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書店で見かけて、題名ときれいな表紙で衝動買い。
魔法使いの男の子が、無機質な女の子に恋をして必死に魔法をかけるお話だったが、あらすじには魔法のひとこともなかったため、少々面くらった。
話は予想通りすぎて、なんのひねりもないため私は泣けなかった。
それに、ヒロインの更紗がちょっと……。
ヒロインの設定でこの作品は大きく損をしていると思う。
女の子が深夜に出歩いて一人で海岸で寝ているとか、不法侵入を繰り返して、それをヒーローにも勧めるとか、ちょっと更紗の常識のなさが鼻についた。正直、彼女の育ちが悪いと思ってしまった。
二人で星を見る場面を描きたいなら、不法侵入しなくても入れる別の場所でもいいんじゃないか。
作者さんは若い男性かな?
あとがきによると、この作品は実写を意識して書かれた自信作のようだけど、この設定では実写になったとしても世間的には受け入れられがたいと思うよ。
作者さんは、女性がひとりで夜にそういう行動をすることの危険性を何も感じていないようだ。
描きたかったのは、おそらく、無表情で笑わない女の子を男の子が魔法で助けて、よかったね、となるだけのお話なのだろう。設定はどうでもいいわけで。
更紗の無機質さ、エヴァの綾波レイを何度も連想させられた。
あと、波平とか益男とか、サザエの設定を借りる必要がどこにあるのかわからなかった。コメディでもないのに、急にそんな名前を使われても、おもしろいとは思えず、はぁ? となるだけ。
著作権的にはそれは大丈夫なの?
あちこちひっかかりすぎて感動もなく。
残念ながら、私には合わない作品だった。
若い人向けだと思う。
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人気者で知人の多い主人公が全く笑わない少女に出会い、興味本位で笑わせてみたいと近づく。
近づくにつれ無表情は変わらないものの、本心や感情、笑いたくても笑えない気持ちを少しずつ理解すると共に、素直な少女と対極的に無理に輪を広げ、陽気に振舞っている「嘘」の自分に気づき、自分に正直に生きるようになる。
何が大切か、どう生きるかを考えさせられた小説だった。
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とある事情により、本心を隠して周囲の人気者を演じていた大学生の夏希。
その彼に容赦ない言葉を投げたのは、常に無表情で笑顔を見せない少女、更紗だった。
夏希は更紗に興味を持ち、なんとか笑わせようとする中、次第に彼女に惹かれていく。
だが、彼女が“笑えない”ことには理由があった――
「私、笑ったら死ぬの」
明かされる残酷な真実の前に、夏希が出した答えとは?
想像を超える結末は、読む人すべての胸を熱くする。
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笑ったことのない更紗を笑わそうと、ひたむきに努力することってすごいことだと思う。
努力は実るんだなぁっと思った。
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タイトルに、ナツキの願いが込められてると思うと辛かった。SFチックで、最初少し抵抗あるかな?と思ったけど、それ以上に青春ラブストーリー要素が多くて抵抗なく読めた。猫もよかった。
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「ん」
だな。特に最後。
滅多に心を揺るがさないが、これ感動
背表紙解説も主人公の特徴的な属性を外して記載していて、書店で手に取った読者の食わず嫌いを回避している気がする。
「純愛」過去に置いてきたけど、少し振り返らさせて頂きました。
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表紙が綺麗なように中身まで綺麗な作品でした!
始まりの設定も凄かったけど、終わりの期待の裏切り方がよかった!
悪い裏切りじゃなくていい裏切りです(笑)
騙されたと思って読むべきです!
恋愛というか青春というか……です(笑)
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2023/11/17
p274
誰かを笑顔にするのが魔法使いの仕事だ。
移動時間が長かったのもあり、一気に読んだ。不穏なタイトルやけど、読み終わったらなるほどなも腑に落ちる。猫が都合良すぎる感じがした。(更紗が思っていることを録音して、夏希に聞かせるなど)初美は珍しい名字。少し器用なだけで友達にいつも囲まれている、自分に正直ではないと夏希は自分を卑下しているけど十分すごいと思う。初っ端の出会いのときに更紗がむにゃって言うシーンがあるけどなんかしっくりこない。普通の世界の小説(ファンタジーではない)や思ってたから夏希が魔法使いの子孫と言うのもびっくりしたけど、後半で判る笑ったら死ぬって言う設定はほんまにびっくりした。そんなん聞いたことない。夏希を好きな後輩の女の子が聞いていなかった授業の内容がそんな伏線やったとはおもわんかった。男が女に猛アタックする話。割と物語のピークのときに、台風で通行止めしてるシーンがあったけどちょっと違うんよな〜って気になってしまった。
やっぱ一気読みすると感想色々でてくる。いつでも感想書きたいけど難しい。
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「おもしれー女」から始まって、ファンタジーを経由して、ハッピーエンドに着地。
性格が歪んでる私には刺さらず。好きな人は好きそう。