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タイトルでデスゲーム系か?と思ったら違った。
けど満足感の高い一冊でした。
クラスで連続する自殺騒動、これは本当に自殺なのかーー?
代々伝わる『受取人』とその能力のあたりは、あれ?これミステリでなく能力バトルSF系?と思ったけど、『受取人』の関係や力も巧く使って展開されてて、伏線回収もとても鮮やかだった。
読後感も、完全すっきり!ではなくても悪くない。
主人公は大家族で帰宅しても一人になる時間がなくずっと賑やかだから、一人の時間がほしくてたまらないんだろうね。
なのにクラスも一致団結だとか言って一人にさせてくれない。仕切ってるやつら邪魔。だからといってクラスの上位を殺してはいけない。
そういった葛藤や、でも許されることではないよね。っていう主人公垣内くんの気持ちはよくわかる。
そして八重樫くんの、でもあいつらは本当にクラスの為を思ってやってたんだ、っていうのもとてもわかる。彼らはわいわいやるのが本当に楽しくて、それはみんなも当然そうだと思ってただろうから。
こういう青春ミステリ系がきっとなんだかんだわたしは好きで心に刺さるんだろうなあ。
ガラスの孤城も青春ミステリ系でめちゃくちゃおもしろいと思ったし…
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面白かったです。
まさかの特殊能力物で頭脳戦が繰り広げられる、それだけじゃなくて、学校という枠組みの中で起こりうるカーストの話を上手く取り入れて、若干の重さもありつつも読みやすかったです。
自分も人の意見に流されて自分が本当は何がしたいのか分からなくなることがあって、どこか重ねてしまう部分がありました。
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面白かった!
学生時代そんな感じだったかもなぁって思いながら読んでた。
久しぶりに通勤だけじゃなく家でも読むほどだった!
タイトルで想像してた内容と読んであ、こーゆう意味か!と分かった時、なるほど!って思ったし、この人の他の作品も読んでみようと思った。
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高校の「仲良しクラス」に「カースト制度」を当てはめた
リアルを、特殊能力をもちいて、残酷な部分を露出したストーリーの中で、自分は社会不適合者だと思っている若者の心境が描かれているお話でした。一気読みしたので面白かったは面白かったですが、私的にはちょっと物足りないお話だったかな。
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面白かった。
6人の嘘つきな大学生読んだ後に買って読みました。
ド直球な学園ミステリーものかなと思っていたのですが、まさかの異能力登場。
個人的に、異能力が介在するミステリーものは好きです。最近、結構増えた気がする。
屍○荘の殺人とか探偵は嘘をつかない(だっけ?)とか。
学園ミステリーはどうしても幅が狭くなったり、原因もいじめとか色恋沙汰になりがちな印象だったけれど、たった4人が入るだけで一気に幅が出来て、読んでいて面白かった。
能力を予想したり、矛盾とか隙はないか考えながら読む人にはとてもいいと思う。
先生のいいクラスだよが嘘だったのは、先生もまたそういう生徒たちの団結や結束を不要だと思っていて、自分が学生時代の時にも壇や主人公と同じだったからなのかな?
そこだけ説明がなかったからに気になった。
学生時代を思い起こしていたから、カーストトップ生徒からのお願いもすんなり聞き入れていたのかな?と思った。
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受取人という特殊能力もある話だったが、ミステリーとして楽しめた。
教室が1人になるまで。スクールカーストのようなものも感じられ、学生時代を思い出した。
伏線もうまく回収してスッキリ!
ただ、幻覚を見せるっていう能力はわからなかったなぁ。びっくりした!
続きが気になって、ついつい夢中になってしまった。
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あまり期待をしていなかった
(初期ハードルが低かったから?)こともあり、
思っていたよりも面白かった。
スクールカースト。
明確なイジメはなくとも、
上位層の考える正義の押売りは
キツイかも知れない。
けれど、殺すというのは…
特殊能力を使うとか、
十戒には反しているけど、
私はあまり気にならずに楽しめました。
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死神は誰?
謎に突き動かされて「この本は五つ星」と思いながら読み進めた。が、あまりにも現実離れした超常現象に興奮も尻すぼみに。そして綺麗事での終幕。
『6人の嘘つきな大学生』がとても面白かったので期待して読んで、途中までは確かに面白かった。
でも6人の‥のように伏線が張り巡らされているようなこともなく、正直、期待はずれ。私的に終わり方がダメ。
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面白かった。受取人とか様々な特殊能力とか、現実感の薄い設定だったけれど、ミステリーとして立派に成立しているし、殺伐とした経緯を辿るけれど、ちゃんと未来への希望が持てるラストに繋げてくれる小説テクニックはやはり相当なものだ。また何より、主人公の心情が溢れ出るクライマックスと、終盤に八重樫が語る、昨今話題のスクールカーストというものについての著者の見解が秀逸だった。
世の中には「いじめ」的な世界線もあるのだろうが、ここで描かれているのはそうではない。そうではないくせに、それでもこういった感情が渦巻くのはやはり思春期というものなのだろう。
とにかく面白い。小説を読む楽しさを存分に感じさせてくれる作家さんだ。
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「六人の嘘つきな大学生」が読みたくて、足慣らしで読んでみたけど結構面白かった。
スクールカースト、同調圧力、高二病、特殊能力…盛り沢山!
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おもしろかった。幸か不幸か少なからず共感できた。すごい伏線みたいなのは感じなかった。読解力不足なのか?
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高校で起きた生徒の三連続自殺、全員共通していたのは「私は教室で大きな声を出しすぎました。調律される必要があります」という謎の遺書。
ショックをうけて休んでいたクラスメイトが語る死神の存在!本当に三人は本当に自殺だったのか?死神とは何者??みたいな感じの青春ミステリー小説。
どんな手段で自殺させたのかがはっきりしない状態で常にハラハラしながら一気に読める。伏線の狙撃手って書いてるだけあって伏線回収を楽しめる。
「六人の嘘つきな大学生」では就活ダークサイドを描き今作では青春のダークサイドであるスクールカーストを描いていてただのミステリーとして推理を楽しむ以外にも楽しめ考えさせられる部分があった。
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朝倉秋成さんの作品
作者の哲学に関する知識も相俟って
主人公の本人すら気がついていない無意識の本音や負の感情が豊かに描かれている。
その分他のキャラクターの心情が薄く感じてしまうかも!
読みやすいミステリー作品だった
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読み終わって自分に素直でありたいと思った作品。あまりミステリー要素はなかったけど、表現がよく先が気になってサクサクと読めた。
周りの空気とのチューニングは程々にしたいよね。
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伏線の回収が実に見事。
ああ、あの描写はそういうことだったのか、と思わせるのが一つ二つではなく、いくつも重なる。