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書店で平積みしており面白そうなので買った。湊かなえといえばミステリーで怖いイメージがあったが、全くそんなことはなく、ほのぼのとした青春小説。すごくよかった。高校の放送部というマイナーな部活を掘り下げているが、登場人物がとてもユニークで感動もさせられる。高校入学から高校1年の夏休みまでで終わってしまうが、続きが「ドキュメント」という作品で描かれているとのこと。近々発売されるようなのでそれも楽しみ。そして、ラジオドラマにも興味を持った。中高生ぐらいの時に読んでたらまた違った過ごし方をしていたかもしれない。
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運動部から文化部へ
事情があり部活動を変更する事になる主人公。
関わってゆく人たちも含めて、それぞれが
成長し変わってゆく。
期待プラスで最後まで読みました。
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勉強と部活のまさに青春小説。自身は放送部にはまったく縁がない学生生活だったが、JBKのシーンは臨場感があって本当に体感しているようで、読む手が止まらなかった。
ぜひ続編を出して欲しいです。
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放送部って珍しくてこんな部活あったのか〜っていう感じ。公立では無縁だよなぁ。こういう部活があったら将来の道もまた違ったのかなぁ、と。
大会までのシーンが長くて私は飽きてしまった、やっぱりスポーツが好き。文化部でないからかな。笑
ぶんけいさんの解説がすごくてやっぱすごい人なんだな、と思った。
湊かなえさんはサスペンス系しか読んだことなかったから新鮮でまぁまぁよかった。
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湊かなえさんの小説が好きでよく読んでいるんですが
この作品はまったく湊かなえ感が無くてとても新鮮です。いつもと違った青春のお話も面白く書けるのは本当にすごいと思いました。
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初めてレビューを書きます。
「告白」を初めて読んだ時に衝撃を受け、それ以来湊かなえさんはずっと大好きな作家です。
「イヤミス」というジャンルを作り上げ、「本読むのは苦手だけど湊かなえは好き」というファンは多いと思います。
そんな作家さんが書く青春小説ってどんな感じなんだろうって読む前は思っていました。
結果、めちゃめちゃよかったです。
湊かなえさんの作品って、登場人物や情景が嫌になるくらいリアルに「存在」しているんですよね。
高校入学前に足を怪我して陸上部に入れなくなった主人公、主人公を放送部へ連れて行った脚本家志望の同級生、中学時代の仲間で憧れの友達、放送部の先輩たち、いつも一人でいる女の子、中学の顧問の先生などなど、、
登場人物に共感することもイライラすることも沢山あるし、「こんなこともあるよなぁ」って自分の経験と照らし合わせたり、かと思えば「えっ??」って驚かされたり、
私は陸上部でも放送部でもなかったけど、物語の中の世界がめっっっっちゃ「わかる」。
青春っていいところも悪いところも楽しいところも辛いところも全部ひっくるめて青春なんだなぁって、月並みですが思いました。
「湊かなえのイヤミスは好きだけど、青春小説かぁどうしようかな」って思っている人は、躊躇わずに読んでほしい。
誰もが惚れた湊かなえは、ちゃんとここにもあります。
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「イヤミスの女王」湊かなえの青春小説
あるきっかけで放送部に入部した高校1年生が、先輩や友人らの様々な影響を受けながら、どんどん活動にハマっていく様を爽やかに描いています。
あの「イヤミスの女王」が青春小説??と思って読んだのですが・・・正直、説明調の部分が多く、イマイチのめり込めませんでした。ちょっと残念(^_^;)
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湊かなえさんの本はよく読むのですが、良い意味で湊かなえっぽくない本。
思春期ならではの色んな「青春」を一冊で堪能できる。
中学生・高校生ならではの偏見や考え方(文化部の偏見など)、目標に全力で取り組むことの大切さやそれに基づくたくさんの障害や葛藤などを上手く表現していた。
読んでいてくどくどなくて、爽快感がある。
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湊かなえ作品、15冊目。
今回は、初青春小説とのこと。「山女日記」のような、暖かさを感じる作品でした。特に、
放送部でラジオドラマ制作を通じて、伝えることの難しさと楽しさを味わう姿に、今後も応援したくなります。
ふっと、こんな高校生活を送ってみたかったかな、と反省。
