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●2008年5月23日読了
夫との心のすれ違いに悩む主人公のぶ。
でもそんな彼女には優しい舅と姑がいました。
―――てか舅の忠右衛門がすごく好きっっ!!!かわいいよ!
「わし、いやだよ。のぶちゃんじゃなきゃ、いやだよ」とか
「のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよ」とか、なんて子供みたいな口調なんだ!!
なんだかんだ言って、夫いいヤツだし。
心温まる作品でしたww
でも……でもラストがぁぁぁぁ!!! orz
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同心の正一郎の妻・のぶは、夫との心の擦れ違いに悩んでいた。そんなのぶを助けてくれる舅・忠右衛門は大変な食道楽。偏食ののぶに珍しかったり美味しかったりする食べ物で心を和ませてくれるが……食べ物を絡め、ぎこちない夫婦の軌道を描いた物語。
* * *
私を時代小説に引き込んだ一冊。時代小説に興味のない人でも是非読んでみて欲しい。女性受けがとてもいい本だと思います。
正一郎が酷いツンツンで、のぶもこれは堪らないだろう、と思うのですが、矢張りのぶも受け身過ぎたのかなと思いました。後半になってくると正一郎の気持ちもわかって、なんというか甘酸っぱくもどかしい気持ちになります。時代小説というより恋愛小説ですね。
登場する食べ物も美味しそうで、私にしては珍しく、何度も繰り返し読んでしまう本です。
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食べ物がらみのお話に、好き嫌いの多い主人公。
最初はどうかと思ったが、徐々にこの世界にひきこまれていく。
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食い物をサブテーマにしつつ、なんだかすれ違いの続く夫婦を描いた人情作品。
とにかく姑の忠右衛門さんがいい味を出していて、嫁いできたのぶを大事にしてくれるその暖かさにほっとさせられます。
また、つれない旦那(色々訳ありではあるんですが)の正一郎にもやもやされつつも懸命になんとか尽くそうとするのぶがいじらしい。
忠右衛門さんは私の脳内では西田敏行さんに変換されていました(笑)
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時代物
夫婦のすれ違いと舅さんのキャラクターが注目
話の終わりが、ホッとするやら寂しいやら
読み終えてから文庫本の表紙を見るのが良い
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面白い。
歴史物もおいしければまた乙。
小さい頃から食い意地が張っているため、本書もタイトルだけで購入。
最近は軽いばかりの時代物をちらほら見かけるが、存外面白い人もいるのだな、と感心。
宇江佐さんという方、これを読むまで全く知らなかったけれど他の作品も読んでみたいと思った次第です。
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宇江佐真理の時代劇は、やさしいと、読むたびに思う。
主人公が武士であろうと町人であろうと、
彼らの気持ちの機微が暖かく描かれている。
この本は、タイトルに惹かれて買った。
頑だった心の夫婦が、回りの人たちの暖かい心根に支えられながら、
「ふわふわ」とした暖かく柔らかいな目で
お互いを認識し合えるまでを描いている。
人のつながりが心地いい人情話だ。
だから、心がしゃちほこばっている時に読むと、
自分の気持ちがほぐれていくのがわかる気がする。
出てくる食べ物も素敵。
「卵のふわふわ」と「ちょろぎ」が食べたくなった。
お舅さんの忠右衛門とふでの夫婦がいい。
あんなになれるんだったら、結婚もいいものかもね。
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不器用で、ちょっと切なくて、あったかい物語。
宇江佐さんデビューの本だったけれど、読んでよかった。
ご飯が食べたくなるー。
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文句なしに好きな作品。
でも、男性は好きじゃないかもな〜。
美味しそうな料理、それを美味しそうに食べる人の描写が巧い人は時代小説家として一流だと思うのは安易だろうか・・・。
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時代物です。
江戸時代のお役人武士の一家を中心とした現代で言うところのホームドラマです。
各章ごとに「心太」「淡雪豆腐」「卵のふわふわ」などひとつの喰い物が家族の心をつなぐ重要な役割として登場します。
質素なんだけどとっても心温まる喰い物たち、「卵のふわふわ」食べてみたい!!と思わず思ってしました。
時代考証とかに煩い人からは文句がつきそうな内容でしたが、江戸時代風のホームドラマだと思って読めばとっても楽しめる内容だと思います。
時代物あまり得意じゃないけど、こんなのならいっぱい読みたいなぁという一冊でした。
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読みにくいかなぁ?と思っていたけど、、 全然読みにくいことはなく、良かった。
卵のふわふわ、食べてみたい。
内容(「BOOK」データベースより)
のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよ―。夫との心のすれ違いに悩むのぶをいつも扶けてくれるのは、喰い道楽で心優しい舅、忠右衛門だった。はかない「淡雪豆腐」、蓋を開けりゃ、埒もないことの方が多い「黄身返し卵」。忠右衛門の「喰い物覚え帖」は、江戸を彩る食べ物と、温かい人の心を映し出す。
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以前購入したものの、正一郎のDVっぷりがつらくて、断念してました。
図書館でも見かけたので、再チャレンジ。
……もっと早く読めばよかった!
心のあたたかいお舅さんとお姑さんが素敵。
息子がひねくれちゃってますが、だんだんと変化してくるところもよかった。
のぶちゃん、よかったねえ。
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ミクシィのコミュで「食べ物の描写が素敵」というトピックで挙がっていた本。
小説の中の食べ物って、なんか無性においしそうですよね。
落語のおそばを食べるシーンのよう。
食べ物の描写を目的に読み始めたのですが、食べ物の描写もさることながら、登場人物にとても好感をもちました。
のぶの偏食っぷりはいかがなものか、とは思いますが、それを克服していくのもまたいい。
お舅さんの忠右衛門さんが優しくって穏やかで、そのやさしさだけで涙が出てきます。
まだ結婚したこともないのに・・・(笑)
江戸時代だからこそ、というわけではない「のぶ」と「正一郎」のすれ違いに、また泣かせていただきました。
この本を読んでこんなに泣くのは私くらいじゃないだろうか・・・
お姑さんのおそでさんや、幇間の今助、そのほかの登場人物たちの人情が、非常に暖かくてそれだけでも満足。
もちろん、食べ物の描写も秀逸でした。
今ではなんてことない卵料理も、この時代はご馳走だったんですね。
表題の「卵のふわふわ」も「水雑炊」も「淡雪豆腐」もどれも、ぜひお目にかかりたいごはんたちでした。
宇江佐さんの本を読んだのはこれが初めてですが、ぜひ他の本も読んでみたい!!
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江戸時代の食べ物と、夫との仲に悩む嫁・ふでとふでをとりまく人々と、人情劇。
読み終わった後はなんだかほんわかしました。食べ物好きなお舅さんが憎めないキャラです。
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舅・姑が嫁を大好きなところがほろっとくる。
途中、嫁が離婚覚悟で家を出てしまった時、心配して迎えに来たのが姑さん!
口は悪いけど、嫁を可愛いと思っている姑に泣かされた。