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心が動かされた。
病気をもつことで、将来の夢や目標を持ちにくいこと、持ったとしても断たれやすいことなども小学校3年生の言葉から考えさせられた。人との関わりを豊かにもつことができているからこそ、ここまで自分のことや家族、同じく入院してきた子たちのことを考えられるのだろう。
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どれほど泣いたのだろう。
どれほど絶望したのだろう。
大人の私が想像しても想像しつくせない世界にいるんだろうな。
でも、前を向く彼女がまぶしい。
この本を自殺にあこがれる子ども達に手に取ってもらいたい
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辛い検査を受けてももっと辛い検査をしている子のことを思って泣けないという著者。それを、読んでる側の大人が泣いちゃいかんと思いつつやはり涙が出てしまいます。
著者が小学三年生であることにまず単純に驚きます。どれほど辛くて悲しくていろんなものを諦めてきていても、自分のために様々なことを我慢したり一生懸命してくれたりする家族を思い、時に口から出そうになる恨みや願いを飲み込んでいるというその精神がとんでもなく成熟していることに。
それまでになるほど海音さんは孤独の中で何度も何度も自分の有り様について考えてきたのだろうとお察しします。ほんの九歳の子がこれ程のことを考える苦しみを思うと、…もう言葉もなくなります。
お母さんお父さんはこの文章を読んだときどう思われたのだろう…その心情を思っても涙が出てしまいます。
伝えなければ、と強く思ったきっかけとなったテーブルの裏のメッセージの力に読み手も震えます。
たったニ平方メートルの世界の中の、その中にあるものの大きさや重さを思います。
よくぞ書いた、よくぞ絵本にして世の中に出してくれましたね。
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この話は札幌に住む小学3年生が書いた作文に、はたこうしろうさんの絵が加わった話。海音ちゃんは生まれた時から脳神経の病気で、3歳の頃から入退院を繰り返している…
病気は、予防することはできるけれど、
絶対にかからない人なんていない。
その人は悪くなくても、その人の体を乗っ取って
その人の人生を操ってしまう。
海音ちゃんのように苦しんでいる子たちが、
少しでも状態が良くなってほしいです。
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良い本です。病床六尺を思い出しますが、升先生は、鬼気迫っていて感動しますが、こちらは、打って変わって、優しく、思いやりにあふれています。小学校三年生の時に書かれた作文が基になっているとありましたが、その後数年経て推敲されたととらえても、非常に客観的に自分を見つめて、落ち着いて表現されていると感じました。心の中を表現しながら、それでも決意と思いやりを感じる一冊でした。
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ずっと読みたくて探していた本
NHKの朗読サイトで見つけた
はたこうしろうの挿画も素敵だろうけど
まずは音声で入ることにした
辛いことを知っている、ということは強いのだろうか
自分はまだ怖さを感じる
強くなれるだろうか
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脳神経の病気治療のため、3歳のころから入退院を繰り返している著者が、小学三年生のときに書いた作文がもとになった絵本。『大変』と簡単に言えない闘病を続けている著者に、一日でも早く、最後のページのように元気になってほしい、と思った。
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図書館本。読売こども新聞イチオシ100冊から。入退院を繰り返している少女が、病院のベッドから発信している。
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子どもはきっといろいろ感じてると思う。
この絵本はお母さんお父さんにも読んでもらいたいなぁ。
入院したことがある人はきっと感じたことがある孤独。子供だけじゃなく、大人もおじいちゃんおばあちゃんも。そんな時この絵本を少し思い出してもらえるとちょっとでも1人じゃないことに勇気づけられると思う。
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小学3年生のある女の子が書いた作文が元になっている絵本です。とても冷静に自分や周囲の人のことを描いていることに驚きます。冷静で、そして、周囲の人たちを想っていることがわかります。
私が小学3年生だった頃、こんなふうに生きられていただろうか。自分だから気づいたこと、感じたことを見つめて整理して、何を伝え、何を言わずにのみこむか、ここまで誰かを想いながら考えられていただろうか。と思いました。
大人になった今でも、なかなか難しい。
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先天性の脳疾患のため、入退院を繰り返す前田海音ちゃん、小学3年生が主人公の絵本…。入院すると、たて約2メートル、はばは約1メートルのベッドの上が海音ちゃんの生活のすべてになる…。家族に負担をかけているのもわかっているけれど、どうして自分だけが病気で孤独に耐えなければならないのか…。でもそれを口にしても仕方がないから…ただひたすら我慢…そんな中、ふとしたことがきっかけで海音ちゃんの気持ちに変化が生じる…。
病気に苦しんでいるのは自分一人きりではない…今の自分だから、自分以外の病気で苦しんでいる子供達も、生きていることの素晴らしさには気づきにくいことを知っている…だから病気のことを自分の胸の内に収めておくより、誰かに伝えよう…そう奮起してこの絵本が生まれました。海音ちゃんのこの作品から勇気や元気をもらった子供達も多いと思います。また、病気に縁のない子供達にも二平方メートルの世界を知ってほしいとも感じました。
この絵本を読むにあたってネットで検索したら、海音ちゃんの夢は院内学級の先生になることなんですって!海音ちゃん、頑張って!!海音ちゃんの夢が叶いますように…。
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「第11回子どもノンフィクション文学賞」(福岡県北九州市主催)の大賞受賞をした札幌の小学3年生作文を元にした絵本。
病室のベット周辺が自分の世界。
家族への負担を気にしたり、小学3年生だけど、色々なことが理解できている。
病気であることへの不安など、病室の孤独、小学生ながら色々と我慢して、周りの人に言わないようにしている。
そんな未音ちゃんがベットで発見したものは。
こんな状況や気持ちを整理して書かれていて、元となった作文も、本当によくかけた作文なんだろうなと。
だからこそ、幼ないながらも、必死に生きる作者の切ない気持ちが伝わる。
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私は、自分の病気と向き合えなかった。同じように色々責めたりした、この本はそこから一歩前に向いている所がしっかり描けていて、驚きました。
最後の方でゆっくりと涙が出ました。
どうすることもできない、病気と病室の世界で日々過ごす、外の世界との違い、色々な人に読んでもらいたいと思いました。
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病気で入退院を繰り返す実在の小学生の作文をもとに作られた絵本らしい。
孫が生まれてすぐに搬送された小児病院を思い出した。そこには様々な病気を抱えた子ども達と家族がいた。その一人がこの作文を書いた女の子なのだ。幸いにも孫は長期入院にならず元気に成長したが、あのときの小児病院の光景は忘れられない。
ベッドのテーブルの裏の落書きには子ども達の希望と不安がぎっちり詰まっている気がする。
その中でも希望を失わず懸命に前を向いて頑張っている子ども達がいることを元気な子ども達にも知ってほしい。
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ちょっと話題になりましたね。
闘病中の小学生御本人の文章、ということで、揺るぎなき強さがあります。救いがあるわけではなく、むしろ絶望と格闘しているように読めるけれど、絶望と闘うということは、生きることを諦めていないわけで、それが救いだとも言えます。
校正は入っているだろうけれど、しっかりした文章で、物書きを目指されたら良いのではないかと思います。