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能力に対する姿勢、使い方に一人一人の個性が出ていたこと最終的な結末へのもっていきかたそれまでの異様で繊細な雰囲気からの変化など魅力的な場面が満載で面白かった。
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主人公の気持ちがよくわかる。自分の気持ちよりも、集団から逸脱しないでいることを選んでいる。
所属すると楽な部分と辛い部分、どちらを取るのか社会人になっても未だに悩みながら過ごす。
どう過ごすと人生を自分らしく生きれるのか?人や自分自身とも向き合ってみたいと思った。
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特殊設定ミステリーでした。
6人の嘘つきな大学生が面白かったので、読んでみた作品。特殊な能力(超能力系)がダメな人は読まない方が良い。大丈夫なら、面白く読めると思う。頭脳戦っぽい内容なので、読み飛ばしできず考えながら読まなくてはならない本。
何人も死んでいるのに読後感が悪くなかった。
ジャンプ+なんかで漫画になると面白いかも。
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『六人の嘘つきな大学生』が話題なので、先に見つけた同じ作者のこの本を読んでみた。
すごく面白くて一気読み。
もう数十年前の、自分の中高時代を思い出した。
私はどちらかというとうるさいグループにいたので、一番共感できたのは八重樫くん。
『何も言わないで下向いてる奴こそが、教室に階級を生み出してた』
『『上』なんていねぇんだよ。いるのは『下』だと思い込んでる奴だけ』
純粋にレク企画を楽しんでた八重樫くんからしたら、垣内や壇の考えには同調できない。
逆に、クラス全員にレク企画を強要する子達を殺したいほど憎く思っている垣内や檀に共感する人もいると思う。楽しんでるのはおまえたちだけだと。
特殊能力ミステリーとしてはもちろん、スクールカーストについても深く考えさせられる一冊。
読書嫌いな高1の息子にも読んでほしい。
一体どちらに共感するのだろう?
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誰でも一度は考えたことがある黒い感情。
それに支配されてしまうとこうなるのかと思った。
でもどちら側の言い分も分からなくはない。
複雑な心境になる。
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特殊設定ミステリー。
ジョジョ、デスノート好きならハマる!という本屋のポップに抗えずに。たしかに、面白かった。
代々引き継がれていく4つの特殊能力という設定自体も面白かった。
優里の動機を、そんなことで?と思うかもしれないけれど、教室という枠の中にいた事があれば、覚えがあるのでは。大人になり鈍化した今でさえ、あぁわかるよ、とひりつく繊細な痛みを思い出させられた。
もちろん、カースト上位の考えもよくわかる。きっとこの物語に出てきた彼らには悪意はなかった。
集団である以上、どうしたって相容れない個体はあるからね。
大人になって忘れていた(感じなくなっていた)繊細さのある、まさに青春小説だった。ミステリーとしても、わくわくして読めたので面白かったです。
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特殊能力という設定の中でいろんな出来事に必然性を持たせるというのは凄く難しい作業だっただろうな。作者の人がとにかく凄い。
正直、漫画とかアニメでありそうな設定なんだけど、推理小説としての完成度の高さに読後のスッキリした感じがあって楽しめた。謎解きとして読むと微妙かもしれないけど。読みやすい上に出来が良い、理想的な一冊な気がした。
ひとつだけ文句を言うなら再三出てくるU字型の校舎の図面が欲しかった笑
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面白かった!
なんかもう、ぐいぐいと読んでしまった。
え。なに誰が?なに?どーやって?と頭の中にたくさんの「?」が湧き出るなかで読み進める本の面白さと幸福感ったらなかった。
伏線の回収も素晴らしく、ラストの垣内の希望をぺしゃんこにする当たり前の現実の非情さも良かった。
この人の他の本も読みたい
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私は多分学生時代常にカースト上位にいる人間だったと思う。(今思い返せばではあるが)
だから八重樫の気持ちがすごく分かる。カーストを作り出しているのは下の人間だっていう部分が特に。ただカースト上位のグループの中でもカーストは存在してその中では自分より上がいて、その煩わしさに理不尽さにいつハブられるかに怯えて悩む時期があったなーと思い出した。
学生時代ほどではなくても今もカーストを考えてしまうことや、1人で生きたいと思ってしまうことは結構多い。そこをうまく突いてるなと思った。
伏線回収が綺麗でもやもやが残る事は一個も無かったように思う。
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『6人の嘘つきな大学生』の著者の作品なので読んでみました。
異能力というファンタジー系とその人の能力が一体何なのかというミステリー要素、とても苦しく、気持ちがしんどくなるような青春モノの3つの側面が混ざった小説であった。ミステリー小説というイメージが強かったが、どちらかというと青春の痛みだとか不安定さに重きを置いているという印象だった。
「自由になりたい」という欲望がいつしか他人を排除する方向に転んでしまうのが恐ろしいと感じた。最初は人を殺しまくるサイコパスの話かと思っていたら、読者側にも共感できる話も多く、複雑な気分にさせられた。そして、この物語の根幹にも繋がるスクールカーストも彼ら自身が意図的に作り上げたものではないことが読み取れ、自分を「下」だと思い込んでいる人が作り上げた厳格に過ぎないのかなと思った。奇しくも、優里が得た「幻覚を見せる」という能力と同じように。
また、小早川の遺書を読んでいると優里がスクールカーストを無くすのは自由になりたいというものだけではなく、友人を自殺へ追い込んだという事もあったのではないかなと推察できた。もしかしたら優里は、自分のことを色眼鏡なしで見てくれる友人を失ってしまったことで箍が外れてしまったのかなとも感じた。
この小説は、集団の圧力とそれにどのように関わっていくかという事なのだと感じた。全ての人と関わるのではなく、その中でも大切な人を見つける事が大事なのかなと思いました。
物語もスッキリしていて面白かったので、これからも浅倉さんの作品を読んでいきたいです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
垣内友弘:内山昂輝
白瀬美月:宮本侑芽
八重樫卓:日野聡
檀優里:上田麗奈
山霧こずえ:内田真礼
小早川燈花:鬼頭明里
イシミズ:江口拓也
のり子さん:伊瀬茉莉也
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6人の嘘つきな大学生の方が好きだった。序盤のドキドキ感は良い。
伏線を回収するために物語を作っている感がある
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特殊設定ミステリー、久々に読みました。学校、クラス、学生の時にぶち当たる壁を表現しつつ、それに絡めた事件を解決していく物語です。私も主人公と彼女の能力について考えてましたが、結局最後までトリックが分かりませんでした笑
能力がわかった瞬間、なるほどな〜と!!楽しく読めました。
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面白くて世界観に引き込まれた
高校の嫌な部分を思い出した
ちっちゃな世界で人間関係絡み合っててめんどくさかったなーと
1番目に死んだ子の遺書にすごく共感できた。
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受取人の特殊能力を使って自殺した生徒達の真相を追求する青春ミステリ小説です。
最後までどうなるか分からない展開で檀優里の特殊能力を知った時は目から鱗が落ちた様な感じがしました。
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一見では特殊能力をテーマにした作品に見えてしままうかもしれません。しかし、特殊能力の位置付けはトリックを作り出すパーツとして巧く活かされたミステリー作品でした。