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面白かったのに、読みかけのまま返却した一冊。
短編集なので、一気に読まなくていいからついつい途中中断してしまうのだ。
ご存知、勝田文氏のマンガから入ったので、読む前からキャラクターに愛着を持っていたので、先に小説を手にしていたら面白さが理解できたかは定かではない…
でも、翻訳本ですがテンポが良いし、言い回しもこういうの好きです。知識不足で面白さが分からないことも多々あるのですが、真似したいフレーズも多々。
マンガは原作に忠実なようでやはり多少は改変されているようですね。
でも、たぶんイメージはそのまま。(まんがをさきによんでいるからかもしれないけども…)
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知らなかったよ こんなウィットな世界
ちりとりチャンが水戸黄門みたいって言ったけど、
町田康さんに「逆水戸」ってのがあるね
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ボンクラ坊ちゃん利巧な執事ものって結構ありますが、これは読みやすくキャラも素敵なミステリ。シリーズ通して面白いです
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ジーヴスとバーティーのかけあいが最高!
バーティーの語りがなんともいえない…おもしろい…
「あーおかしい!」というかんじのユーモアたっぷり貴族生活。
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文学的素養や英国社会に関する知識などがあればもっと楽しめるんだろうな、と思うとちょっと悔しい気持ちになる。
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のんびりした若旦那のバーティーと、比類なき機転で彼をサポートする執事ジーヴス。忠誠心とか愛情とかとはまた違うプロフェッショナルでビジネスライクな絆で結ばれた彼らのもとに、旧友ビンゴなどがしょっちゅうトラブルを持ち込んでは繰り広げられる英国風ユーモア盛りだくさんの物語。上流社会でお気楽に暮らす若旦那なりの苦労、使用人としての立場をわきまえつつ自己の主張はなんだかんだで貫き通すジーヴスの時に冷淡なほどの現実把握能力、言葉のやり取りも次々起こる事件の展開もナンセンスなほど面白くて、肩の力を抜いて楽しめる。こんなにも慇懃無礼に、かつノーブルな香りを漂わせた“ナンセンス”が成立するのは大英帝国ならでは、なのではないだろうか。若旦那の独白である地の文も、ジーヴスの丁重丁寧な言葉遣いも、きっちりした訳文によって魅力たっぷりに楽しめる。
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一言で言うと、英国版ドラえもん。
服のセンスには一家言ある(つもり)のお気楽ぼんぼんご主人さま・バーディーと、冷静沈着頭脳明晰奇妙奇天烈摩訶不思議出前迅速落書き無用なブラック執事・ジーヴスとのやりとりがとにかく楽しいです。
手元にずっと置いておきたい本。
すんごい高いけどね。
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この本はお馬鹿な主人公 バーティーとその執事ジーブスがおりなすドタバタ劇である。主人公バーティーは日本の落語や漫才にみられる基準では決してバカではない。
なぜなら自己分析や状況や物事の理屈を把握する力を持っているからである。一方、決して高邁ではなく快楽主義的ではあるが馬鹿ではない。
ところがジーブスとのやり取りをよむと全くのお馬鹿にみえてくる。なぜならジーブスのほうが何倍も真実を見抜く目をもっているからだ。
ときにはバーティもジーブスに歯向かったりするが、結局のところジーブスの掌でおどっているにすぎないことにわかる。
日の名残にしろ執事物はどうしてこんなに面白いのだろう。
シリーズだがこれだけ読んでもいいですよ。
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ギャグたっぷりで、ずっと楽しいまま読み終わった。
どんなトラブルも天才的に解決してしまう天才執事ジーヴスは絶対に間違ったことをしない。
雇い主のバーディーが友人から相談を受ける時も「お前にしてもらいたいのはこの話を全部ジーヴスにして、奴がどうすればいいのか聞いてくることだ」と言われるほど。
けど、どんな要望もこなせる天才執事でも、主人の奇抜なファッションだけは許せない。
バーディーが紫のスパッツなぞはこうもんならジーヴスの態度はどことなーく冷たくなり、バーディーがどんなトラブルに巻き込まれても知らん顔。そしてバーディーはスパッツを手放さざるをえなくなる。
このやりとりもまた可愛い。
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バーティーがいるからジーヴスがあり、
ジーヴスがいるからバーティーがある。
人の良すぎる洋服のセンスのない主を助けてくれる
ちょっと毒持ちの素敵な執事。
この2人のやりとりが楽しかった。
もう少し時代性を知ってたら、もっと楽しく読めるんだろうなあ。
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頼りない若旦那バーティーと、頼れる執事ジーヴスのドタバタ喜劇。
黒い…黒すぎてカッコいいジーヴス。
バーティーと服装の事で毎回冷戦状態になるところや、あっと驚く機転で主人のピンチを救うところ、ウィットに富んだ会話の応酬など、お気に入りの箇所を上げていくときりがない。
イギリスのブラック・ユーモアが随所に溢れていて、向こうの知識人が大好きな作品だというのも納得。
連作短編になっており、単発でも楽しめるが通しで読むと一つのストーリーになっている。
これを読む前に「英国メイドの世界」を読んでて良かった!英国階級社会、メイド・執事に対する基礎知識があって読むとより楽しめる。
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主人公バーティーやその友人ビンゴが、賭け事だの想い人への告白だのでおマヌケな行動を繰り返し、執事ジーヴスが事を収める…というパターンの短編連作。
いい意味で予定調和な作品だと思う。
パターン化された話であるがゆえに、安心してハラハラ出来ると言うか、水戸黄門を見ている時の感覚に近い。
正直、バーティーの流され体質とビンゴの調子の良さにイラッとすることが多く、オチまで読むと胸がすいた。
この話の面白さは、二人の滑稽さとジーヴスの有能さのギャップにあると個人的に思う。
ジーヴスはやたらと広い交友関係を駆使して情報を仕入れるし、密かな根回し、買収もお手の物。
全部バーティーのためかと思いきや、ちゃっかり主人よりいい思いをしたりする。
そして執事らしく、主張しすぎない。(服装に関してだけは断固とした態度で、笑ってしまったw)
なかなか魅力的なキャラクターだ。
私でさえそう思ったのだから、執事モノが好きな人はツボだろうなあ。
バーティーもバーティーで軽妙な一人称語りをしてくれるし、古き良き英国の雰囲気が出ていた。
短編を集めた本だが、とあるエピソードが後になって別の話に影響したりして、ちゃんと一冊で一作品になっているのが良かった。
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私にもジーヴスが欲しい。
でも最後の大団円はひどいよジーヴス。バーティーが可哀相、と爆笑しました。
この時代背景とかイギリスの階級のこととか当時の詩や文学やオペラやレビューや風俗を知ってたら、もっと面白いんだろうなぁ。
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この本読みながらどんな表情してたかなあ。
にこにこ?
いいや、ニヤニヤ?
自他ともに認める無意味な人生を送る(ということは、正しい人生を送る)バーティーと彼をたすける完璧でしたたかな執事ジーヴスのおもろい暮らし。
なんか、ミステリって聞いてたんだどなあ、ぜんぜんちゃいましたね。
(2005年06月29日読了)
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初めてのジーブスもの。いくつかのサイトで喝采されているので中町図書館にて借りる。ウィットに富む会話とジーブスの機転がとても面白い。
このシリーズの原書を一つ持っているものの英語が難しく読むのは無理だった。