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やる気のコントロール、、、
わかったような気がするけど、実践できる気がしない、、、
あっ、真の悲観主義になっている。防衛的悲観主義になれると良いな。
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心理学の知識を使って自分の「やる気」を出そう、といざなう一冊。
「やる気(動機づけ)」を内からわくもの外からくるものにの分類してより続きやすいやる気は何か考えたり、誘惑への対処法、目標設定の仕方、友だちの存在や環境のとらえ方など、マシュマロ実験や井の中の蛙効果、セリグマンの犬の実験(学習性無力感)のような興味深い心理実験の紹介も交えて具体的に指南してくれる。「それはわかってるんだけど…」という声も聞こえてきそうではあるけれど、ちょっとJKの手にとってもらえそうなところに置いておきたい。
学生時代「悲観的に準備して楽観的に行動」というモットーをもつ知り合いがいたが、これは「防衛的悲観主義者」という、ネガティブに見えて実は成長していく上では悪くはないタイプなのだとわかった。
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YA向け。マシュマロ・テストが偏った集団に対してのテストだったので一般化して考えるのには難があるというのは知らなかった。「頭の良さではなく我慢強さが成績に関係する」「無気力な赤ちゃんはいない」という言葉は印象に残った。
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ポジティブ思考の人はリラックスすれば良い結果が出るし、ネガティブ思考の人は正々堂々とネガティブに考えれば良い結果が出るなど、色々やる気や心がけに関してためになる事が書かれていて良かったです。
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著者の研究テーマに関連する動機づけの基本的な心理学理論を高校生(中学生?)にも分かるように書いている。具体的な「やる気」の高め方(起こし方)も紹介されているので,試しにやってみたり,自分でもやっていたことを発見できる。心理学の入門段階にいる大学生も,難しい言葉を記憶して理解した気になるより本書のような表現を通して理解を深めた方がよいだろう。内発的動機づけと外発的動機づけ,自己決定理論,目標設定,井の中の蛙効果,防衛的悲観主義,学修性無力感。
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やる気のメカニズム
・内発的動機付け
面白く楽しいから
新しいことを知りたいから
・外発的動機付け
自分の能力を高めたいから
知識を得ることで幸せになりたい
夢や目標のために必要だから
良い学校に入りたいから
勉強できないと恥ずかしいから
良い成績を取りたいから
先生や親に叱られるから
先生や親に褒められるから
スタンフォード大学
マシュマロの誘惑
…我慢出来た子が成功しやすい
ただし、スタンフォード大学の併設の保育所に通う子供たちでは。あらゆるサンプルで調査すると、違う結果になる。
7つの最上位目標
1経済的成功
2社会的承認
3魅力的外見
4親和
5健康
6社会的貢献
7自己成長・受容
挑戦的かつ実現可能なレベルの目標
→どちらかに偏ると成長・達成のいずれかが難しい
→他者との比較ではない目標が望ましい
「井の中の蛙」
格言…狭い世界の蛙は広い世界の蛙を知らない
心理学…レベルが高い集団に属すと有能感が低下し、レベルが低い集団に属すと有能感が高まる現象。
←ただし、意図的にレベルの高い集団に属する場合は効果が違ってくる。切磋琢磨。
同じく、意図的にレベルの低い集団に属すと格言の「井の中の蛙」になりがち。
自分自身を比較対象にすることで、ブレ幅が小さくなる。
有能感=自己肯定感とやる気は比例する。
ポジティブもネガティブも個人により、成功と失敗が分かれる。
防衛的悲観主義と悲観主義。
無気力は学習される。
「いつも」「けっして」という言葉は危険。
「たまたま」「時々」といった一時的なものに変えていく
「限定的」「全般的」
〇身近な事柄で学ぶ心理学入門でした。中学生・高校生に程よい量と内容に感じる。進路に悩んでいる子にもすすめたいかな。
解決には至らない(これは当たり前)が、解決への糸口やヒントになりそう。自分はどのような思考のメカニズムを持っているのか。
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実は知らない事が書かれているわけではない。感情(やる気)の制御の仕方を学問的(心理学ですね)な裏付けとともに体系立てて説明するもの。
なかで新鮮だったのが、ポジティブシンキングが等しく有効ではないということ。悲観主義だからこそ成功するパターンも紹介されている。当たり前だけど人によるわけだ。
こうなると何が正解かは言えず、そも正解なんか存在するのかまできちゃうけど、「行動と結果の随伴性が高ければ動機付けにつながりやすい」という古典的な「目の前のニンジン」が残るだけ。ニンジンが何かも人それぞれだもんなぁ。まだまだ分からないことのほうが多いんだね。
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新しい実験の知見も入っているので、動機の心理学としても読みやすく、これで興味を持てば、参考文献から卒業研究を行うことができるであろう。
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子供向けの本ということもあり、とてもわかりやすかった。時間つぶしにと娘と2人で出かけた図書館でたまたま手にした本だったが、まさか自発的にメモを取りながら読書をすることになるとは…。
内からのやる気•外からのやる気
最上位目標と下位目標の設定
有能感・関係性・自立性の欲求
他にも多々あったと思うが、明日からの生活や仕事に活かそう。
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心理学の側面からやる気について分かりやすく書かれているが、どうしても自己啓発的な文体で引いてしまう。こういうテーマは、自己啓発的な物にアレルギーがある人に向けてどのように書くか難しいと思った。
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中学生向けなので基礎的な内容。一般的に誤解されていることが多いマシュマロテストをちゃんととりあげているのがいい。防衛的悲観主義も興味深い。
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[読書]6 勉強する気はなぜ起こらないのか 外山美樹(2021)
第一章 やる気は内からわくのか、外からくるのか
第二章 なぜ誘惑に負けてしまうのか
第三章 目標設定で差をつけよう
第四章 やる気を左右する周囲の存在
第五章 ネガティブでも大丈夫?
