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全体的に、登場人物の好感度が低い・・・。男性たちが特に(私が一番ダメだったのは携帯屋。自覚のないクズで、最低だと思った)。
それぞれのダメ具合も生々しくて、暗い気持ちになりました。
最後はいい話っぽく終わったんだけど、いまいちすっきりしなかったなぁ。
前作(があるらしい)を読んでいたら、また違う印象を持ったのかしら。
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三人姉妹で朝昼夜に分かれてお店を開く、そんなシリーズだが、随分様子が変わってきた。
三人屋に集まってくる人達や三人姉妹の恋愛話が中々面白い。
色々な形の人間関係があるものだ。
今や夜部門だけの開店だけど、商店街の一角にずっとあって欲しい存在。
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ひ香さん好きなので楽しく読みました
登場人物は皆魅力的です
ちょっと切ないです
タマゴサンド食べたくなります
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朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――志野原家の美人三姉妹が営む「三人屋」は、朝日の就職を機に、朝の店を終了、業態を転換することになった。
朝日が出勤前に焼いたパンを使い、まひるが朝からランチ時まで売る自家製の玉子サンドイッチが、見映えも良くおいしいと大評判に。
かたや長女のスナックは、ラプンツェル商店街で働き、暮らす人々のサロンとしてにぎわっている。
ゲイの青年、売れない作家、女泣かせのスーパー店長など、ワケあり常連客たちが夜ごと来店、三姉妹の色恋沙汰を肴に、互いの悩みを打ち明けあったり、くだを巻いたり…
悲喜こもごも、味わい深い人間模様を描く大ヒット小説『三人屋』待望の続編! 心も体もくたくたな日は「三人屋」の新名物「玉子サンド」を召し上がれ!
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シリーズものと知らずに二作目から読み始めてしまった。下地がないので、登場人物の関係性や舞台の空気感をつかむまでは、物語に入り込み難かったが、次第に把握できてくると、朝、昼、夜、それぞれのラプンツェル商店街の貌が見えてきて、この町に暮らす人たちの気質のようなものも感じられるようになってくる。いつも端っこにいる脇役のような印象だった人にも、その人だけの人生があり、他人のこと自分のこと、さまざま考えながらそこで役割を果たしているのだと、登場人物すべてに愛おしささえ感じられるようになる。きのうと同じ明日は来ないが、少しずつ貌を変えながら、三人屋が続いていくことを願いたくなる一冊である。
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読むたび、ドラマや映画だったらこの美人三姉妹をやる女優さんは誰だろう、と想像する。
朝日やまひるはなんとなくこんな感じ?と思い浮かべられるけど、夜月がどうにもイメージわかない。
とりあえず、フードコーディネーターは、飯島奈美さんで。
とにかく、玉子サンドは作るっきゃない。アノ秘密の作り方で。
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20210316
本屋でおすすめコーナーにあって購入。読みやすく、登場人物が皆よい人で、悲しくならないですむ。読み始めてこれが続編だと気づく。
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両親が開いていた喫茶店を引き継いで、「三人屋」という店を営業する、志野原夜月(しのはら よづき)、まひる、朝日の三姉妹と、彼女たちと関わる男たちの物語が「ラプンツェル商店街」を舞台に繰り広げられる。
長女・夜月のキャラクターが凄い。というかヤバい。
たくさんの部屋を持った古い大きな建物みたいな感じのする女。
中側が窺い知れない。
すぐに出奔する、行方をくらます、かなり大物な男がいたり、若い子を1万円で落としたりする。
昭和のスナックの女、とか文豪の女とか?
しかし、見た目は「ちょっと化粧の濃いヨガの教師」みたいだという。
要するに、不潔感がないということか。
三姉妹には少なからず「ダメ男センサー」が付いているらしい。
・ゲイの美少年・理人(まさと)は一番の年下だけど、一番しっかりした考えの持ち主かもしれない。
・書けない作家の一也(かずや)の変わりすぎた人生に驚く
・携帯屋の亘(わたる)は、満場一致で最低だ。自覚無し、天然の最低男。
・透(とおる)は、相手に誠実だったところで、ダメ男への転落を免れた。
・母親が経営するスーパーイイジマの店長・飯島大輔は、前作に志野原三姉妹とのいろいろが書かれている。モテる男だが、ずっと思い続けている一番の本命には報われないのがエレジー
「三人屋」の危機。
男ばかりの、ある意味三人屋になりかかったが・・・
「お帰りなさい」は、ポッと灯ったあかり。
前作は、森野で始まった。
今作は、森野で終わった。
営業職のサラリーマンであるということ以外に、特に背負ったものや屈託があるようには思われない。
この、平凡な森野がキーマンなのか?
