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この作品の続編にあたる「ドキュメント」関連の記事で声優の鈴木崚汰さんがこの作品についても言及していたので手に取りました。
中でも本編よりおまけ?の正也の脚本教室が個人的には納得できる事もあって面白く、
小説>漫画>ラジオドラマ>映画やドラマ、アニメなどの映像化
で確かに自分の中での想像力…シアターですかね?に違いがあるな、と改めて思いました。
いろんな作品がメディア化されてる方が描けるところでもあるかも。
過去に同作者さんの「告白」は読んだ事ありましたが、あと残りもなく読みやすい作品でした。
有川浩さんのシアター!を個人的には思い出されますね。
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ある意味湊さんの作品とは思えない、真っ直ぐなキャラクターが、飾り気なく物語りを組み立ていくと言った感じで、良い意味で裏切られた感のある小説でした。
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大学時代、RBCに所属していた私にはいろいろな思いを共有できる話だった。
運動部から見たら、やっぱり『オタク』的にしか見られないことに、なんとなく後ろめたさを感じたりしたけれど、やっぱり一つの作品を作ることって充実感得られる。
とは言え、私自身はそこまで深くいろいろ考えておらず、あーもったいないことしたな、なんて思ったり。
本作でも触れられているけれど、学生時代に放送部…とかドラマ作ってるっていうと『オタク』みたいに言われるのに、
脚本家やドラマ作っている方々は、すごい職業みたいに言われるのは、面白いというか、鼻で笑ってしまうなっていうか…
本の内容については、陸上できなくなって、放送部で頑張って、輝いてるだろーっていう話だと思っていたけれど、陸上へのもやもや…放送部へのもやもやがあるのが当たり前で、その思いが切なかった。
でも、次を見ている姿、かっこいいし、
本当に『次』が楽しみ。
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きっかけや理由はなんでもいい。
他人に理解されなくてもいい。
熱く打ち込めるものって
案外周りにありふれてて、
踏み出せるかどうかだと思った。
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続きが気になってすぐに読みおわってしまった。
主人公の変わっていく様子が楽しかった。
青春を一緒に体験出来た気がした。
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イヤミスの女王の本とあって、何か後味の悪い結末になるのかと思いながら読んだが、爽やかな読後感の青春ストーリーだった。
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男性が主人公ってだけでも珍しいのに湊かなえらしくない小説に仕上がってる。
面白くないわけではないけど、正直言うと物足りない部分はある。
こんな小説も書けるんだなという印象はある。
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湊かなえ氏著
だけれども、これまでの氏の作品とはまた違ったジャンル。ミステリー感もない青春もの。
氏のミステリーを期待して読むと物足りないかもしれないけれど、さすがストーリーの構成や人物像の描き方は個性に溢れていて安心して読める。
青春まっさかりの汗水流していた頃に読んでいたら、同感するのかな。はたまた反発心を抱くのかな。
でも頑張る、心を注げるものを持てることは幸せで豊かだと思える。
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湊かなえさんにしては珍しい青春小説。
放送部というマイナーな文化部が舞台。
事故の謎解きのようなことに発展して湊ミステリーワールドが繰り広げられるのかと思っていたら、最後までスッキリとした青春小説でした。
「伝える」手段が多様化した現代。便利ではあるけれど、そのかわりに伝え方に苦慮することもあまりなくなった。自分の思いを自覚し表現し伝達する術について、再考を促したかったのかなと感じた一冊でした。
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駅伝の有望選手だった圭祐が、高校の合格発表の日に交通事故にあい、陸上を諦めて入った学校で同じ中学出身の正也に誘われてなんとなく放送部に入ってからのお話。
私は帰宅部だったが、卒業した高校に放送部ってあったのかなと思ってホームページを見たところ、私が通っていた大昔はいざ知らず、今はちゃんとあるみたい。
部員は7名で、『夏のNHK杯、冬の高文祭という2つのコンクールに向けて、日々練習を重ねています』って書いてあるから、物語と似たような感じなんだろうな。
しかし、高校の放送部の活動がテレビ・ラジオ番組制作みたいなことをやっているのを知らなかった。
「おちょやん」の最後のほうで、テレビの中でラジオドラマをやっていて、結構面白いもんだと思ったが、コンテストとなるとスポーツとは違って優劣を決めるのが難しい気もするし、審査する人のどこに受けるのかが見えにくい中での作る過程における議論も大変そう。
そう思って読むと、お話としてはまずまず面白かったが、作りは浅い。
作った台本をブラッシュアップしていく様などなかなか面白いところだと思うが突っ込み不足で物足りないし、中に出て来るラジオドラマやその講評の内容についてどこまで作者のオリジナルなのだろうという意地悪な疑問が湧く。
部活を通じて、上級生や同級生との関係が築けたり、親との会話の接点になったりするところは、ありがちだけど、まあ微笑ましい。
主人公ら1年生のキャラクターは好ましいが、3年生がヘタレ過ぎ。
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イヤミスではない、青春物語。
学生時代に戻ったような充実感で満たされました。
こんな風に過ごしたかった。
運動と文化系の良さもあるし、なんだか良かったです。
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湊かなえの青春物語。とても新鮮。結果が残せなくてもいい、失敗したっていい。何かに夢中になって取り組んだ経験が、将来何かの役に立つ。今やりたいことをやろう。
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高校の放送部が舞台ですが、テレビドラマやラジオドラマを撮影するシーンがちょくちょくあり、自分の演劇部時代の経験と重なりました。
部活に思い入れが無い人にも読んでほしいです。
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環太平洋大学附属図書館の所蔵情報はこちら⇒
http://library.ipu-japan.ac.jp/Main/Book?book_id=TS00078780
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放送部、という文科系の部活に焦点を当てて描かれた物語。ラジオドラマ制作の過程を、湊さんならではの世界観で描かれているのは面白い。
湊さん=イヤミスな方からすると、達成感に向かって紡がれていく心地よい感動は(人の根底にあるドロドロ感が欲しいという意味で)物足りなさを感じるかもしれない。でも、登場人物の、入部や制作、発表に至るまでの過程や成長は、キャラクター設定をきっちりしてくるところに湊さんらしさが感じられて面白いと思う。