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タマゴとハムのサンドイッチクラブ。砂像についてのお話なんて初めて読んだ。
なりたいものがわからない、目指すものがわからない。悩みながら挑戦していく珠子はえらい。諦めたほうが絶対楽だけど、きっとそれだと成長しないんだろう。
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公園の砂場での「砂像作り対決」 中学受験を控え、目標を見失い成績も伸び悩んでいた珠子は、成績トップのヒカルが公園で砂像を作っているところに遭遇する。対決しているのは男子。どちらの砂像がいいか判定してほしいと頼まれた珠子は…。
学校や塾で悩みながら過ごしている子どもたちが、「砂像」を通してつながり、ぶつかり、成長する物語。
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六年の夏休みに砂像作りに出会って、夢中になっていく。丁度塾も伸び悩んでいたころ。
砂像に出会ったのは、塾で試験上位なので有名なヒカルと出会ったから。ヒカルの後の塾の個室にはなぜか砂が落ちているのに気づいていたが、砂像のせいだとわかる。
目標もわからず頑張って、結果はあまりついてこない中学受験と向き合っている子はどのくらいいるんだろうか?桃沢珠子は好きなことに気づけたし、親の理解もある。やめさせてくれる親って、多分ほとんどいない。ヒカルの抱えている傷というか、心のトラウマがちょっと共感しにくかった。
地味なお話だとおもうけど、そこそこ読みやすくて、おもしろかった。
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塾でトップレベルの変わった女の子、ヒカル。
ヒカルと知り合い、砂像を作ることになった珠子。
目標もないままに塾通いする珠子を、ヒカルの言葉が変えていく。
『世界があたしを置きざりにするつもりなら、
ダッシュして先頭に立ってやる』羽村ヒカル
「シラベさんは砂の中から思わぬものを見つけては、過去やいまと向き合っている。」
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砂像作りに打ち込む、小学校最後の夏休み。
羽村のハムちゃんタマゴの珠子でサンドイッチ、おまじないはポンデケージョ!小学生らしい発想が微笑ましいです。
初めの塾の場面では、あんな変な子とつるむなんて…みたいな描写が続くんじゃないかなと思いましたが、そんなこともなくて爽やかでした。
雪原学園の先生が、学校や教師は「種屋」だと表現していたのがいいなと思いました。自分もそういうつもりで日々、子供たちに接していきたいと思います。
ただ、個人的にはミサイルや戦争の話はちょっと無理やり入れられている感もありました。毎年そんな感じなので、高学年の課題図書には社会問題的なテーマを入れるという暗黙のルールでもあるのだろうかと思ってしまいます。
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高学年の課題図書。
砂像を作るのは楽しそう、砂場で山を作った思い出は誰しもあるはず。珠子ちゃんが言われるがまま目的もなく塾に行きなんとなく日々が過ぎていたのが自分の意思で踏み出すのは良かったと思う。ヒカルちゃんは勉強ができるはずなのに家庭環境からか何だかチグハグな印象を受けた。
感想文を書くのならどこに主軸を置くかでだいぶ内容が変わりそう。
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2021年課題図書高学年。受験と砂像作り、友情、不安、希望…。経済的には恵まれてないヒカル、受験に確かな想いも無かった珠子。これ、小学生で感想書くの至難の業では??と思う。言い回しや、戦争に恐怖する心情も昭和の子みたいで、今の子にしっくりくふものかなぁ。珠子がヒカルを、ヒカルが珠子を理解しようと成長していくのは良かったが、なんせ、これ小学生には難しい気がしますー。
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■2021全国課題図書高学年■
食べ物の話か?と思って手に取る人多数だと思う笑
それを裏切られてサンドアートの話、というところにガッカリする読者も多少いるのかもしれないが、砂像という馴染みの薄いアートの世界が垣間見れて面白い。
面白いけど、登場人物の誰にもあまり共感できずポカンと置いてけぼられる本だった。
約束破ってないし…。
