投稿元:
レビューを見る
今まで読んだ会計の本の中で最もわかりやすくかつ軽快な語り口で、挫折することなく一気に最後まで読み通せた。会計の入門書の決定版だと思う。
投稿元:
レビューを見る
事業を始めて数年たつが、
もっと早くこの本と出会っていたかった。
図形で表すととてもわかりやすい!
高校のテキストにも使えそう。
お金、経済、税金はどんな人にも必要な知識。
会計は子供のうちから身につけた方がいいと思う。
投稿元:
レビューを見る
会計の本ではあるが、財務諸表が出来上がるビジネス活動の流れを通して、見えない価値、のれんを生み出すことがビジネスにおいて重要であることが理解できる本。
PBRなどの指標についての理解も深まった。
学びメモ
・売上や費用は分解して考える、そこで何が原因かを突き止めて解決策を錬る考え方を改めて認識した。
・のれんは時価総額と純資産の差額で、BSに載らない価値である、純資産に対してどれくらい時価総額があるのかを図る指標としてPBRがある、PBRはのれんの価値を生む力を示している。
・PBRはPER×ROE、ROEで短期的、PERで長期的な視点を見ることにつながり、総合的に会社の価値を判断できる重要な指標。
・PBRを上げるためには、PERを高める、長期的な取り組みが重要になる(人材投資、研究開発、女性管理職登用、など)
・負債が大きいとROEは高くなりやすい、借金をしてリスクを取り財務レバレッジを上げるなど、意図的に操作ができる、そういう意味でROEだけを見るのではなく、ROICという指標を見るのも重要と言える。ROICは利益を分子にして、有利子負債と純資産を足したものを分母にしたもの。
目に見えない価値こそが社会に求められ、ビジネスにおいてはそれをどう作り出すかがカギとなる。
投稿元:
レビューを見る
利益は誰への配分?
1 売上
2 売上総利益(▲売上原価→仕入先)
3 営業利益(▲販管費→取引先、社員)
4 経常利益(±営業外損益→銀行等)
5 税引前当期純利益(±特別損益→その他)
6 当期純利益(▲税金→国)
→当期純利益は株主のもの
「ビジネスによって、何を資産とするかが変わる」
動物園ではライオンが固定資産
水族館ではペンギンが固定資産
航空会社では航空機が固定資産
減価償却は、長く使える資産を、使える年数に応じて費用にしていく方法
毎年、資産から少しずつ費用になっていくというだけ
負債が資産を上回ると資産をすべて売却しても返済できなくなり、じきに会社が続けられなくなる
流動負債( 1年以内に返済しなければならない負債) が流動資産(1年以内に現金化できる資産)より大きいと支払いが滞ってしまう可能性が高い
任天堂はつねに数千億の現金を持っている。満を持して販売したゲーム機が売れなかったという時、業績が悪化するリスクがとても高いからだ。トレンドによって業績が左右されてしまうような業界に身を置く企業は万が一商品が顧客に選ばれなかった時の損失備えて現金をたくさん持つ傾向にある
CFは現金が十分手元にあるか、適切に運用されているかを確認するために存在するする
1 営業(+本業でお金をかせぐ)
2 投資(▲かせいだ分投資する)
3 財務(▲負債を返済する)
ROEでもROICでも「 単一の万能な指標があるわけではない」指標にどんな見方があるのかを理解し、その上で指標を適切に使い分けることが大事なのだ。
投稿元:
レビューを見る
一つの図式で、BSとPLとCFという財務三表の繋がりには感銘。分かりやすくお金のストックとフローと、バックグラウンドにある戦略が理解できる。最高に面白い。
投稿元:
レビューを見る
非常にためになった。
巷にあふれる簿記の教科書を読みながら感じていた、簿記に対する「ただのお勉強」的なイメージを払拭してくれる。
・自分は会社にどう貢献しているか?
・会社は社会から何を求められているか?
・社会はどう変化しつつあり、これから先一人ひとりのビジネスパーソンは社会から何を求められるか?
