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シャネルミラー「私の名前を知って」kawade.co.jp/np/isbn/978430… つらい本当につらい。事件について寡聞にして知らなく、かつ事前情報ゼロで読み始めたのでまず冒頭で大ショックを受け、その後1ページごとに息が詰まって涙だらだらになるので休み休み読んだ。読むなら心身共にパワーみなぎるときに(おわり
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読み進めるうちに思った「これ、フィクションだっけ?」そう思ってしまうぐらいに見事な文章と翻訳によって自分もシャネルと共に傷つき、まわりの人達の優しさと悲しみに同化し、加害者側に怒りを覚えた。
そんな素晴らしいノンフィクションでした。
立場の強い人達が自分に都合が良いように作り上げてきたルール(的な物)に対してNOを突きつけ、もう一度しっかり考える必要が確実にあると思う「そういうものだから」と言って諦めている場合ではない。
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性暴力被害者の回顧録。
結構ボリュームがあり、読むのに時間がかかった。
アメリカは女性の人権について進んでいると思いがちだが、この事件が起きた7年ほど?前は全くだったんだなあと思う。
女性が性暴力に関する裁判の陪審員になると、被害者の感情にむしろ寄り添わない人の方が多いとの記述にドキッとした。私だったらこんなことしないとつい思ってしまうのだろうか。
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性犯罪は軽くみられすぎだと思う。肉体だけではない、精神へのダメージの深さを、加害者だけではなく、全ての人が理解しようとしなければならないと思う。そして、加害は直接被害にあった人にだけなされたものではない。対象となりうる全ての人にダメージを与える行為だ。
そして、被害者が守られ助けられることはなく、落ち度があったかのように揶揄され、傷を何度も晒さなければならないなんて、おかしくない?
彼女の3年間の(司法による正義を勝ち取るまで、なんて時間がかかるんだろう)記録は、混乱から始まり、挫けそうになりながら、損なわれた自分を取り戻そうとする闘いの記録だ。彼女のようには語ることができない人たちがたくさんいる。私たちはそういう人たちに、あなたはひとりじゃないし、あなたはちっとも悪くない、と言い続けなければ。
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レイプに対して始めはおずおずと挫折を繰り返しながら、最後には敢然と立ち向かった被害者シャネルミラーの心の叫びがズッシリ心に響きました。特に陳情書の文章が素晴らしかった。
自分が被害者というものではなく、シャネルミラーという一人の人間だということを伝えるためにはこれだけの文章が必要だったのでしょうが、出来たらもう少し簡潔にしてもいいのではと思いました。ちょっと長すぎ。
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重い一冊。翻訳がとても良い。元のテキストがあっさりしてるのか、そこに余計な肉付けをしないで詩のように美しく書かれている。
美術学校に入るが、ハイレベルの教室に入ってしまい変更したいが断られるという描写もとても良い。すごくあっさりしているんだけど、絶望感が伝わった。
その後彼女は必死で版画の技術を磨き、作品発表の日も寝過ごして遅刻をしてしまう(なんで、、)が、講師が温かく発表の機会を与えてくれる。
物事が怒涛のように描写され、ついていくのがやっとの読書体験だった。
「事件の日に何を食べたかなんて関係ある?」とふとキレる描写も良かった。著者は常に考えて、怒って、それをテキストや作品で表現しておりそのこと自体に素朴に感動した。
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比喩表現が多く使われていて、被害者である著者がどれだけ心を痛めつけられたか、どれだけ理不尽な目にあったかがよく伝わりました。日本でも同じようなことがたくさんあったろうから自分で調べてみようという気持ちになりました。
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11488862
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性被害に遭った女性の闘い アメリカはもっと尊重されているかと思っていたけれど、やはり裁判では女性に非があるとされていた 日本と同じ でも彼女の後ろにいる沢山の被害者達がサポートした 裁判での勝利は、女性が失った人生を取り戻すということなんだ。