放送部で、1) ケガを負ったスポーツマンが挫折を超えて新環境にのめりこんでゆく姿 2) タイムや点数といった明確な基準があるスポーツと異なり、自己判断と異なる審査得点に悩む姿 3) 一つの言葉が、それぞれの立場/個人によって、意味合いや言い方が違ってくるところ。など、放送部の魅力にハマって行く姿に、心弾まされます。
最後の場面は、ケガによる選手生命、過度な練習、無理な試合の反省や”今しか”にかける選手の気持ちや”次”を信じる気持ちなど、スポーツが持つ信頼や思いやりを感じるいいシーンでした。圭祐は放送部を選んだのは、やはり悲しい選択だったのかもしれない。(→半年で、やっと踏ん切りがついたところでしょうか)
気になったフレーズは以下:
★もしも、陸上部員が駅伝のエントリメンバーと同じ人数だったら、あれほど必死で練習に挑んだだろうか
★選手の思いだけじゃない。控え選手、それにも選ばれなかったメンバー、種目は違えどともに切磋琢磨してきた陸上部員、そして、支えてくれた保護者の方々、すべの思いが込められたタスキを繋ぐのが、駅伝だ
★泣いちゃだめだ。自信が敗北感に飲み込まれてしまう。
★面白い作品っていうのは、怒られたり、非難されたりする覚悟をもって境界線を越えた先に生まれるものだった、私は教えてもらった
★操作の簡易化に伴い、言葉まで軽視されるようになったのではないでしょうか
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「オリジナルを書けるとしても、自分一人のものではないので、意に沿わない意見も取り入れなければならないこともあるはずです。好きなことを好きなように、自由に書けるのは素人の特権ですよ」
多分、著名な作家にも、その特権は時に発生するのではないか。この本は、どちらかと言えば、湊かなえさんが、書きたいことを書くことを優先したんじゃないか、と思う。告白、とかのようには面白くなかった。
前半、中盤は、読むのをやめようか、と思うくらい、つまらなかった。
最後まで読んではじめて、ああ、湊さんは、そういう自分語りをしたかったんだな、と腹落ちした。
と同時に、途中でやめなくてよかった、と思った。
湊かなえさんに、作家に、脚本家に、興味がある人は、最後まで我慢して読む価値があるのではないかと思う。
そういえば、自分自身も子供の頃から、本が好きで、好きが昂じて、作家になりたい、と思った経験はあるが、一文字も書くことはなかったな、と、思い出しました。
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この作品の続編にあたる「ドキュメント」関連の記事で声優の鈴木崚汰さんがこの作品についても言及していたので手に取りました。
中でも本編よりおまけ?の正也の脚本教室が個人的には納得できる事もあって面白く、
小説>漫画>ラジオドラマ>映画やドラマ、アニメなどの映像化
で確かに自分の中での想像力…シアターですかね?に違いがあるな、と改めて思いました。
いろんな作品がメディア化されてる方が描けるところでもあるかも。
過去に同作者さんの「告白」は読んだ事ありましたが、あと残りもなく読みやすい作品でした。
有川浩さんのシアター!を個人的には思い出されますね。
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ある意味湊さんの作品とは思えない、真っ直ぐなキャラクターが、飾り気なく物語りを組み立ていくと言った感じで、良い意味で裏切られた感のある小説でした。
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大学時代、RBCに所属していた私にはいろいろな思いを共有できる話だった。
運動部から見たら、やっぱり『オタク』的にしか見られないことに、なんとなく後ろめたさを感じたりしたけれど、やっぱり一つの作品を作ることって充実感得られる。
とは言え、私自身はそこまで深くいろいろ考えておらず、あーもったいないことしたな、なんて思ったり。
本作でも触れられているけれど、学生時代に放送部…とかドラマ作ってるっていうと『オタク』みたいに言われるのに、
脚本家やドラマ作っている方々は、すごい職業みたいに言われるのは、面白いというか、鼻で笑ってしまうなっていうか…
本の内容については、陸上できなくなって、放送部で頑張って、輝いてるだろーっていう話だと思っていたけれど、陸上へのもやもや…放送部へのもやもやがあるのが当たり前で、その思いが切なかった。
でも、次を見ている姿、かっこいいし、
本当に『次』が楽しみ。
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きっかけや理由はなんでもいい。
他人に理解されなくてもいい。
熱く打ち込めるものって
案外周りにありふれてて、
踏み出せるかどうかだと思った。
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続きが気になってすぐに読みおわってしまった。
主人公の変わっていく様子が楽しかった。
青春を一緒に体験出来た気がした。