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着物始末暦第5弾
面白かった。
今回も綾太郎とお玉の愛らしさがひかる。2人の心が通ってよかった。
それにしてもお糸ちゃんが切ないなぁ。余一がもう少し柔軟になれればいいのに。急に礼治郎なんて出てきて。これからどうなるんだろう。楽しみだけど。
吉原桜が良かったな。切なく辛いけどやっぱりかっこいい。
今回は切ないだらけだったなぁ。
千吉もしかり。
でも、六助が図らずも良い人になっていく様が可笑しいくて、ちょっと救われた。
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内容紹介から
「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中雨に打たれ熱を出し、気を失って倒れてしまったお糸を助けたのは?
話題沸騰の「着物始末暦」シリーズ第5弾
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余一の出生の秘密とか過去とかの謎が、この5巻になっても一向に判って来ないのでじれじれ。出し惜しみじゃない?主人公は余一なのだろうけど、綾太郎の方が目立ってるような昨今。ヒロインは「お糸」なのか「おみつ」なのかよくわからん。そして新登場の天乃屋の礼治郎はなにやら裏がありそうな…。ここら辺で、も少し焦点を絞ってもらいたい。
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少女マンガ顔負けなほど恋愛がこじれている。
→https://ameblo.jp/sunnyday-tomorrow/entry-12086561148.html
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L 着物始末暦5
このシリーズはなんだかんだと続く。
後半までお糸が出てこないと思ったら、前巻の赤子騒動以降会ってなかったんですってよ!…まぁどうでもいいけど、余一とお糸の関係は中高校生向けレベル。なんなんだコレは。時代設定が江戸だから読むけど、そうじゃなかったら放り投げてるわ。まさか余一とお糸が本筋なのか?このシリーズ。えーもったいない。ちょっと前までもっと深みがあったはず。余一にはまだ一難ありそうなのでそっちに期待。おみつは本当にいいかげんにしろ。…もしかしておみつが主役なんじゃないだろうか。
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着物の始末屋を営む 余一。
着物の汚れ等、悉皆屋と、言っていて、我母の着物も洗い張りとかしたり、着物を染め直ししていた。
昔は、振り袖の着物の袖を短くして、訪問着などに、直していた。
着物は、ほどいて、子供用にしたり、布団や座布団に替えたらしいが、、、、
今回は、「神の衣」「吉原の桜」「なみだ縮緬」「いまだ来たらず」の4話である。
「神の衣」――嫁入り前の娘と同じ着物を着せられるお玉と、大隅屋の御新造さん(姑)とが、若い恰好をしているのを瓦版に載せられたのを、どう機転を利かすのか?と、思いながら、、、読み進んだ。
自分の古着を、着たきりの貧乏人への寄進する事になるのだが、この話の中で、紙の着物の話が出て来る。
昔の人の知恵といのは、凄いと、思った。
洗えないが、軽くて、安い、吸収性がよい、、、、僧侶が修行の時に紙衣を着るとか、、、見てみたいと思った。
「吉原の桜」――花魁のいろはの打ち掛けの直しについて、、吉原での恋愛御法度事情が、描かれている。
そう、桜は散っても、来年又、この桜の花が見れると言う気持ちが、綺麗だと、感嘆させるのだと、、、、
「なみだ縮緬」――余一と、だるまやの娘 お糸の恋のじれったいようなどちらも、相手を気遣って、身を引かないといけないと、思う気持ち。
余一が、手直しした振りそでと、共に、柳色や浅葱色の端切れが、入っている。
昔は手絡を曲げに巻きつけて使うの物で、地味な柳色などは、既婚の女の事を表しているのを見て、お糸は涙するのである。
「未だ来たらず」――外見の良さだけで、相手の良さや、好かれる理由にひがみ、嫌味な事をしてしまう千吉。
昔の仲間が、踊りがうまいのをひがんでしまったが、その踊りを見て、自分の至らなさを痛感するのである。
さてさて、与一とお糸の恋の行方が、これから気になるし、色々な話の中で出て来る、着物柄や帯の柄が、付録に書かれていて、なるほど、、、こんな柄なんだと、より面白さを感じる本であった。
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余一と井筒屋の関係、余一がお糸に「二度とここへは来ないでくれ」と言い出した理由。
謎が増え…登場人物が増え…話しは何処まで広がって行くのでしょう?
礼治郎はちょいと面白そうな人物!
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休みに入ったら読もうと思って、やっと読み始めることができました。
やっぱりいいですね。
それぞれの人の思い。
今回は、花魁の生き様がぐっときました。
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着物始末暦五巻。
余一の周りで、人生やり直す、仕切り直す出来事が起こる。
余一自身もお糸と新たな人生に踏み出せるのか。お糸の気持ちが切ないなぁ。
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「吉原桜」
吉原にある桜は桜の時期になるといつでも満開であるよう、咲く直前の木を植え替えていっている。
吉原の女は恋をすることは許されない。
余一はそんな吉原の女のために、恋心を弔うための打掛を作った。
無愛想だけど、着物の仕立てを通じて、人の気持ちの根っこに触れられる余一はすごい。
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お糸と余一…
うーん、お糸ちゃんは余一とじゃなく礼治郎と一緒になった方が幸せになりそうなのになぁ。
きっとなんだかんだありながらも余一とくっついちゃうんだろうなぁ(笑)
2018.1.16 読了
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<世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし>中島要 著「なみだ縮緬」、着物始末暦シリーズ№5、2015.8発行です。お糸の思いに対する余一の対応ぶり、少しずつ腹が立ってきましたw。「いいかげんいしろ」といいたくなります。そうでしょう~!
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人は誰かと己を比べたがる。容姿だったり力量だったり芸だったり。それでも、それを妬む前に自分になにが出来るかを探すことで、己の理想に一歩近づける気がする。まぁそれでも嫉妬はしちまうのだが…。頑張ろう。
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シリーズ5巻も面白かったです。
余一がお糸を振ってしまって、お糸には新しい人物が現れたのですがこの若旦那、なんだか好きになれないです。この先どうなるんだろう。
お話は、吉原の、恋を弔いながら咲き誇る花魁の「吉原桜」と、千吉がんばれーの「未だ来らず」が好きでした。
そしておみつがやっぱり好きになれないです。この人が変わることはあるんだろうか…?
続きも楽しみです。
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着物始末歴五
神の衣
吉原桜
なみだ縮緬
未だ来らず
付録 主な着物柄