紙の本
本と図書館を愛する人に
2022/05/19 23:42
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投稿者:藍花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
茅野しおりは、本好きの小学5年生。いとこの美弥子が勤める市立図書館に足繁く通っている。
図書館で出会った3歳の女の子は、蔵書の児童書を「私の本」と言う。まだこの本は読めないはずなのに。
図書館で起こる本にまつわる事件と人間模様を描いた連作短編集。
分類としては児童書ですが、大人にも読んでもらいたい本です。
小学生が主人公なので、扱うのは本当にささやかな日常の謎ですが、背景には考えさせられるテーマがあります。
続刊も読んでいこうと思います。
紙の本
本好きは共感
2014/02/19 09:49
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館で感じていたことを代筆してくれた作品。
本好きにとって図書館は、いくつになってもワクワク・ドキドキして様々な出会いや感動があり、違う世界を想像できる空間。
時には嫌なこともあるけど、それでも通ってしまう。
図書館&図書室が大好きな小学5年生の息子がこの本を読んで緑川聖司さんの大ファンになりました。
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投稿者:yuu - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生が主人公の軽く読める短編集でした。
主人公が小学生のため事件も重いものではなくさくさくよめてよかったです。
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図書館に関係した日常の謎ものの児童書。
児童書だけに読みやすく単純明快。謎そのものも解り易い物が多い。それでも良く考えられていると感じた。
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元が児童書なのであまり複雑な謎を描いた小説ではありませんが、図書館という舞台をうまく活かしている作品だと思います。子供が主人公ということもあってか、気持ちのいい文章です。
惜しむらくは、探偵役が設定されていないせいか、もう一つ本全体を通しての軸が見えないこと。短編が連なって行くにつれて、主人公を中心とした人の輪が段々と拡がっていく感じはいいと思いました。
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子供が主役の日常の謎系のお話なので、血なまぐさいこともなく、
どんより重いところもなく、ほんわかしていてほっとするお話。
9月には「2」も出るようで、とても楽しみ。
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元々児童書として発表されていた作品なので、程よく緩くてやさしい物語でした。
本が好きで図書館に通う5年生の女の子が図書館で出逢う謎の数々。謎自体は判り易いものとなっていますが、「日常の謎」を扱ってミステリの入口としていいかも。
また図書館司書である親戚のお姉さんが図書館の役割やマナーをそっと伝える場面も素敵です。これは子どもの頃に出逢いたかった1冊ですね。
最後の書き下ろし部分は、なるほど文庫読者(大人)向けのトリックの提示の仕方でニヤリとさせられました。
本好きの人たちが出てきて、本を扱う場所が舞台の作品が増えてるのは嬉しいですね。
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日常の図書館を舞台にしたお話で、図書館で起こる謎やミステリを軸に図書館の利用方法やマナーなど、現実的なエピソードばかりで、実情を知っている者が読んでも自然体でよかったです。児童書からなので、物足りなさもあるかもしれません。
主人公のしおりちゃんが、小学生らしくなく大人なので、気を付けていないと間違えてしまいそうでした。淡い恋も出てくるのか次が楽しみです。
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読みやすく、さっぱりとした内容。
元々児童書ということで、日常の謎については
読み進めると「なーんだ。そういうことだったのか」と思うことも
多かったが、主人公と一緒に陽山町を歩いている気分になれる
描写がすてきだった。
図書館という場所は自分も好きな場所だからスイスイと読み進められた。
うらやましいのは陽山町の図書館には2階に談話室があったり
近所にすてきな喫茶店(あえてカフェとは言わない)があることだろうか。
私の町にもほしいものだ。
後半の主人公のもやもやとした気持ちであるとか
出てくる人それぞれの気持ちが嫌と言うほど
自分の気持ちに当てはまって、かえってすがすがしいほどだった。
「そう!それ!私の言いたいこと!」とつい、うんうんと
うなずいてしまいそうになった。
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表紙と題名が気になり、読み始めました。児童文学とは、主人公の小学5年生の割には大人びた感じがしたのと、アッと言う物は無かったが、結構面白く読ませていただいた。
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「人はどうして嘘話(フィクション)を読むのか」とか「結局、人は騙されて心動かされたいのか」とか考えて読んでました。
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2014/9/12
小学5年生の女の子がいとこのお姉さんが働く図書館に通い、迷子の女の子、水浸しになった本、60年も前に貸出しされた本の返却、借りずにもって帰ってしまう不明本など様々なことが起こるー
私も図書館にかよってるから、身近に感じられた。
図書館って地元の老若男女様々な人があつまる場所。そんな場所ってなかなかない。だからこそ、大切にしたい。
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タイトルだけで購入を決意.天気が良いんだから外で~と言われ続けて早ウン十年.晴れた日に本を読んで何が悪いんだと常々,不満だったので.
読んでみてビックリ.この作品,児童書でした.図書館で起こる,心温まるミステリの数々.小学生の知り合いがいれば,薦めたいなと思いました.
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図書館にまつわるプチミステリ。
子供向けとは思えません。
まったりできます。
「晴れた日は図書館へ行こう」
いいフレーズだと思いますよ。
(本文とは関係ありませんが)
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本好き、図書館好きな小学校5年生の女の子が主人公で、本や図書館にかかわるちょっとした”日常の謎”解きストーリー。
ファンタジーを中心とした児童文学が大好きな主人公は、その本好きな特性の他、一途で心優しく、素敵な女の子。これまたよくできた図書館に勤める親戚のお姉さんも素敵!
政治・経済を中心に心が疲れるようなことが多い私の読書の中で久しぶりにちょっと和んだひと時。