兎にも角にも、まひるの笑顔が見られたのは良かった。
前作では森野に「無表情、ぶっきらぼうで、女看守のよう」などと思われていたのだから。
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三人家の店は今も健在ゲイ ひも スーパー店長など訳あり3人が自分の悩みを打ち明け合う、最後にふわふわ卵のレシピを教えてもらい秘密は水 ただそれだけ本当かどうか自分も作ってみる
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「三人屋」の続編ということを読み終わった後に知りました。続編から参加しましたが、ちょっと物足りないかなという印象がありました。
三姉妹が営む「三人屋」。朝は喫茶店、昼はうどん屋、夜はスナックとバラバラでしたが、三女が就職を機に朝の営業は終了。昼はうどん屋からサンドイッチ屋に転換するところから始まるので、以前の状態がどうなっていたのか気になりました。
本の表紙がタマゴサンドでしたので、料理をメインに書かれているのかなと思っていました。しかし、料理は少なめで、主に登場人物たちの恋愛に対する悩みや進路といった心理描写が書かれています。
原田さんの別の作品「ランチ酒」が、似たような表紙で読んだことがあったのですが、そこでは美味しそうな料理が多く登場しています。なので、そういった傾向なのかなと想像していた分、ちょっとがっかり感はありました。
全6章の連作短編集で、三姉妹を取り巻く六人の男が、それぞれ主人公となって、自分自身の悩みや三姉妹との交流を描いています。
ゲイやヒモといったちょっとディープな人たちが、三姉妹と出会うことで、どんな変化が生じるのか。それぞれが抱える悩みが切なくもあり、生々しさもありました。
主に長女が経営するスナックを舞台にしていて、表紙から想像する明るめな雰囲気とは違い、ちょっと暗めで「大人」な雰囲気がありました。
料理は少なめと書きましたが、その料理はタマゴサンドです。作り方の違った3種類がとても美味しそうで、つい食べたくなりました。一手間加える方法も紹介していて、潰したゆで卵とマヨネーズ、そして小さじ一杯の水が大切だそうです。試してみたくなりました。
前作の「三人屋」では、どんな作品だったのか。「美味しいエンタメ」と紹介されていて、気になりました。
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もう三人屋は終わりなのかな…三姉妹の二人の未来が見えるお話しに寂しい。まだまだ次のお話しを読みたいな。
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三姉妹の関係は、前作同様。仲が良くないと言うより悪いまま。
世の中の兄弟姉妹が全て仲が良い訳では無いと言う、現実的な感じがすごく共感できるものの、三姉妹を取り巻く男性達がクズ過ぎて、やや興ざめ感もある。
ただ、この作家の作品は基本的にハッピーエンドで終るのが分かっているので安心して読める。
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いろいろな人の目線で書かれる、ラプンツェル商店街のお店のお話。
森野くんのお話がじんと来た。
夜月さんのお店で飲んでみたいなぁ。
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表紙はおいしそうなサンドイッチのイラストですが、今回も料理は添え物的な扱いですね。前作で料理がメインでないことを学んだので人間関係を楽しませていただきました。
なんかはまりきれない作品なんだよなーと思っていたら、夜月が苦手なことに気づきました。ちょっと勝手すぎるかなぁ。そこが彼女の魅力なのかもしれないけど、個人的にはまひる派です。まひるのちょっと不器用でお堅いところを見ていると幸せになってほしいなと思います。なのでラストは良い感じ。前作のトップバッターである森野くんで終わったところがまた綺麗にまとまった感じですっきりしました。しかも彼は商店街の外の人間なはずなのに、その彼で締め括られたということは衰退する商店街もそこにいる人も変わっていくんだという明るさが見えました。
大輔の株は相変わらず下降の一途を辿ってますが、代わりに理人が良い味出してますね。彼が福岡に帰れたことは本当に良かったと思います。理人がいることでストーリーもきゅっと締まるし、いいスパイス役だなと思いました。携帯屋の店長に関してはダメ男かもしれませんが、あんなもんだと思います。
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「三人屋」からの「サンドの女」
最終的に2作目「サンドの女」の方が良かったかな。
三姉妹には特に何の感情も興味ももてなかった 笑
「三人屋」という店(三姉妹?)を囲む 商店街の人々にスポットが当てられている印象強し。
お気に入りは「理人」
お疲れさん!と言いたいのは「大輔」
近所にあんな店があり
あんな常連客がいて
その中にいられたら日々楽しいだろうなぁって想像した 笑
私的にはスラーっと読めて楽しかった!
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読んでる途中で話の展開から「これは前作ある作品なのでは」と気づきました。
以前読んだ原田さんの作品が中々良かったので、食べ物関係の物語だしと手に取ってみたのですが自分はこういうもちゃもちゃとした群像劇があまり好きではないのと続編から読んでしまったせいか、最後まで話に馴染めませんでした。
好きな方には好きな話だと思うのですが三人姉妹も何となく好きになれないキャラの子ばかりで終わりも良い結末のはずなのに結局それが何なのよ?って自分は感じてしまった。
…自分には合わなかったってことですね(笑)