第六章 やる気がなくなったとき
国木田酒任とmaimaiとのちくまプリマー読書会の課題図書。
「やる気」のメカニズムが簡潔に書かれている一冊。
自分の勉強が続かないことに落胆している方、子どもたちの勉強に対する意欲を引き出す声かけにヒントが欲しい方におすすめでございにゃす。
「あ〜これ他の本でも読んだことある」ってこともいくつかあるけど、これが一番簡潔にまとめられているなぁ〜って思いにゃした。
久々の星5!
「やる気の分類」やる気を出す理由が、先生や親に叱られるから・褒められるからっていうのは典型的な外からのやる気であって、自律性(自己決定性)は一番低くて、自己実現のためのやる気は自律性が一番高い。
今、目の前の子どものどのやる気に火をつけよとすうるかによって、こちらの声かけや方策も変わってくる。
学年によって、その子によって今適切であろうやる気は変わってくるってことがわかりにゃした〜
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【感想】
「やる気」のメカニズムについて,分かりやすく書かれた一冊。
他の本で扱った内容が多く,新たな学びは少なかったが,
心理学で有名な「マシュマロテスト」の理解を深めることができた。
「マシュマロテスト」とは,幼少期の子供に,目の前のマシュマロを10分間我慢させ,できた子どもには,マシュマロをもう1つあげる実験である。
何人にかの子どもは,我慢することができ,大人になった時に,
我慢できなかった子と比較して,知能や年収などが高かったというものである。
実は,実験対象となった子どもは,もとから頭の良いコミュニティ属していて,
一般の子どもには当てはまらないというのが2018年に判明したのである。
(おどろき…)
それでも,この「我慢する」という行動こそが,「やる気」をコントロールするうえで間違いないのは事実である。
そのための方法として,「内発的動機づけ」「外発的動機付け」「目標設定」が重要になってくる。
「内発的動機づけ」とは,自分の意志で,物事に取り組みたいと思うことである。
ただひたすらに,「楽しいから」「面白いから」といった理由のため,「我慢する」という感覚がそもそもない。
ゲームすることだったり,運動をすることだったり,人によりけりである。
「外発的動機づけ」とは,周りの報酬によって,物事に取り組みたい思うことである。
やらないと怒られるから,褒められるから,お菓子を買ってもらえるから…。
そんな理由では,長続きしないのは明白である。
ここで,著書は,「外発的動機づけ」にも,ランクがあると述べている。
それは,自己実現や目標のためか,プライドや外からの報酬かである。
前者は長続きしやすい動機づけとなるため,次の「目標設定」をしっかり行うことで,手が進まない作業を進めることができる。
最後に「目標設定」である。
これは,最上位の目標設定を掲げた後,それらを分解し,適切な目標を常に持つことである。
例えば,「有名になりたい」のであれば,「YouTubeを発信する」→「1週間に1回配信する」→「ネタ作りを毎日行う」→「一日の終わりにメモをする」など,自分が取り組みやすいレベルまで分解して,最上位目標に着実に近づくのである。
これがうまくできると,どのくらい自分は進んでいるのかがわかり,「やる気」につながるのである。
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「防衛的悲観主義者」というキーワードが出てくるのだが、これは私が先日読んだ「薄っぺらいのに自信満々な人(榎本博明 日経新聞出版)」の一部内容を想起させる内容があった。やはり、勉強がうまく行く人と成功する人の考え方というのは似ているのか。
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自宅でのテレワークでさまざまな誘惑に負けて仕事へのモチベーションがあがらないときの対処を学べるかも、と期待した一冊。いや、やる気がコントロールできればこんなに素晴らしいことはないのですが…。
以下、自身の整理も兼ねて。
・いわゆる内発的動機と外発的動機の2つ
・内発~が望ましいが外発~も一概に悪いとはいえない
・外発~にもいくつか種類があり好ましいものもある
・誘惑に負けず「やる気」を高める方法解説
⇒ここはちょっと月並みな内容だったかな…
・目標レベルはほどほどがよい(挑戦的&実現可能レベル)
・遂行目標と熟達目標
・鶏口となるも牛後となるなかれ⇒から来る有能感
⇔井の中の蛙効果
⇒幅広い対象と比較
⇒そもそも比周囲と比較しない、過去の自分と比較
・心の三大栄養素:①有能感の欲求②関係性の欲求③自律性の欲求
・ネガティブ思考も悪くない=防衛的悲観主義者
・物事は考え方次第←これが一番難しいのです…
「やる気」をコントロールする部分の解決策についてはあまり目新しいものはなく、平板な印象でしたが、「やる気」や心の解明については新しい知見を得ることができた一冊でした。