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「戦慄!プ業界用語辞典」2
著者 夢枕獏
出版 講談社文庫
p153より引用
“その意味では、まさしく、ブッチャーと馬場の試合には、
まぎれもない、受け継ぐのに可能な型があるのである。”
人気小説家である著者による、
プロレスの業界用語をタイトルとしたエッセイ集。
イラストはマンガ家であり小説家であるいしかわじゅん氏。
1995年出版の為、
20代後半位の方でないと知らないレスラーの話題が盛り沢山、
年代が合えば懐かしく楽しめる一冊。
上記の引用は、
古典芸能と題された項の一文。
色々と格闘技がある中で、
モノマネ芸人の方達に多くネタとしてプロレスが使われるのは、
しっかりとした型が出来上がっているからなのかも知れないと、
思いました。
ジャイアント馬場さんがお亡くなりになられて、
もう10年以上経っていますが、
特にプロレスファンでもなかった私でも、
当時は寂しさを感じた物です。
プロレスの歴史の一部を知りたい方に。
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