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投稿者:tamayo04 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫本にしては高めの値段設定に一瞬戸惑いますが。
想定の美しさと内容の濃さで納得。ファンにとっては保存用として申し分ないです
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「月夜の森の梟」でこの作品を知って図書館から借用
途中で主人公のデタラメさが嫌になって読むのをやめた。
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小池真理子さんの亡き夫との日々を綴った月夜の森の梟を読み、ご主人藤田宜永さんの作品に興味持ちました。自伝的小説とされるこの作品をまず手にとり読みました。福井から16歳で上京し下宿生活。学校は二の次でお酒、タバコ、女遊びとご自身も自覚していたようですが依存症。実母との確執、同郷の年上の女性との恋が描かれていました。おませな高校生がその後フランスに渡り、フランス人女性と結婚を経て、小池真理子さんをパートナーに選び落ち着くまでも知りたいと思いました。
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作者の自伝? 田舎から東京に出て下宿して、ひたすら飲んでナンパして…という自堕落な高校3年生。あるとき出会った由美子という女の子にのめり込み、一緒に暮らすようになるが…
さすがに高3でこれはすごいなあ。60年代くらいの青春だろうか。
作者も由美子も別々の形で気持ちが欠損しているようで、互いの気持ちを埋めあっている間はよかったんだけど、やがてたがいに傷つけ合うようになる。どちらかというと由美子の方がエキセントリックな感じ。
かなりの長編のなか、ほとんどが由美子との世界。これが2年足らずの出来事? と考えると濃密な日々だなあ。
文庫、778ページ。
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小池真理子のエッセイ「月夜の森の梟」で本書のことを知った。藤田宜永自身の放埒な高校時代を半自伝的に綴った小説。主人公と同じくらいの年齢だったならば或いは面白いと思ったかもしれないが、今の自分には単に作者の武勇伝を聞かされているような感じばかりがして興が乗らず。内容の乏しい手記を読まされた気分なり