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貧乏侯爵家の令嬢テレーゼを大公の妃候補に。と近衛騎士のジェイドが訪れてくる。
あくまでも候補ではあるが、参加するだけで盛りだくさんな特典に、家族を貧乏から救うためにテレーゼは参加を決意する。
テレーゼは陰謀や裏表の顔が渦巻く城の中で目的達成に向けて奮闘中!そう!目的は大公妃ではなく女官雇用狙い!堅実に行くのです。このテレーゼは!
そもそも令嬢に向いてるとは思えない素行の数々(わきまえるところはわきまえているが)のテレーゼだから、侍女のメイベルが「お嬢様!!」と叫ぶシーンが多々(笑)このメイベルもいいキャラで好き。それから心の中のテレーゼである、小さなテレーゼが絶品で可愛い!ある意味裏のテレーゼの顔なんだけど、表面はすまして「スマーイル」してる時に息も絶え絶えな小さなテレーゼがうめいてるのとか本当に笑っちゃう。好き。
そして、そのテレーゼを補佐する騎士のジェイドの存在があるからテレーゼが好きに出来るんですけど、ジェイドの受け入れと落ち着きがすごい。有能すぎる。
うん。ドタバタはちゃめちゃなテレーゼの相棒がジェイドで良かった。
今の所恋愛要素はないけど、当の本人の大公は誰かを探してるみたいだし、テレーゼは「自分が妃になることはない」と思ってるけど主人公だしな。どうなるのかまだわかりません。
でもこのテレーゼの存在と言動と行動に元気をもらえる作品なのは確かです。絵も可愛いんだよー。