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見知らぬ乗客/演じる人/誤算/セカンドライフ/三十一文字/雲の上の人/定年つながり
第二の人生…… 定年後とは限らない気がしてきた。入学、卒業、就職、退職、結婚、離婚 等々の人生の節目ごとに取り巻く世界が変わるんじゃない?第三の人生からもあってずっと積み重なっていく。倒さないようにしないとね
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二十三年前に殺された父。母が殺人依頼したのかも…(「見知らぬ乗客」)。熟年離婚で手に入れたこの自由は手放したくない(「セカンドライフ」)。老後と呼ぶには若すぎる、寿命が延びた現代社会において第二の人生をどう生きるかは男も女も切実だ。そんなとき邪魔になるのは長年連れ添ったあの人―。定年世代の来し方行く末を七つの人生の情景で綴る、毒あり華あり上質のミステリー短篇集。
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表題作のほか、「見知らぬ乗客」 「演じる人」 「誤算」 「三十一文字(みそひともじ)」 「雲の上の人」 「定年つながり」
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人生百年時代、定年後のまだまだ長い人生をどのように過ごすか、それはひと昔前よりも切実な問題なのかもしれない。その時に、どんな行動を起こすのか。違う場所、違う立場の人たちの第二の人生をのぞき見するような物語と言えるのかもしれない。ブラックなテイストのものが多い気がするのは、夫と妻の思いの差、とも言えるのかもしれない。粒よりの一冊である。
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短篇7篇。主人公たちの年代が近いせいかとても読みやすかった。
見知らぬ乗客
演じる人
誤算
セカンドライフ
三十一文字
雲の上の人
定年つながり
サラッと読めてしまうが、気になるところが必ずある。悪人が出てこないので安心して読める。
「見知らぬ乗客」は、なるほど〜、と感心してしまった。文中に紹介されるミステリー(パトリシア・ハイスミスの「見知らぬ乗客」とアガサ・クリスティーの「鏡は横にひび割れて」)も読んでみたい。
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「見知らぬ乗客」「演じる人」「誤算」「セカンドライフ」
「三十一文字」「雲の上の人」「定年つながり」
7話収録の文庫オリジナル短編集。
毎回テーマを決めそれに沿った物語が紡がれる新津作品だが今回のテーマは『定年』
いずれ訪れるその時を想像しながら読み進めた。
著者には珍しく男性が主人公のものが3篇あったのが新鮮。
相変わらず安心、安定の読みやすさだが、切れ味の良い結末が好みなので、お気に入りは、ラストで予想外の真相が明らかになる「演じる人」夫婦の気持ちのズレを顕著に描いた「誤算」女性の本音がリアルな「セカンドライフ」
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面白かったんだけど、ほとんど中途半端に終わってしまって少し消化不足というか。でも老後の人生について考えるきっかけになった。いくつになっても人生色々あるよなぁ
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老後の話が短編で書かれている。
最後に少しひやっと感じる終わり。
列車の中で殺人を依頼する話と、畑を作る話し
エキストラの話だけ読んだ。