お受験も田舎民には馴染み薄いし、戦争のエピソードも突飛な将来の夢も取って付けたようなチグハグ感があった。
けど、こういう子とも臆せず友達になれるのは小学生の強みだね。
ちずちゃんはチーズにならんのかい笑
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珠子は新しく友だちになった女の子ヒカルと公園で砂像を作るようになる。
黄金のシャベルを賭けて、葉真と戦うのだ。
〇ヒカルは亡くなった祖母の言葉に心や考えが雁字搦めになっている。珠子との交流の中で少しほぐれる。祖母の想いも胸に、自分自身の夢を考えるゆるみが良い按配で出来たみたい。
〇珠子は主人公ですが、のんびり屋さん。でも、まわりに流されているように見えても、遠回りでもきちんと自分の道を足で探りながら歩いているよう。
〇砂場に行きたい。
〇ヒカルや珠子たちが不安な気持ちに押しつぶされることのないような世界になるように。
〇サンドイッチはストーリーを読み進めるまでわからなかった。サンドと砂もかけているのかも。※もちろん、サンドイッチとサンド(砂)は何の関係もない。
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サンドイッチが好きな人の集まりの話かなーと思いきや、全っ然違って、進路に悩む小学生の話。
家庭環境に恵まれ、塾にもたくさん通い、やりたいことをやらせてもらっているようにみえる珠子だが、自分の道を実は見失っている。
今の子は、たくさんチャンスを与えてもらっているし、世界もすごく広がっているような見えるけれど、だからといって、即なりたいもの、やりたいものが分かるわけじゃない。
そこは昭和も平成も令和も関係ないよなーと分かる。だって子供なんだから。
環境は違っていても、いつの時代にもどこの世界にも珠子はいるのだ。
大人はそんな子供を見守り応援してあげるだけ。
そうやって世界は回っているのだと思う。
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やりたいこと、なりたい自分が見えてこない珠子。親に勧められるがまま塾に通い、勉強をしている。そんな描写と同様に、自分の意思ではなく、言われた通りの道を歩んでいく子はたくさんいると思う。それも人生の歩み方の一つだとは思うが、珠子のように砂像づくりを通して、自分が夢中になれる何かと出会えて欲しい。
ヒカル、葉真も、生き方に葛藤しながら進んでいる姿に共感する子も多いと思う。
サンドイッチクラブという設定も、思春期の子のもやもやした部分の描写も、すごく読みやすかった。
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貧困問題や、戦争のこと、難民のこと、将来の漠然とした不安感。
子供たちの視線を通して沢山のことを考えさせていただける本やった。
さすが推薦図書。
子供だけでなく、大人たちも読まないとあかん本っていっぱいあるんやなぁと最近めっちゃ思う。
砂像をこの目で見てみたい。
砂からおしゃぶり…ものすごい衝撃やった。
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2021年度の課題図書、小学校高学年向け。
小学6年生の夏休みのこと。
タマゴこと桃沢珠子と、ハムこと羽村ヒカルは、中学受験のための塾通いで知り合った。
珠子は、ヒカルに誘われるまま、公園の砂場で、いっしょに砂の彫刻である「砂像」をつくり、ライバルの葉真と対決することになった!
何かに真剣になるっていいな。
たんたんとした毎日、目的や目標なんていつもあるわけじゃない。
それでも日々は過ぎ、私たちは生きている。
思春期のもやもやを少しはらしてくれるような、解放感が味わえます。
家族に囚われているヒカルと、自分がわからない珠子、それぞれが歩き出す。
塾の友達やまわりの大人もさりげなく描写されている。
岩波書店から出版される現代日本の児童文学ってこんな感じなんだ、と新鮮でした。
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最後に受験を辞めたいと言ったが、またやりたいと言い
砂像対決に負けてしまったけど、すごく上手くなって努力したら何にだってなれるんだと思いました。
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タイトルから、食べ物に関係する本かと思いきや
そっちの意味のサンドだったとは。
主人公と仲良くなる天才肌の女の子のナイーブな面が
細やかに表現されている。
オトナが読んでも楽しい。