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とっても面白かった!
先が気になって気になって、、、
それぞれの視点からのストーリー構成もすごくよかったです。
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誰にも言わないでおこうと思っている事がわたしにもある。自分の都合で噓を混ぜてごまかしながらしゃべることもある。
自分を守るために言わないこと、大事な人を守るために嘘をつくこと。どちらも誤りではないような気がするが、他に方法が無いのかという気もする。
「生徒諸君!」を思い出した。
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それぞれの思いが交錯して面白い
過去と現在を行き来するような構成で、徐々に登場人物たちを理解できるようになっていて読み進めやすかった
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幼い頃に養父を亡くし貧乏で母親の愛人から日常的に暴力を受けていた【刀根秀俊】
神社の娘で、あまり役に立たない不思議な力を持つ【桐原美月】
人様の目を気にして過干渉気味の母親を持つ【中村陽菜乃】
勉強が出来る陸上部、そして世渡り上手な上にクラスの委員長タイプの【正木亮介】
彼ら四人は中学生という甘酸っぱい青春時代を過ごしていたが、とある事件により彼等の人生に非常に重い物がのしかかる事になる・・・
四人の中学時代と20年後の話が交互に繰り返される。
良い意味で読んでて苦しくなる一冊!
マイルドな馳星周のようだなぁと思っていたら解説が馳星周!
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久しぶりに本のレビューなどしてみる。
本読んでると物語世界に入り込みすぎてしまって戻れなくなるというのがたまにあるけど今回がそれだった。
帯文句の『切なすぎて悶え読み!!!』が言い得て妙過ぎ。
大人になれば過去の甘酸っぱい想い出として残されるであろう中学時代の恋が、ある出来事によってその後の人生を縛り付ける枷となってしまう絶望感。
決して多くはないんだけど印象的で切ない性描写。
ストーリーはいろいろ詰め込み過ぎてるとは思うけど、それだけに濃厚。
これに近い感覚を以前も感じたことあるなと思って調べたらやっぱり同じ作家さんだった。
読了後、他の本読んでもこの物語世界に囚われてしまってるので整理の為にレビューしてみました。
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刀根かっこよすぎーーー!ヤクザの話混ざって難しいところもあだだけど面白かった!みんながいろんな嘘抱えて生きてるし、今まで起こったことは変えられない。でも未来は変えられるもんなと思わさせられた。
評価覚えてない
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義父の暴力に耐えかね、強くなりたいと望むようになった中学生の秀俊に、ある日ヤクザの九十九が近づいてきた。バッグアップを受けながらも底知れぬ恐ろしさをもつ九十九からは逃れられないことを悟る。
一方で学校では亮介、美月、陽菜乃と中学生らしいグループが出来つつあった。
荒れた家庭や九十九との暗い関係と、仲間との明るい青春。無縁であるはずの二つの世界が、ある事件をきっかけに絡まり合う。
最近の恋愛小説よりずっと良かった。それだけにタイトルがややもったいない感じがした。
最悪の結末を予感させながらも、最後は作者らしく希望を残したラストに納得できた。
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重たいストーリーだった。秀俊の辛い過去と裏社会との繋がりをたてない苦悩が鮮明に表れていた。
その中でも、美月と子供を守ろうとするために嘘をつくのも、美月が事情を気付いてるだけに辛かった。
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14歳の夏の出来事で四人の共通が変化する。
それから二十年、其々の時間の経過はあるが
子供の頃の純粋な思いで変わらない点もある。
刀根の生い立ちも含めて最後まで完読が必要。
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ストーリーはすごいなぁと思うんですが、重たすぎるし、誰も救われようのなくて、読んでよかったとは思えない作品。
誰かを守るために嘘を重ねることに否定はしないけど、誰も救われてないとなるとこんなに重たいなんて知らなかった。
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あまり長さを感じることなく、読み応えもあり、ディープでダークな一冊だった。
逃れられない圧倒的で暴力的な世界。
14歳の中学生が抱えて生きていくには、余りにも重すぎる罪と秘密。
相手の苦しみを自分のものとして、自己犠牲を伴う相手を思う嘘。
それは悲しい嘘。だけど優しい嘘。
大事な人を守るための嘘。
本心を隠すことで自分にも相手にも嘘を突き通す。
そんな生き方しか出来ない彼等がとても不憫だった。
それでもその中でも希望を失わずに、小さな光が見えていたことだけが救いだったように思う。
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登場人物が皆、過酷な状況にありながらも、自分に正直に真剣に生きていることに、ある種の爽やかさを感じた。重さ、ダークさもあり、けしてリアルでないことはないのだが、裏の家業の人たちにも、それぞれの優しさが感じられ、後味はよいと思った。
若い読者には重たさが、歳を重ねた読者には軽さが目立つ作品ではないかと思う。
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Love Lies 愛のある嘘
互いが互いを想いやるための嘘
それは苦しくて暖かい。
秀俊は幼少の頃より母、江利子の愛人南条による暴力に日々晒されていた。
母親の愛に触れることなく誰のことも信じずに生きてきた秀俊。
その日、小学校から戻ると裸の江利子と南条に邪魔をするなとばかりに庭に蹴り出されてしまう。そうして近くの川原で川面に息が切れるまで石を投げた。その時、九十九(ツクモ)に声をかけられる。
秀俊、亮介、美月、陽菜乃
中2…人生に置いて何より多感な季節に出会ってしまった4人。
秀俊からすれば〝自分とは生きる世界〟がまるで違う普通の中学生である3人。
距離を置いていたはずが、知らず知らずと心を許していった。
冗談を言い合う初めての友人、戸惑う淡い恋心。学校帰りのお好み焼き。電車を乗り継ぎ遠出した海。
このまま穏やかに過ぎてくれたらいいのに。
そんな時、事件はおきた。
4人の人生の歯車が大きく歪み絡まりどうしようもない方向へと進み始める。
青春もラブロマンスもハードボイルドもぜんぶ詰まった欲張りな一冊。
ドキドキハラハラでどんどん進みます。
感情の表現が丁寧で個々の喜びや戸惑い、嫉妬、哀しみが繊細で女性らしいなと思う一方で、裏社会の荒々しさがとことん。
村山由佳さんだよね?と表紙を確認し直したほど男っぽい場面との落差が凄い。
物語の幸せと不幸せの背中合わせが、表社会と裏社会とで描かれている感じ?
登場人物それぞれが哀しい嘘をついているのだけれど、最後には呪縛から解放される。
決して全員がハッピーと言うことはないにしろ十分に「良かったなぁ」と思える安心の読後感。
2021.09.15
今年の13冊目(やっと笑)
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読み終えたく無くていつまでもこの世界に浸っていたくて読みたいのに読みたくない!!久しぶりにそんな感覚だった。
嘘。
これもあれも、それも、あぁこれもそうかと、一つ一つ噛み締めながらタイトルをいつの間にか意識しながら読み進めていた。
切なくて、苦しくて、愛しくて、悲しくて、抱きしめたくて、登場人物一人一人に感情移入出来た。
是非是非是非、おすすめしたい一冊。
たくさんの登場人物からの目線で書き繋がれていく作風が好きな方、必読だと思います。
きっとまた何度も読み返したくなる一冊。
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4人それぞれの事情や想いを抱えた中で懸命に生きていく姿に胸を打たれました。それぞれを取り巻く環境や、大人たちそれぞれの思惑も複雑に絡み合い読み応えがありました。