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はい。どう考えてもふざけてる表紙とタイトル…と思いきや、良書です。ずっと前に大学生協で買ったきり放置してた本。読書目標をクリアするために読んだ。
どう見てもチャラ男。この男が医学生、更にカンボジアに学校や病院を建てるボランティア活動をしてるなんてどうしたら想像できるでしょうか。いや無理。
著者は本人も認めるチャラ男であり、大学に入ったころは見た目に違わず合コン、ナンパといったことに明け暮れていた。
ただ普通の人と少し違うのが、その大学が東京医科大学であること。父がいわゆる"町のお医者さん"であり、尊敬していたため同じ道に入った。
キャンパスライフを謳歌していたが、何か物足りなさを感じ、友人の1人が”カンボジアに学校立てない?”との提案を二つ返事(ノリ)で了承してしまう。
そこからチャリティー活動に力を入れ始め、目標額を貯め寄付し、現地カンボジアに行く事に。そこでガツンと頭を殴られるような衝撃を受け、継続支援するために次々と新たなチャリティーイベントを行なっていく。次の目標を病院建設に定め、(かかるお金が学校とは段違いのため)大規模イベントを計画するが、終わってみると140万の赤字だったり、CDが126枚しか売れなかったりと様々な失敗もするが、代表最後としてのイベントで大成功を収め、病院を建設する。
在日カンボジア大使やカンボジア保健相、軍のトップに会ったりとフォーマルな場もあの”チャラい”格好で飛び込んでいく。その行動力に感服した。しかし文章うまいな…読みやすい。
それにしてもこの本のタイトルと表紙考えた編集者天才だと思う。
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カンボジアに小学校を建てる話。
自分のスタイルで、自分のしたいように、
自分の出来ることを、着実に進めていって、
小学校と診療所を建てた、筆者。
どんな時も諦めず、現地に行った人に生まれる、
その国のことを伝える義務をしっかりと果たした。
学生時代の被災地復興活動や途上国支援活動のことを
思いだすとともに、まだまだ自分も出来ることがあるんだ、と
勇気づけられた。
結果を見たら、今はまだ「カンボジアに小学校と診療所を建てた。」に過ぎないと思われるかもしれない。
でも、そこに至る過程には、多くの人を巻き込み、多くの人にカンボジアのことを伝えて、広げていった。その過程は、結果以上のことがあるんじゃないかと思う。
そこに関係した人が、そこからまた新たな一歩を歩むかもしれないから。
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とても読みやすい本。カンボジアでの学校・病院建設への筆者の熱意がすごく伝わってきた。自分の大学生活はあと1年だが、就活が終わり次第ボランティア活動をしたいと思う。
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最近読んだ本で何回か本著者の事が出てきて、どんな人なのか興味を持ち手に取る。
学生がカンボジアに学校を建てる、病院を建てる。とても素晴らしい事だと思うし、バイタリティ有るなとは思う。が、何だろうこのモヤモヤ感、金持ち医大生だから嫌悪を抱いているのか?イヤ、チャラチャラした感か?何やらあまり好感は抱けない。
いまいち入り込めない状態で読み進むもやはり、最後は良いなと思うし、エピローグで語られた話は本当にそうだねと思う。チャリティー精神の種をまく。とか。
多くの若い人に参加してほしいと思うし、私も地域活動を頑張ろうと思う。
【学】
発展途上国の支援をするとき、ただ資本を持ってきて金だけ出すのではダメ。地域の人との関係を作り、地域の人達と、人達に作ってもらう、働いてもらう事が大事。こう書くと「そうだよな」かもしれないが、実際にやるとなると、時間・労力の問題で難しい事が解る。