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小春の過去の物語。
義光や椿とのいきさつも。
人間たちとの関わりが、なんだか切ない。
でも、それがあってこその、今の小春。
第二部のスタートが待ちどおしい。
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誰よりも強くなるために、少年たちは大切な人間の首を欲した。人と妖の交流と絆を切なくも温かく描き出す珠玉の明治人情妖怪譚。
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「三毛の龍」と巷で評判の化け猫の龍は、さらに強い妖怪・猫股になるため、猫股の長者の許を訪れる。そこで出された条件は、「情を通い合わせた人間の首を取ってくること」だった。気が進まぬまま飼い主を探しはじめた龍は、幼馴染に裏切られてすべてを失った男・逸馬に狙いを定めるが―。小春の過去を描く待望の番外編ほか、人と妖の交流と絆を切なくも温かく描き出す珠玉の明治人情妖怪譚。
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三匹の兄弟猫。一 (ひい)、二 (ふう)、三 (みい)。妖力を持った三匹の確執?と成長?。人間は嫌いと言いながら心を通わせてしまう彼らの心の複雑な事。椿、小春、義光という名を貰ってもその身に育った心はおいそれとは変わらないということか。でも、元々有った物が見えてくることもあって、それが光っているのも面白い。
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化け猫・小春の兄弟三匹の生い立ちに迫る番外編。猫股になるにあたって、情を寄せ合った飼い主の首を獲るという、化け猫にとっては一見簡単そうなお題が(特に情の薄そうな兄・椿や弟・義光には)こうも難しいとは…。兄・椿のエピソードが事のほか沁みた。脇キャラ『かわそ』が何気に良かった。
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一鬼夜行シリーズ番外編、はたしてこれはあったほうがいいのか否かを非常に悩む作品…でもせっかくだから読んどいたらいいのかなって。
これは全編に通じて言えることだけどとってもあったかくていいお話ですよ、腐すか褒めるかどっちやねん!って叱られそうですけどね。
今月はどっぷりとエメルさんでした…面白くて優しくて時にホロリとさせて本当に上手いなと夢中になって思わず情移りしてしまう作家さんですがそろそろthe end、来月からはまた某妖に化け直して魑魅魍魎の跋扈する文壇の百鬼夜行に復帰したいと思います。
もちろん彼女の首は取ってませんよ、念の為(笑)
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一鬼夜行シリーズ 7作目。
小春たち3兄弟が猫又を目指し、人の首を取ろうとしていた頃の物語。
はぁ~やっぱり今作も温かくて良い話。
兄椿と弟義光が人間と暮らした話も切なくて心に残る。
弟2人に嘘を吹き込んで面白がっていた椿が、情を交わさないはずの人間と暮らすうち変わっていく様子が印象的だった。
「かわその恋」も短いながらも素敵なエピソードにまとまっていた。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2015/07/post-7c86.html
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強い猫股になるため。
誰もが始めは簡単なことだと獲物を探すのだろうが、その時になって初めて気づくのだろうな。
力を捨ててまで無理矢理種族を変えるなど、普通なら考える事もないだろうな。
「かわその恋」
迷い込んできたのは。
勝負に負けることなく闘い続けれたからこそ、強がりばかり口にして自分を鼓舞出来たのだろ。
問われた時に答えを出すことが出来たら、帰らずに共に暮らしていたのかもな。