電子書籍
カッコいいです。
2022/10/17 21:01
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投稿者:スタバ好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
きっと静さんが今まであまり接してこなかったタイプの強烈な爺さんとの出会い。でも2人とも一本筋が通っていて…憧れます。こんなご老人になりたいです。
紙の本
何だか爽快!
2021/08/24 13:29
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投稿者:笑う門ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る
おばあちゃまと初老の老人のやりとりが何だか爽快!
鉄拳制裁は時には必要。本当にそう思います。
時代錯誤なんでしょうが(笑)
実写のドラマで見てみたい。と思う小説でした。
初めて中山七里さんの作品を手に取りました。
今後も読み続けて行こうと思います。
素敵な読書時間に感謝。
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第一話 二人で探偵を 第二話 鳩の中の猫
第三話 邪悪の家 第四話 菅田荘の怪事件
第五話 白昼の悪童
80歳のおばあさんと70歳のおじいさん。矍鑠としている彼女と勢いがあり過ぎる彼のコンビは、はた迷惑だけど面白い。周りを気にせずに何かをしたり言ったりできる時が来るのだろうか、私にも。
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月刊オール読物で読んで面白かったので、文庫版化を待っていました。その間に作者で検索し、静おばあちゃんと要介護探偵が別々に違う本に出ていた事が分かり、読んでみると二人とも最初の登場で死亡が判明し愕然としました。このような登場人物の使い回しもあるのですね。対照的な暴走迷コンビの活躍も、続編があるので楽しみです。
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中山七里作品特有のクロスオーバー、まさかの静おばあちゃんと香月玄太郎の組み合わせ。遥とルシアの名前を見つけて懐かしい気持ちに。
テンポよく進む展開で一気読みだけど、ミステリー度合いはやや低め。現代の様々な社会問題に2人で立ち向かう姿は爽快。正反対のタイプに見えて芯の部分は似ているのかも。
続編にも期待。
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あの最強の老々コンビが、タッグを組んだミステリー。
かたや元女性判事・高円寺静(80)、かたや経済界のドン・香月玄太郎(70)。
中山七里ファンなら、もはや説明不要のお二人ですね。
時系列的には、『要介護探偵の事件簿』から後で、『さよならドビュッシー』、『静おばあちゃんにおまかせ』より、前の時期なんですね。
今回は、
・二人で探偵を
・鳩の中の猫
・邪悪の家
・菅田荘の怪事件
・白昼の悪童
の5篇です。
どれも、お約束のどんでん返しがあります。
とても面白く、続編にも期待大です。
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静さんの方は、前に読んだなぁ~という記憶があったのですが、ジイサンの方は覚えてなかったなぁ。そういえば出てきたか、あの火事の話で…と後書きを読んで思い出しました。
高齢化の話は本当に他人事じゃないよなぁと思いながら読みました。今どきは「今どきの若い者」じゃなくて、「今どきの高齢者」や「今どきの中高年」の方が問題起こしている気がするし… 自分と同年代がアホな事件を起こしていると本当にいたたまれない…
いずれ自分も老いて、世間の厄介になるときが来る。それを忘れないようにはしたいけれども、自分が老いるときに果たして面倒を見てくれる国家や制度は存在するのか?考えると怖い話だなぁ…
という訳で面白いんだけど、ちょっと考えさせられて、う~ンとなるような話でした。静さんがもっと活躍する方が個人的には嬉しかったかな~
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【老老コンビが難事件をズバッと解決!】元判事の静の同級生が密室で死亡した。事件は事故か、他殺か、あるいは自殺か? 最後まで展開が読めないノンストップ・ミステリー!
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思ったより激しめの内容。第2弾ももしかしたら読むかもだが、所々長く感じて飛ばしながら読んでしまった。
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七里ファンにはたまらない一冊(^o^
あの静おばあちゃんと、あの困った爺さんが(^ ^;
まさかのタッグを組んで謎解きとは(^o^
年寄りであることを物ともせず、
時には逆手に取り(^ ^;
八面六臂の活躍を見せる玄太郎爺さん(^ ^;
それに「巻き込まれる」形で静さんも参戦し、
時にブレーキ役になり、時には自ら黙ってられなくなり、
結局はガッツリと「関係者」となってしまう(^ ^
理性と感情、理と義、水と油のように反目し合うが、
起きている問題に対して腹に据えかねているのは
二人とも全く一緒で。
ただ解決しようとして取るアプローチが正反対。
どちらの言い分にも首肯できるし、
人の世に絶対の正解などあり得るはずもない。
人の弱さや悲しさが浮き彫りになったり、
犯罪を犯す側にも言い分はあったりするが...