という構成になっている。
簿記等の資格試験に合格するハウツーというより、自分の社会や未来に対するあり方という普遍的なテーマにも問題意識を持った上で、会計の視点から筆者の考えを示唆しようとする姿勢が、なんとも素晴らしい。
投稿元:
レビューを見る
初心者でも分かりやすい本だった。1つのチャートでお金の流れを整理出来てしまう。紙を用意して自分の手を動かしたら理解が深まりやすかった。学んだことをどう生かすか、それが次の課題。
投稿元:
レビューを見る
オープンハウスのロゴデザイン、或いは、画家のピエト・モンドリアンを彷彿させる小洒落たアートが実は決算書であり、そのアートをマップ化して道案内される事業の価値について、案内役もまた秀逸。素晴らしい。会計を学ぶなら、この一冊。企業人なら、この本で社員教育すべきではないか。とにかく分かりやすいし、本質的だ。
何が素晴らしいか。出来上がった決算書を読むのではなく、事業を始める所から物語が始まる。商品を作ろう、いやその前に、お金を集めよう、がスタートだ。解説は「現金」から始まる。現金は商品になり、それが費用と売上へ。差額は利益へと。まるで商売をしながら、結果的に損益計算書と貸借対照表が出来上がっていくという原点を辿る。
途中にテクニカルな解説も挟みながら、しかし、その軸は崩れない。現金が多ければ多い方が良いと思われるが、そのまま持っているだけでは、投資をせず機会を損失しているとも受け取られてしまう。不測の事態、不透明な環境、リスクの高い業界であれば現金を持っていた方が良い。例えばヒット商品の売り上げに左右されやすい任天堂、など事例も。
そうして到着するのが、のれんだ。会社のブランド力や信用が溜まり、株式の時価総額が高まれば自己創設のれんとして他社に対する優位性が高まる。この時価総額を用いたPBR、株価純資産倍率だが、日本企業はPBRが1倍未満の会社が半分以上。これは大半の会社が本来持っている純資産よりも市場から評価されていない事を示すが、よくいう将来性、というものだ。のれん、時価総額、事業の期待、価値を上げるには、無形資産が重要。世界の時価総額ランキングの上位はほとんど無形資産の塊のようなもの。1975年米国S&P 500の市場価値に占める無形資産の割合は17%だったが 2015年で87%まで高まった。
無形資産を高めるためにESGやら企業イメージ、開発投資などがある。将来を意識しているか、それに向けてアクションできているか。会社評価は、技術的に確立、進化してきた技法なのだと改めて感心した。人間における組織的な営為、活動の基本なのだろう。
投稿元:
レビューを見る
会社で経理に関わることになり、簿記の勉強を始めたが、会計の基本が理解できていない為、なかなか頭に入らなかった。
会計の大枠を理解したくて本書を読んだ。
難しい用語をできる限りわかりやすく解説してくれてたので、概念がすんなりと理解できた。
この本は会計の勉強をする為の本ではなく、何の為に会計を学ぶ必要があるかを教えてくれる本だった。自分が会社とどう向き合うか、社会との繋がりを見る為のレンズが会計だということ。
そういう意味では、会計の勉強をすることは、万人に意味があるといえる。
本書を読んで会計の勉強に興味が増した。これから少しずつ勉強を進めて、一人前の経理になれるよう頑張ろうと思った。
投稿元:
レビューを見る
わかりやすく書かれているように見えるが、雰囲気しか書かれていないため自分には合わなかった。各数字の規模感もつかみにくい。会計読むには小さい会社の財務諸表読むのが結局早いと感じる。
本文中に「この本は会計の本ではない」と書かれている。実際その通りで、社会との関わり方を説くところは読んでためになります。
投稿元:
レビューを見る
・これから簿記を学びたい人
・これから会計を学びたい人
・投資のために財務諸表をある程度読めるようになりたい人
そんな人たちの入門書として最適
上記に該当しなくても、会計をなんとなく知りたくて、と言った感じでさらっと読むのでもおすすめな本でした
本書後半で出てくる、のれん、PBR、ROE、PERといった言葉のイメージがだいぶ湧くようになった
投稿元:
レビューを見る
いろいろ会計の本を読んで勉強した気になっていた。が、この本をまずは読み、別の本に進めば理解度は全然違っただろう。ストーリーとして学べるところがわかりやすかった。
投稿元:
レビューを見る
「単語」がわかる。「関係」がわかる。「自分の仕事」が「社会の流れ」といっきにつながる。100以上の究極図解でストン、とわかる。(e-honより)
投稿元:
レビューを見る
とてもわかりやすい。
ただ会計の知識をつけるだけでなく、会計を知ることで会社の特徴がわかったり、将来の成長度がわかるという話が面白かった。
投稿元:
レビューを見る
これから投資をしようと考えてる方にはおすすめの入門書。
資産、負債などを見るB/Lの見方が図解されているのでわかりやすいし、取っ付きやすい。