手不足で辞職前日に駆り出された刑事マクニールは身元の割り出しを急ぐが、
直後に愛する者の感染を知る。事件に没頭する彼を嘲笑うように次々と起こる殺人――
絡み合う謎の先にある驚愕の真実とは!?
著者の作品を読むのは三作目。前二作が好印象だったので、期待して読んでみた。時節柄、出版のタイミングは良かったが、驚愕の真実とは言えませんでした。残念。
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Whyがなかなか明かされない(勘が鈍いだけか、、)
いくら非常事態で退職数時間前とはいえ、組織を外れてこんなに一人で何もかもやっちゃっていいんだろうか?評価は⭐︎2.5だけど、カステッリ博士が気に入ったので⭐︎3に。
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イギリスでロックダウンとかいうので、このコロナ禍の事を描いた作品だと思いきや、なんと2005年に執筆されたものの「荒唐無稽」という事でお蔵入りになっていた作品。このコロナ禍で、緊急出版の運びとなったようです。
いやぁ、でもさ、15年も前に書かれたとは思えないほどリアル。使っているIT機器が、スマホではなく、ケータイだったりするところが時代を感じますが、それ以外のところは、現在進行中の事態にソックリで、今書いたんじゃね?と思ってしまいます。
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最初に、この物語はコロナ流行のずっと前に完成していたが当時は発表されなかった。物語は鳥インフルエンザが大流行し、ロックダウンされたロンドンが舞台となる。首相も亡くなり、急ごしらえの病院建設中の地中から少女の骨が発見される。事件を追う刑事の最愛の息子も鳥インフルエンザで亡くなり、辞職を決意したマクニールは狂気に取り憑かれながら犯人を追う。少女の正体が判明すると、恐ろしい真実が浮かび上がる!…とまぁ、あらすじも内容も意外性は特にない。このコロナ禍の暇つぶしにはいいかも知らんが、コロナを体験している私たちからすると、逆に粗が目立つ。ソーシャルディスタンスを取ろうとするのはいいとしても治療薬をあっさり破棄したり、息子がいるからって防護もせず感染病棟に乗り込んだり、消毒や手洗いの描写がなかったり。ロックダウンしていて許可された人しか移動できないのはいいけどエッセンシャルワーカーはどうしてるんだ?とか。登場人物のトムとサムが混同して驚きは半減だし後半に急に登場する博士とやらが都合よく活躍し過ぎだし、黒幕が現場に出張りすぎだし殺し屋も謎すぎる。バイオホラーなのかアクションなのかもよくわからないままで最後に畳み掛けるような人死にとダイ・ハードばりのアクション。まさかこれが真相じゃないだろな?が真相というオチ。
題名買いで今勢いで売れちゃうだろうけど。
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世界に人工的に作られた謎のウィルスによって主人公の息子が死んでしまった。。。
しかし全く感情移入できない。主役の不倫?している中国系の女性の方が感情的にも行動的にもメインなんだが、ちくちくアジア人差別、障害者差別に対するケアが全くなっとらん!みたいな表記があり。結局、製薬会社の金儲けのため、ウィルス対策委員長みたいな人がウィルスまきちらしていたんだが、かまってちゃん的な姿勢が気になった。