二人とも狡いやつ、人を食い物にする奴には
躊躇なく鉄槌を喰らわす。それが快感で(^ ^
単なる勧善懲悪の図式でもないのに、
すっきりとした読後感。
続編もあるそうなので、ぜひ読みたいと思ふ(^ ^
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『彼らが闘わせるのは推理ではなく、自分にとっての正義である。』
こんなに元気なお年寄りが多ければな〜。
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高遠寺静(静おばあちゃん)と香月玄太郎(要介護探偵)の老々コンビの活躍するミステリー仕立ての連作短編。どちらも既に色々な作品で登場しており、かなり馴染みがあるが、コンビで登場するのは初めてで、異質なキャラクターの組み合わせが面白い。
性格的には合わないはずが、本当はかなりピッタリくるコンビで、静おばあちゃんは何やかや言いながら物語の展開につれてその感が強くなるようだ。ベースは静おばあちゃんの視点で書かれているが、活躍するのは主に玄太郎爺さんで、静おばあちゃんファンとしては少し物足りないかな。続く2作目は、ちょっと切ないエンディングの一行との解説もあるが、是非読んでみたい。
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80歳の静おばあちゃんと70歳のあの玄太郎がコンビを組んで、事件を解決するとは、この高齢化社会にピッタリのミステリー。
日本で20人目の女性裁判官となった静おばあちゃんに対し、「法的に正しいことやら行儀のいい常識やらにはとんと興味がない」玄太郎。
水と油の例え通りの二人。
しかし、玄太郎と話すときは、静の普段は頓着冷静で自制も自律も、あっけなく崩壊してしまう。
認知症や外国人派遣労働などの社会派問題も絡めながら、反発しながらも殺人事件や詐欺事件を解決してゆく。
痛快なのは、ヤクザ相手に玄太郎が大立ち回りする『白昼の悪童』。
一方、この二人、すでに刊行されている他の作品ですでに亡くなっており、そのことを知っている読者は、哀切の念を禁じ得ないだろう。
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短編連作のシリーズ。面白かった。静おばあちゃんより要介護探偵の方が目立つ感じだったが。中山七里が描く気骨のある大人達が大好きだ。実際に身近にいたら少し疎ましく思ったりするのだろうけれど、言い切る強さの芯にある心持ちが素敵だと思う。口癖の「クソだわけがぁ!」がウツリそうなのが困り物ではある。
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前に「静おばあちゃんにおまかせ」を読んでいたので、これも買ってみたが、時系列的にはこちらが先の話だな。
その静おばあちゃん、高遠寺静が現役を退いて16年経ち、名古屋の法科大学院で客員教授をしている頃に、地元の有力者で車椅子生活の香月玄太郎と一緒になって事件を解決していくお話。
玄太郎はこの作者の私は未読の作品で<要介護探偵>として活躍していたようだが、静が言うように『高齢者としての慎み』を持たない『強引で、他人の気持ちに無頓着で、頑迷な老人』で、なんだかなぁという印象。
また、いかに中部経済界の重鎮とは言え、民間人が警察の捜査にああも簡単に介入出来るところがフィクションであっても引っ掛かる。
読み進む内にしゃあないなぁという気もしてこないこともなかったが、とは言えやはり、最後まで違和感は残った。
ただ、全編を通じて語られるのは、高齢者による/を狙った犯罪の増加、認知症と子による年金詐取や虐待、老老介護、(高齢化・少子化の結果としての)外国人労働者の増加など国家の切実なテーマ。
敬老の日に「総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は29.1%と過去最多最高を更新した」というニュースがあったが、そうした社会の今後の姿を見通して色々手を打つことが求められていると思うところ、重要にもかかわらずたな晒しにされているテーマに対する課題提起としてはなかなか良いところを突いているし、話自体も(進み方はともかく)巧くまとめられているとは思った。